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CData Connect

Tableau Cloud でSAP BusinessObjects BI のデータを参照する3つの方法

ODBC Driver、Connect Cloud、Sync を通したTableau Cloud とSAP BusinessObjects BI の連携について、それぞれの特徴を解説します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-09-27

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

弊社に頻繁に寄せられるご相談として、「Tableau Cloud からSAP BusinessObjects BI のデータを参照したい」というシナリオがあります。CData 製品を使えば、いろいろな方法でTableau Cloud からのSAP BusinessObjects BI データ参照を実現できます。API を書く必要はありません。

とはいえ実装方法毎に特徴がありますので、この記事では3種類の実装方法とその特徴をご紹介します。


Tableau Cloud との3つのデータ連携方法

プランA:SAP BusinessObjects BI ODBC Driver

CData Driver でSAP BusinessObjects BI のデータをTableau から利用

こちらは、Tableau Cloud に1台のデスクトップからパブリッシュする方法です。Tableau Desktop からTableau Cloud へのデータ更新は手動でのパブリッシュ、またはTableau Bridge を使って、定期的に自動で最新のSAP BusinessObjects BI のデータをTableau Cloud 側にリフレッシュすることも可能です。

必要なライセンスはSAP BusinessObjects BI ODBC Driver Server License です。他の方法に比べ安価に済む点がメリットです。 デメリットは、Tableau Desktop から手動でSAP BusinessObjects BI のデータのリフレッシュをするか、Tableau Bridge を実行するマシンを常時起動する必要がある点です。また、SAP BusinessObjects BI のデータがAPI リミットを超える場合には全データを取り込むことができません。

プランB:CData Connect Cloud

CData Connect Cloud を使って、Tableau Cloud からSAP BusinessObjects BI に直接連携

こちらは、Tableau Cloud で直接SAP BusinessObjects BI のデータを扱う方法です。サービス間にCData Connect Cloud という弊社のデータハブサービスが入ります。こちらはTableau Cloud から最新のSAP BusinessObjects BI のデータへのリフレッシュが可能です。

必要なライセンスは、CData Connect Cloud Standard Edition です。メリットは、間にデスクトップやサーバーの構築が不要で、価格も安価な点です。また、Tableau Cloud 側から常に最新のSAP BusinessObjects BI のデータが取得できます。 デメリットは、SAP BusinessObjects BI のデータがAPI リミットより多い場合には全データを取り込むことができない点。

プランC:CData Sync

CData Sync でSAP BusinessObjects BI のデータをクラウドDB に保存してTableau Cloud から参照

こちらは、Tableau Cloud がアクセス可能なDB に一度SAP BusinessObjects BI のデータをレプリケーションする方法です。CData Sync を使って、間にクラウドDB(Amazon RDS やAmazon Redshift など)にSAP BusinessObjects BI データを保管して、Tableau Cloud からDB を参照します。

必要なライセンスは、CData Sync Standard Edition です。メリットは、一度でSAP BusinessObjects BI から取得できない(API リミットにひっかかる)ようなデータでも、差分更新でDB にコピーすることでTableau Cloud から扱える点です。 デメリットはDB へのレプリケーション間隔で1時間や15分などの設定になるので、リアルタイムデータではないという点です。また、間にDB とSync をホスティングする必要があります。シナリオとして、SAP BusinessObjects BI 以外にも複数のデータソースをTableau Cloud で分析して使いたい場合には、データウェアハウス(DWH)的に一度DB に生のデータをレプリケートし、DWH 上でマスターデータの整備やビューの作成を行うことができる点も、CData Sync のメリットです。

まとめ

まとめると以下のようになります。

A: CData SAP BusinessObjects BI Driver B: CData Connect Cloud C: CData Sync
方法 Tableau Desktop / Bridge でSAP BusinessObjects BI データを取得し、パブリッシュ クラウドデータハブのCData Connect 経由でTableau Cloud からSAP BusinessObjects BI のデータにアクセス 一度SAP BusinessObjects BI のデータをDB に保存
リアルタイム × データのパブリッシュ間隔次第 × データのパブリッシュ間隔次第
API コーディング 不用 不用 不用
Tableau Cloud からのデータリフレッシュ × ×
外からのデータリフレッシュ Tableau Desktop で手動実行 or Tableau Bridge で定期実行 - CData Sync が一定間隔でDB を更新
ホスティング有無 Tableau Desktop/Bridge のホスティングが必要 不用 CData Sync およびDB のホスティングが必要
費用 お手頃 お手頃 やや高い
差分更新でのAPI リミット回避 不可。個別のSQL フィルタリングが可能。 不可。個別のSQL フィルタリングが可能。 差分更新可。

Tableau Cloud からSAP BusinessObjects BI のデータへのアクセスを実現

このように、さまざまな方法でAPI 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携をしたアプリのデータに、Tableau Cloud からアクセスできます。他にも多くのSaaS に対応するCData 製品の詳細を、以下からご覧ください。

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