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生産スケジューラFLEXSCHE へJira Service Management からデータを取り込む

生産スケジューラFLEXSCHE へJira Service Management からデータを取り込む方法

浦邊信太郎
プロダクトスペシャリスト

最終更新日:2022-03-24
jiraservicedesk ロゴ

CData

ado ロゴ画像
FLEXSCHE ロゴ

こんにちは!プロダクトスペシャリストの浦邉です。

FLEXSCHE はあらゆる生産ルールに対応可能な柔軟性と拡張性を備えた生産スケジューラで、さまざまな業界・業種へ導入実績があります。

この記事では、FLEXSCHE と CData ADO.NET Provider を使って、FLEXSCHE へJira Service Management からデータを取り込む方法を紹介します。

CData ADO.NET Provider

まずCData ADO.NET Provider を対象の環境にセットアップします。

  1. 30日の無償評価版のページからダウンロードし、FLEXSCHE と同じマシンでセットアップします。

データソース接続の設定

それでは、ここからFLEXSCHE 上でデータを取り込むための設定を行います。

  1. 「ファイル」メニューから「外部データソース」の「EDIF構成ツールを起動」を選択し、「EDIF構成ツール」を開きます。
  2. メニューの「マッピング」から「テーブルマッピングを追加」を選択し、「テーブルのマッピング設定」ダイアログを開きます。 対象とするFLEXSCHE テーブルを選択します。
  3. ここでマッピングの外部テーブルとしてJira Service Management のデータを参照する設定を行います。「外部テーブル」で「<<新規>>」を選択すると「データソース設定」ダイアログが開きます。
  4. 「種類」を「.NET Frameworkデータ接続(ADO.NET)」にします。「プロバイダー」をインストールしたADO.NETドライバーにします。
  5. 続いて接続の詳細設定を行います。「接続文字列」の横にあるボタンを押下すると「接続文字列」ダイアログが開きます。 この画面で認証やプロキシ、ログ出力などの設定を行います。

    Jira Service Management 接続プロパティの取得・設定方法

    任意のJira Service Management Cloud またはJira Service Management Server インスタンスへの接続を確立できます。接続するにはURL プロパティを設定します。

    • URL(例:https://yoursitename.atlassian.net)

    カスタムフィールドへのアクセス

    デフォルトでは、CData 製品はシステムフィールドのみを表示します。Issues のカスタムフィールドにアクセスするには、IncludeCustomFields を設定します。

    Jira Service Management への認証

    ベーシック認証

    ローカルサーバーアカウントで認証するためには、次の接続プロパティを指定します。

    • AuthSchemeBasic に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • Password:認証ユーザーのパスワードに設定。

    API トークン

    Cloud アカウントに接続するには、APIToken を取得する必要があります。API トークンを生成するには、Atlassian アカウントにログインして「API トークン」 -> 「API トークンの作成」をクリックします。生成されたトークンが表示されます。

    データに接続するには以下を設定します。

    • AuthSchemeAPIToken に設定。
    • User:認証ユーザーのユーザー名に設定。
    • APIToken:作成したAPI トークンに設定。

    ちなみに、Cloud アカウントへの接続でパスワード認証を使うことも可能ですが、非推奨となっています。

    OAuth 2.0

    Jira Service Management のOAuth 2.0 サポート(3LO)を活用して、ログインクレデンシャルなしでデータに接続することもできます。

    この場合、AuthSchemeをすべてのOAuth フローでOAuth に設定する必要があります。また、すべてのシナリオでカスタムOAuth アプリケーションを作成して構成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

  6. 「接続文字列」画面でプロパティを編集したら「テスト接続」を押下して接続を確認してください。 「接続に成功しました。」というメッセージが表示されれば接続設定は完了です。

データソースの対象テーブルの選択

次に接続先のテーブルを選択します。

  1. 「データソース設定」ダイアログの「テーブル名」の右のボタンを押下し「テーブルの検索」画面を開いてください。 検索対象が「Tables」になっていることを確認し「検索」ボタンを押下します。
    Jira Service Management のテーブル一覧が表示されるので、対象のテーブルを選択します。
  2. 「データソース設定」ダイアログの「OK」を押下すると、外部テーブルへの接続情報が「テーブルのマッピング設定」画面の「外部テーブル」に反映されます。
  3. 「OK」を押下し「テーブルのマッピング設定」画面を閉じます。

フィールドマッピングの設定

続いてフィールドマッピングを行います。

  1. マッピングするテーブル情報の設定が完了すると、「EDIF構成ツール」ダイアログにフィールドマッピングを設定するタブが表示されます。
    FLEXSCHE のテーブルとJira Service Management のテーブルのカラムをそれぞれ対応付けます。
  2. 設定が完了しましたらマッピングを保存し、「EDIF構成ツール」を閉じてください。

データのインポートと確認

それでは実際にFLEXSCHE にデータが取り込めるか確認してみましょう。

  1. 「ファイル」メニューの「外部データソース」にある「EDIFインポート」をクリックするとデータのインポートが実行されます。 FLEXSCHE のデータを確認し、Jira Service Management にあるデータが表示されれば成功です。

このようにCData ODBC Driver for JiraServiceDesk とFLEXSCHE を組み合わせることで、簡単にJira Service Management のデータを活用した連携を実現できます。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。

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