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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Blazor は、.NET を使って対話型のクライアント側Web UI を構築するためのフレームワークです。JavaScript の代わりにC# を使って、UI を作れるところが魅力です。また、既存の.NET ライブラリや.NET エコシステムを使うことができる利点があります。
CData ADO.NET Provider for MariaDB は、LINQ やEntity Framework などの標準のADO.NET インターフェースを使ってMariaDB を操作可能にします。Blazor が.NET Core 対応をしているため、Server Side Blazor からADO.NET Provider を使うことができます。この記事では、Server Side Blazor からMariaDB に接続して直接SQL クエリを実行する方法を説明します。
CData ADO.NET Provider は、通常であればRDB に接続するフレームワークである ADO.NET DataAdapter やLinqToSQL(もしくはDapper などのORM を挟んでもいいです)であり、MariaDB のデータへもRDB と同感覚でアクセスが可能になります。
CData のWebsite からProvider をダウンロードして、マシンにインストールします。NuGet からインストールすることも可能です。MariaDB ADO.NET Data Provider で検索してください。
サンプルプロジェクトの「Page」→「Index.razor」を開きます。
以下のコードを書きます。使っているクエリはおなじみの標準SQL です。MariaDB 固有のAPI を書かなくてもRDB と同感覚でSQL が書けるところがADO.NET Prover for MariaDB の強味です。
@page "/"
@using System.Data;
@using System.Data.CData.MariaDB;
Hello, world!
Welcome to your Data app.
}
@foreach (DataColumn item in results.Rows[0].Table.Columns)
{
@foreach (DataRow row in results.Rows)
{
@item.ColumnName
}
@foreach (var column in row.ItemArray)
{
}
@column.ToString()
}
接続には、MariaDB サーバーのServer およびPort プロパティを設定します。IntegratedSecurity をFALSE に設定する場合、User およびPassword プロパティが必要になります。Database は設定すればデータベースの指定が可能です。設定しない場合には全データベースが使えます。
プロジェクトをリビルドして実行します。このようにMariaDB からデータを直接取得し、HTML テーブル形式にレンダリングしています。
もちろんSaaS データソースへの接続の場合には、RDB 向けのドライバーと違い最終的にはHTTP リクエストが行われるので、サーバーサイド Blazor としてサーバーサイドから実行されるのか、クライアントサイド Blazor として、実行中のブラウザからHTTPリクエストが行われるのかの違いはあります。そのあたりはネットワークやプロキシの設定として注意が必要でしょう。設定はコード内の接続プロパティで可能です。