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FTP のデータを帳票ツールbiz-Stream で連携利用する方法

CData JDBC ドライバを使って、帳票ツールのbiz-Stream で FTP をノーコードで連携。

宮本航太
プロダクトスペシャリスト

最終更新日:2022-05-18
ftp ロゴ

CData

jdbc ロゴ画像
biz-Stream ロゴ

こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。

biz-Stream は、多様な表現が可能なWeb 帳票ソリューションです。

この記事では、biz-Stream からCData JDBC ドライバ経由でFTP のデータにリアルタイムで連携接続して帳票から利用する方法を紹介します。CData Drivers を使うことで、RDB のようにbiz-Stream 内でFTP のデータを扱うことができるようになります。

biz-Stream へのFTP JDBC ドライバーの配置

デフォルトの内容でインストールした場合、以下のパスに jar ファイルが配置されますので、その jar ファイルを biz-Stream の所定のパスにコピーします。

  • cdata.jdbc.ftp.jar
  • cdata.jdbc.ftp.lic (試用版では.lic ファイルは不要)
  • コピー元:C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for FTP 20xxJ\lib
  • コピー先:C:\Program Files (x86)\brainsellers\biz-Stream レイアウト・デザイナ\lib_jdbc

biz-Stream からFTP への接続設定

レイアウトデザイナを起動後、リソース定義にて FTP への接続設定を行います。ドライバー選択のプルダウンに CData FTP JDBC Driver が表示されますので選択します。

FTP は、プレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。FTP サーバーに接続するには、RemoteHost、User、およびPassword を指定します。SSLMode およびSSLServerCert を設定して、TSL/SSL による接続をセキュアにします。TLS/SSL を介した接続の設定について詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。

次の接続プロパティを設定し、ファイルシステムのリレーショナルビューをコントロールします。

  • RemotePath:現在の作業ディレクトリに設定。
  • TableDepth:ビューとしてレポートするサブフォルダの深度を制御するために設定。
  • FileRetrievalDepth:ファイルを再帰的に取得し、Root テーブルにリストするために設定。

ストアドプロシージャ は、ファイル、のダウンロード、アップロード、およびプロトコルコマンドの送信に利用できます。 SQL を使用してサーバーと対話する方法の詳細については、ヘルプドキュメントの「データモデル」を参照してください。

サーバURLは以下の形式で入力します。
URL: jdbc:ftp:RemoteHost=MyFTPServer;

FTP のデータ リソースの作成

JDBC Driver の接続文字列デザイナーを使う

JDBC 接続文字列を作るには、FTP JDBC Driver のビルトイン接続文字列デザイナーを使う方法があります。ドライバーの.jar ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから.jar ファイルを実行します。

Windows:

java -jar 'C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for FTP 20xxJ\lib\cdata.jdbc.ftp.jar'

MacOS:

java -jar cdata.jdbc.ftp.jar

接続プロパティに値を入力して、生成される接続文字列をクリップボードにコピーします。

接続文字列デザイナーを使って、JDBC URL を生成する (Salesforce is shown.)

次にデータ取得条件を設定します。SQL 定義から定義名を設定し、編集ボタンをクリックします。

FTP のデータ リソースの編集

上のグレーエリアで右クリック → テーブルリストと選択しますと、FTP のオブジェクトがリストで表示されます。使用するテーブルを選択します。

FTP のデータ リソースの選択

ここでは取得対象の項目や条件などを設定することができます。対象項目や条件を指定できたらOKボタンをクリックし、戻った画面で追加ボタンをクリックします。

FTP のデータ のカラム選択と条件設定

最後にデータソース設定を行います。データソース定義名に先ほど設定したものを選択し、画面下部にある追加ボタンをクリックします。これでbiz-Stream でFTP のデータを利用する準備ができました。

データソース設定

FTP のデータをリアルタイムで参照するbiz-Stream 帳票のデザイン

用紙設定を行います。今回は A4 設定にしました。設定後は画面下部にある追加ボタンをクリックします。

ページ設定では新規ボタンをクリックします。

ここではレイアウトデザイナが帳票テンプレートを xml で保存しますので、ファイル名を設定します。

レイアウトにはさまざまなメニューがありますが、今回は表を使用します。表を設定後、FTP から取得したデータをセットするエリアを作成します。各セルにテキストボックスを挿入し、そのテキストボックス自体に FTP の項目を紐づけします。
※ヘッダーにもそれぞれテキストボックスを追加します。

表オブジェクトとしてFTP を使用

レイアウト作成画面を閉じた後、ページ設定の画面に戻りますので、画面下部にある追加ボタン(一度作成している場合は適用)をクリックし、レイアウトの作成が完了となります。

レイアウトデザイナーのトップ画面のヘッダーメニューからプレビューアイコンをクリックします。先ほど作成したレイアウトで FTP のデータを表示させることができます。

このようにCData JDBC ドライバをアップロードすることで、簡単にbiz-Stream でFTP のデータをリアルタイムに参照する帳票をノーコードで連携して作成することができます。

ぜひ、CData JDBC Driver for FTP 30日の無償評価版 をダウンロードして、お試しください。

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