製品をチェック

Oracle ODBC Driver の30日間無償トライアルをダウンロード

 30日間の無償トライアルへ

製品の詳細

Oracle アイコン Oracle ODBC Driver 相談したい

Oracle ODBC Driver を使って、ODBC 接続をサポートするあらゆるアプリケーション・ツールからOracle データベースに連携。

標準ODBC インターフェースでどこからでもバーチャルにOracle データベースに接続可能に。

国産セルフサービスBI ツールData Knowledge でOracle のデータを分析・可視化する方法

CData ODBC Driver は、Tableau へのOracle 連携をノーコードで手軽に実現します。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2023-09-07
oracledb ロゴ

CData

odbc ロゴ画像
Data Knowledge ロゴ

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

今回は、クロスユーアイエス社の国産セルフサービスBI ツールData Knowledge とCData ODBC ドライバを組み合わせて、Oracle のデータの分析・可視化を行う方法を紹介します。

Data Knowledge とは?

Data Knowledge は株式会社クロスユーアイエスが提供する国産セルフサービスBI ツールです。わかりやすいインターフェースとシンプルな手順でデータの可視化を行うことができ、BI ツールを使用した経験がない人でも簡単に使うことができます。

Data Knowledge紹介画像

連携シナリオ

さて、今回の記事ではData Knowledge からOracle に接続していきますが、このときに必要となるのがCData ODBC ドライバです。

Data Knowledge にはODBC を経由してExcel やAccess、SQL Server などに接続する機能が標準提供されています。この機能とCData が提供しているODBC Drivers ラインナップを組み合わせることで、各種クラウドサービスのAPI やデータベースにシームレスにアクセスすることができるようになります。

Data Knowledge ODBC接続画面

とは言っても、説明だけではイメージできない部分もあると思うので、実際に連携を試してみましょう。今回はData Knowledge とOracle のデータを組み合わせて以下のようなクロス集計の表を作ってみたいと思います。

Oracle のデータのクロス集計表

手順

Oracle ODBC Driver のインストール・セットアップ

まずは、CData Oracle ODBC Driver を対象のマシンにインストール・セットアップします。インストーラーを立ち上げると、以下のような画面になるので、ダイアログに従ってセットアップを完了してください。

ODBC インストーラー画面

セットアップ完了後、接続設定画面が立ち上がりますので、Oracle への接続情報を設定してください。

Oracle への接続には、PATH variable をアップデートして、ネイティブDLL が含まれるフォルダロケーションが含まれていることを確認します。ネイティブDLL は、インストールディレクトリのlib フォルダにあります。完了したら次のプロパティを設定します:

  • Port: Oracle データベースをホストしているサーバーに接続するポート。
  • User: Oracle データベースに接続するユーザーのID。
  • Password: Oracle データベースに接続するユーザーのパスワード。
  • Service Name: Oracle データベースのサービス名。

あとは「接続のテスト」ボタンをクリックし、接続が成功したら、「接続ウィザード」の「OK」ボタンをクリックして保存します。

Data Knowledge へのログイン

続いてData Knowledge へログインし作業を進めていきます。

Data Knowledge ログイン画面

ログイン後以下のような画面に移動するので「メインへ移動する」をクリック。続いて「管理」をクリックして、以下のような管理画面に移動します。ここから接続設定の構成を進めていきます。

Data Knowledge 管理画面

資源サーバーの登録

Data Knowledge では最初に資源サーバーという形で接続先のRDB の情報などを管理します。ここに先程作成したCData ODBC ドライバの接続情報を指定します。

「資源サーバー」タブに移動し、「新規」をクリックします。

資源サーバータブで新規をクリック

資源サーバー登録画面が表示されるので、任意の「資源サーバーID」と「資源サーバー名」を入力します。

続いて接続設定で「個別で指定」のラジオボタンを指定し、サーバータイプを「ODBC」「ドライバ:データソースを使用する」と選択します。

認証はODBC DSN で事前に指定しているため、「指定しない」でOKです。

最後にホスト(アドレス)/データソースに先程構成したODBC DSNのシステムDSNである「CData OracleOCI Sys」を入力して登録します。

資源サーバー登録画面

ホストファイルの登録

続いてData Knowledge で利用するデータモデルをホストファイルという形で登録します。

「ホストファイル」タブに移動し、「新規」をクリックします。

ホストファイルタブ

任意のホストファイルID とホストファイル名を指定し、テーブル構成の「更新」をクリックしましょう。

ホストファイルIDとファイル名を指定

左メニューの資源サーバーに先程追加したOracle のデータモデルが表示されますので、ここでData Knowledge で分析したいテーブルをドラッグアンドドロップで取り込みます。

データモデルから分析したいテーブルを取り込み

以下のように取り込めればOKです。登録ボタンをクリックして保存します。

登録ボタンで保存

また、必要に応じてサンプルも登録しておきましょう。

サンプルの登録

資源ロールの権限へ対象のホストファイルの追加

ホストファイルは追加しただけだとユーザーが利用できませんので、資源ロールに権限を追加します。「資源ロール」タブに移動し、利用する資源ロールを選択します。

資源ロールに権限を追加

ホストファイルの欄から「+追加」ボタンをクリックし

追加ボタンをクリック

先程作成したホストファイルを追加します。

ホストファイルを追加

追加後、「登録」ボタンをクリックすればロールの構成は完了です。

デザインの作成

それでは登録したホストファイルをもとに実際のデータの分析・デザインの作成を行っていきましょう。まず、利用メニューに戻ります。

利用メニューボタン

デザインの管理画面から「新規」をクリックして、新しくデザインを作成していきます。

新しいデザインを作成

デザインの作成では最初に事前に登録したホストファイルを選択します。

ホストファイルを選択

ホストファイルを選択すると、次にどの項目を取り込んでデザインを選択するか?の画面に移るので、任意の項目を選択しましょう。

項目選択画面

デザインの編集画面では集計項目や並び順が調整できます。

デザインの編集画面

加工の画面ではデータの抽出条件を設定できます。

加工画面

出力画面では抽出したデータの結果をどのようなデザインで表現するか、を設定できます。今回はクロス表を表示するような構成にしてみました。

出力画面

以下のようにクロス集計の縦軸・横軸・集計項目を指定しています。

クロス集計の設定

あとは任意の名前を入力して「実行」します。

実行画面

正常に実行が完了すると、結果の表示後集計表が作成されます。

作成された集計表

おわりに

このようにCData ODBC ドライバを利用することで、各種クラウドサービスを Data Knowledge に取り込んでデザインを作成することができます。

CData ではOracle 以外にもODBC Driver を多数提供しています。270種類以上のデータソースをサポートしているので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。