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Azure Data Lake Storage に接続したNintex ワークフローの作成

CData Connect Cloud を使用してNintex Workflow Cloud からAzure Data Lake Storage に接続し、Azure Data Lake Storage データをリアルタイムで使用してカスタムワークフローを構築します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-03-07
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Nintex Workflow Cloud ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Nintex Workflow Cloud は、コーディングなしでドラッグアンドドロップを使用して単純 / 複雑なプロセスを自動化するワークフローを設計できる、クラウドベースのプラットフォームです。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジネスアプリケーション用にAzure Data Lake Storage データにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Connect Cloud にAzure Data Lake Storage の仮想データベースを作成し、Nintex でAzure Data Lake Storage データから単純なワークフローを構築する方法を説明します。

CData Connect Cloud は、Azure Data Lake Storage にクラウドベースのインターフェースを提供し、ネイティブにサポートされているデータベースにデータを複製することなくNintex Workflow Cloud でリアルタイムAzure Data Lake Storage データからワークフローを作成できるようにします。Nintex では、SQL クエリを使用してデータに直接アクセスできます。CData Connect Cloud は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をAzure Data Lake Storage に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、要求されたAzure Data Lake Storage データを高速で返します。

Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud からAzure Data Lake Storage に接続する

CData Connect Cloud は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションを追加
  2. Add Connection パネルから「Azure Data Lake Storage」を選択します。 データソースを選択
  3. 必要な認証情報を入力し、Azure Data Lake Storage に接続します。

    Azure Data Lake Storage 接続プロパティの取得・設定方法

    Azure Data Lake Storage Gen 2 への接続

    Gen 2 Data Lake Storage アカウントに接続するには、以下のプロパティを設定します。

    • Account:ストレージアカウントの名前。
    • FileSystem:このアカウントに使用されるファイルシステム名。例えば、Azure Blob コンテナの名前。
    • Directory(オプション):レプリケートされたファイルが保存される場所へのパス。パスが指定されない場合、ファイルはルートディレクトリに保存されます。

    Azure Data Lake Storage Gen 2 への認証

    本製品は、次の4つの認証方法をサポートします:アクセスキーの使用、共有アクセス署名の使用、Azure Active Directory OAuth(AzureAD)、Managed Service Identity(AzureMSI)。

    アクセスキー

    アクセスキーを使用して接続するには、はじめにADLS Gen2 ストレージアカウントで利用可能なアクセスキーを取得する必要があります。

    Azure ポータルで:

    1. ADLS Gen2 ストレージアカウントにアクセスします。
    2. 設定でアクセスキーを選択します。
    3. 利用可能なアクセスキーの1つの値をAccessKey 接続プロパティにコピーします。
    4. 接続の準備ができたら、次のプロパティを設定します。

      • AuthSchemeAccessKey
      • AccessKey:先にAzure ポータルで取得したアクセスキーの値。

    共有アクセス署名(SAS)

    共有アクセス署名を使用して接続するには、はじめにAzure Storage Explorer ツールを使用して署名を生成する必要があります。

    接続の準備ができたら、次のプロパティを設定します。

    • AuthSchemeSAS
    • SharedAccessSignature:先に生成した共有アクセス署名の値。

    AzureAD、AzureMSI での認証方法については、ヘルプドキュメントの「Azure Data Lake Storage Gen 2 への認証」セクションを参照してください。

    コネクションの設定(Salesforce の例)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit Azure Data Lake Storage Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限の更新

パーソナルアクセストークンを追加する

OAuth 認証をサポートしないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、フレームワークから接続する場合、パーソナルアクセストークン(Personal Access Token, PAT)を認証に使用できます。きめ細かくアクセスを管理するために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

    1. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
    2. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 新しいPAT を作成
    3. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

    接続が構成されたら、Nintex Workflow Cloud からAzure Data Lake Storage データに接続できるようになります。

    Nintex からAzure Data Lake Storage に接続する

    以下のステップは、(Connect Cloud を介して)Nintex からAzure Data Lake Storage データへの新しい接続を作成する方法の概要です。

    1. Nintex Workflow Cloud にログインします。
    2. Connections タブで「Add new」をクリックします。
    3. コネクタとして「Microsoft SQL Server」を選択し、「Connect」をクリックします。 Adding a new SQL Server Connection
    4. SQL Server の接続ウィザードで以下のプロパティを設定します。
      • Connection Name:a Connect Cloud
      • Username:Connect Cloud のユーザー名(例:[email protected]
      • Password:Connect Cloud のユーザーのPAT
      • Database Hosttds.cdata.com
      • Database Name:Azure Data Lake Storage 接続(例:ADLS1)
      Configuring the Connection to Connect Cloud
    5. 「Connect」をクリックします。
    6. 接続権限を構成し、「Save permissions」をクリックします。 Configuring permissions and saving the Connection

    単純なAzure Data Lake Storage ワークフローを作成する

    CData Connect Cloud への接続が構成され、Azure Data Lake Storage にアクセスする単純なワークフローを作成する準備ができました。まずは、「Create workflow」ボタンをクリックします。

    開始イベントアクションを構成する

    1. 開始イベントタスクをクリックし、「Form」イベントを選択します。
    2. 「Design form」をクリックします。
    3. 「Text - Long」エレメントをForm にドラッグし、エレメントをクリックして設定します。
      • 「Title」を「Enter SQL query」に設定します。
      • 「Required」をtrue に設定します。
    4. 「Text - Short」エレメントを「Form」にドラッグし、エレメントをクリックして構成します。
      • 「Title」を「Enter desired result column」に設定します。
      • 「Required」をtrue に設定します。
    Designing the Start event Form

    「Execute a Query」アクションを構成する

    1. 「Start event: Form」アクションのあとに「Execute a query」アクションを追加し、クリックしてアクションを構成します。
    2. 「Start event」アクションから「SQL Script」を「Enter SQL Query」変数に設定します。
    3. 「Start event」アクションから「Column to retrieve」を「Enter desired result column」変数に設定します。
    4. 「Retrieved column」を新しい変数に設定します。(例:「values」)
    Configuring the SQL Server query action

    「Send an Email」アクションを構成する

    1. 「Execute a query」アクションののち、「Send an email」アクションを追加し、クリックしてアクションを構成します。
    2. 「Recipient email address」を設定します。
    3. 「Subject」を設定します。
    4. 「Message body」を取得したカラム用に作成された変数に設定します。
    Configuring the email action

    アクションを構成したら、「Save」をクリックしてワークフローに名前を付け、もう一度「Save」をクリックします。これで、SQL を使用してAzure Data Lake Storage をクエリし、結果をメールで送信する単純なワークフローができました。

    クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL データソースにリアルタイムアクセスする方法の詳細は、CData Connect Cloud を参照してください。無償トライアルにサインアップして、ご不明な点があればサポートチームにお問い合わせください。

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