Pentaho Report Designer にSAP Business One のデータに連携して分析

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for SAPBusinessOne はダッシュボードや帳票ツールからリアルタイムSAP Business One のデータへの連携を可能にします。この記事では、SAP Business One をJDBC データソースとして接続する方法と、Pentaho でSAP Business One を元に帳票を作成する方法を説明します。

接続と帳票の作成

1. インストールディレクトリの［lib］サブフォルダ内のJAR ファイルをコピーし、Pentaho のディレクトリ内の\Report-Designer\lib\jdbc\ フォルダに配置します。
2. \Report-Designer\ フォルダのreport-designer.bat ファイルを起動し、Report-Designer UI を開きます。

3. 以下の手順でドライバーを新しいデータソースに設定します。［Data］>［Add Data Source］>［Advanced］>［JDBC (Custom)］とクリックし、新しいSAP Business One 接続を作成します。ダイアログが表示されたら、次のように接続プロパティを設定します。

   • Custom Connection URL property：JDBC URL を入力。初めに以下を入力し jdbc:sapbusinessone: 次にセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。

     SAP Business One に認証するには、User およびPassword プロパティを指定する必要があります。
     データに接続するには、Url を指定します。これは、SAP Business One Service Layer のルートURL です。

     以下は一般的なJDBC URL です：

     jdbc:sapbusinessone:Url=http://localhost:50000/b1s/v1;User=username;Password=password;CompanyDB=dbname;
   • Custom Driver Class Name：cdata.jdbc.sapbusinessone.SAPBusinessOneDriver と入力。
   • User Name：認証するユーザーネーム。
   • Password：認証するパスワード。

レポートに SAP Business One のデータを追加

これで、SAP Business One の帳票を作成する準備が整いました。

1. 帳票にSAP Business One のデータソースを追加します：［Data］>［Add Data Source］>［JDBC］をクリックし、データソースを選択します。

2. クエリを設定します。この記事では次を使います：

   SELECT DocEntry, DocType FROM Orders
3. 帳票にチャートをドラッグし、ダブルクリックしてチャートを編集します。帳票を実行して、チャートを表示します。このクエリ結果を使って、Orders テーブルのシンプルなチャートを作成することができます。
4. 帳票を実行して、チャートを見てみましょう。