Pentaho Report Designer にSalesforce Marketing のデータに連携して分析

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for SFMarketingCloud はダッシュボードや帳票ツールからリアルタイムSalesforce Marketing のデータへの連携を可能にします。この記事では、Salesforce Marketing をJDBC データソースとして接続する方法と、Pentaho でSalesforce Marketing を元に帳票を作成する方法を説明します。

接続と帳票の作成

1. インストールディレクトリの［lib］サブフォルダ内のJAR ファイルをコピーし、Pentaho のディレクトリ内の\Report-Designer\lib\jdbc\ フォルダに配置します。
2. \Report-Designer\ フォルダのreport-designer.bat ファイルを起動し、Report-Designer UI を開きます。

3. 以下の手順でドライバーを新しいデータソースに設定します。［Data］>［Add Data Source］>［Advanced］>［JDBC (Custom)］とクリックし、新しいSalesforce Marketing 接続を作成します。ダイアログが表示されたら、次のように接続プロパティを設定します。

   • Custom Connection URL property：JDBC URL を入力。初めに以下を入力し jdbc:sfmarketingcloud: 次にセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。

     Salesforce Marketing Cloud API への認証

     User およびPassword をログインクレデンシャルに設定するか、sandbox アカウントに接続する場合はsandbox ユーザーのクレデンシャルに設定します。

     Salesforce Marketing Cloud API への接続

     デフォルトでは、CData 製品は本番環境に接続します。Salesforce Marketing Cloud sandbox アカウントを使用するには、UseSandbox をtrue に設定します。

     デフォルトのインスタンスは、Web Services API s7 です。他のインスタンスを使用する場合は、Instance を設定できます。

     以下は一般的なJDBC URL です：

     jdbc:sfmarketingcloud:User=myUser;Password=myPassword;
   • Custom Driver Class Name：cdata.jdbc.sfmarketingcloud.SFMarketingCloudDriver と入力。
   • User Name：認証するユーザーネーム。
   • Password：認証するパスワード。

レポートに Salesforce Marketing のデータを追加

これで、Salesforce Marketing の帳票を作成する準備が整いました。

1. 帳票にSalesforce Marketing のデータソースを追加します：［Data］>［Add Data Source］>［JDBC］をクリックし、データソースを選択します。

2. クエリを設定します。この記事では次を使います：

   SELECT Id, Status FROM Subscriber
3. 帳票にチャートをドラッグし、ダブルクリックしてチャートを編集します。帳票を実行して、チャートを表示します。このクエリ結果を使って、Subscriber テーブルのシンプルなチャートを作成することができます。
4. 帳票を実行して、チャートを見てみましょう。