こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Power BI を使えば組織のデータをリッチなビジュアルに変換して収集および整理することができるため、重要なことだけに集中できます。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にCockroachDB データにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power BI のCockroachDB データからデータセットを構築して公開し、Power BI サービスのCockroachDB データに関するレポートを作成する方法について説明します。
CData Connect Cloud は、ピュアSQL のクラウドインターフェースをCockroachDB に提供し、データを複製せずにPower BI のリアルタイムCockroachDB データと簡単に統合できるようにします。ビジュアライゼーションを作成すると、Power BI はデータを収集するためのSQL クエリを生成します。CData Connect Cloud は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をCockroachDB に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、要求されたCockroachDB データを高速で返します。
Connect Cloud からCockroachDB に接続する
CData Connect Cloud は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「CockroachDB」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、CockroachDB に接続します。
CockroachDB 接続プロパティの取得・設定方法
CockroachDB に接続するには以下を設定します。
- Server:サーバーのホスト名またはIP アドレス。
- Port:CockroachDB サーバーのポート番号。デフォルトのポートは26257 です。
- Database:Cockroach データベースの名前。デフォルトでは、CData 製品はユーザーのデフォルトデータベースに接続します。
- User:認証に使用されるCockroach DB ユーザーアカウント。
- Password:ユーザーの認証で使用されるパスワード。
- Create & Test をクリックします。
- Edit CockroachDB Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの追加
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
コネクションが構成されたら、Power BI からCockroachDB に接続できるようになります。
Power BI からConnect Cloud に接続する
Power BI サービスでリアルタイムCockroachDB データに接続してビジュアライズするには、オンプレミスデータゲートウェイをインストールしてPower BI サービスからゲートウェイにデータソースを追加し、Power BI Desktop からサービスにデータセットを公開します。
オンプレミスデータゲートウェイをインストールする
Microsoft オンプレミスデータゲートウェイは、接続されたデータソースとさまざまなクラウドベースのMicrosoft ツールおよびプラットフォーム間の安全なデータ転送を提供します。ゲートウェイの詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。
Power BI サービスからゲートウェイをダウンロードし、インストールできます。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Download」メニューをクリックし、「Data Gateway」をクリックします。
- インストールの手順に従ってゲートウェイの名前をメモします。
CockroachDB をデータソースとしてPower BI サービスに追加する
データゲートウェイをインストールしたら、Connect Cloud をデータソースとしてPower BI サービスに追加します。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Settings」メニューをクリックして「Manage gateways」をクリックします。
- 「ADD DATA SOURCE」をクリックしてConnect Cloud への接続を構成します。
- Data Source Name をConnectCloudCockroachDB に設定します。
- Data Source Type としてSQL Server を選択します。
- Server を tds.cdata.com,14333 に設定します。
- Database をCockroachDB コネクションの名前に設定します。(例:CockroachDB1)
- Authentication Method をBasic に設定します。
- Username をConnect Cloud のユーザーに設定します。([email protected])
- Password をユーザーのPAT に設定します。
Power BI Desktop からデータセットを公開する
ゲートウェイをインストールし、Connect Cloud をデータソースとしてPower BI サービスに追加すると、Power BI Desktop からサービスにデータセットを公開できます。
- Power BI を開いて「Get Data」-->「More」とクリックし、SQL Server データベースを選択して「Connect」をクリックします。
- 接続プロパティを設定し、「OK」をクリックします。
- Server をtds.cdata.com,14333 に設定します。
- Database をCockroachDB コネクションの名前に設定します。(例:CockroachDB1)
- Data Connectivity mode をDirectQuery* に設定します。
* DirectQuery は、CockroachDB データのリアルタイムクエリ処理とリアルタイムのビジュアライゼーションを可能にします。
- 「authentication」ウィザードで「Database」を選択してUser name とPassword のプロパティを設定し、「Connect」をクリックします。
- 「Navigator」ダイアログでテーブルを選択し、ビジュアライズします。
「Query Editor」では、CockroachDB カラムをフィルタリング、並べ替え、要約することでデータセットをカスタマイズできます。「Edit」をクリックしてクエリエディタを開きます。行をフィルタするには、行を右クリックします。カラムヘッダーを右クリックして、次のオプションを実行します。
- カラムのデータタイプを変更
- カラムの削除
- カラムをグループ化
Power BI は、Connect Cloud によって報告されたCockroachDB メタデータから、各カラムのデータタイプを検出します。
Power BI は、クエリへの変更を「Applied Steps」セクションに記録し、リモートCockroachDB データに対して実行される、基礎となるデータ取得クエリを調整します。「Close and Apply」をクリックすると、Power BI はデータ取得クエリを実行します。
もしくは、「Load」をクリックしてデータをPower BI にプルします。
- 「Relationships」タブで選択したエンティティ間のリレーションを定義します。
- 「Home」メニューから「Publish」をクリックして「Workspace」を選択します。
Power BI Service からCockroachDB データを使ってレポートとダッシュボードを作成する
Power BI サービスにデータセットを公開したので、公開されたデータに基づいて新しいレポートとダッシュボードを作成できます。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Workspaces」をクリックし、ワークスペースを選択します。
- 「Create」をクリックし、「Report」を選択します。
- レポート用に公開されたデータセットを選択します。
- フィールドとビジュアライゼーションを選択してレポートを追加します。
クラウドアプリケーションからCockroachDB データへのSQL アクセス
Power BI サービスからCockroachDB データへリアルタイムで直接接続ができるようになりました。これで、CockroachDB を複製せずにより多くのデータソースや新しいビジュアライゼーション、レポートを作成することができます。
クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムデータアクセスを取得するには、CData Connect Cloud をお試しください。