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Oracle Data Integrator でFacebook Ads のデータをETL する方法

この記事では、Oracle Data Integrator を使ってFacebook Ads のデータをデータウェアハウスに転送する方法を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-01-31
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CData

jdbc ロゴ画像
Oracle Data Integrator ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Oracle Data Integrator(ODI)はOracle エコシステムのハイパフォーマンスなデータ統合プラットフォームです。CData JDBC Driver for FacebookAds を使えば、OCI をはじめとするETL ツールからFacebook Ads データにJDBC 経由で簡単に接続を実現できます。リアルタイムFacebook Ads データをデータウェアハウス、BI・帳票ツール、CRM、基幹システムなどに統合すれば、データ活用もぐっと楽に。

CData のコネクタを使えば、Facebook Ads API にリアルタイムで直接接続して、ODI 上で通常のデータベースと同じようにFacebook Ads データを操作できます。Facebook Ads エンティティのデータモデルを構築、マッピングを作成し、データの読み込み方法を選択するだけの簡単なステップでFacebook Ads データのETL が実現できます。

ドライバーのインストール

ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバーのJAR ファイルと.lic ファイルをODI の適切なディレクトリにコピーします。

  • UNIX/Linux(Agent なし):~/.odi/oracledi/userlib
  • UNIX/Linux(Agent):$ODI_HOME/odi/agent/lib
  • Windows(Agent なし):%APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
  • Windows(Agent):%APPDATA%\Roaming\odi\agent\lib

ODI を再起動してインストールを完了します。

モデルのリバースエンジニアリング

ODI の機能を使ってモデルをリバースエンジニアリングすることで、ドライバー側で取得したFacebook Ads データのリレーショナルビューに関するメタデータが取得できます。リバースエンジニアリング後、リアルタイムFacebook Ads データにクエリを実行してFacebook Ads テーブルのマッピングを作成できます。

  1. ODI でリポジトリに接続し、「New」->「Model and Topology Objects」をクリックします。 新しいモデルを作成
  2. 表示されるダイアログの「Model」画面で、以下の情報を入力します。
    • Name:FacebookAds と入力します。
    • Technology:Technology:Generic SQL(ODI がVersion 12.2+ の場合はMicrosoft SQL Server)を選択します。
    • Logical Schema:FacebookAds と入力します。
    • Context:Global を選択します。
    モデルを設定
  3. 表示されるダイアログの「Data Server」画面で、以下の情報を入力します。
    • Name:FacebookAds と入力します。
    • Driver List:Oracle JDBC Driver を選択します。
    • Driver:cdata.jdbc.facebookads.FacebookAdsDriver と入力します。
    • URL:接続文字列を含むJDBC URL を入力します。

      Facebook Ads 接続プロパティの取得・設定方法

      ほとんどのテーブルで、アプリケーション認証と同様にユーザー認証を必要とします。Facebook Ads はユーザー認証にOAuth 標準を使用しています。Facebook への認証には、組み込み認証を使用してブラウザ経由で完結することもできますし、Facebook にアプリを登録することで独自のOAuthClientId、OAuthClientSecret、CallbackURL を取得することもできます。

      の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

      任意で以下の項目を設定して、フィルタリングや集計を行うもできます。必要に応じてご利用ください。

      • Target:Facebook データのテーブルのいくつかはターゲットでフィルタリングできます。例えば、動画のコメントを取得するにはターゲットに動画のID を指定します。このプロパティは、クエリ結果を指定されたターゲットに合致するレコードにフィルタリングします。Target カラムを使ってクエリ毎にこの制限をかけることができます。
      • AggregateFormat:CData 製品は、いくつかのカラムを文字列集合として返します。例えば、エンティティのいいねデータは集計されて返されます。デフォルトでは、CData 製品はJSON で集計カラムを返します。集計をXML で返すことも可能です。
      • RetryLevel:このプロパティを使用して、特定の広告インサイトのクエリとエラーに対するクエリの自動再試行を制御します。

      組み込みの接続文字列デザイナー

      JDBC URL の作成の補助として、Facebook Ads JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.facebookads.jar

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      組み込みの接続文字列デザイナーを使ってJDBC URL を生成(Salesforce の場合)
    Data Server を設定
  4. Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name:ドロップダウンメニューから選択します。
    • Database (Catalog):CData と入力します。
    • Owner (Schema):Facebook Ads にSchema を選択した場合は、選択したSchema を入力し、それ以外の場合はFacebookAds と入力します。
    • Database (Work Catalog):CData と入力します。
    • Owner (Work Schema):Facebook Ads にSchema を選択した場合は、選択したSchema を入力し、それ以外の場合はFacebookAds と入力します。
    Physical Schema を設定
  5. 開いたモデルで「Reverse Engineer」をクリックしてFacebook Ads テーブルのメタデータを取得します。 モデルをリバースエンジニアリング

Facebook Ads データの編集と保存

リバースエンジニアリング後、ODI でFacebook Ads データを操作できるようになります。 Facebook Ads データを表示するには、Designer ナビゲーターでモデルアコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして「View data」をクリックします。 データを表示

ETL プロジェクトの作成

次の手順に従って、Facebook Ads からETL を作成します。AdAccounts エンティティをODI Getting Started VM に含まれているサンプルデータウェアハウスにロードします。

  1. SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ぺインでデータベースのノードを右クリックし、「New SQL Worksheet」をクリックします。

    もしくは、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから、以下のように入力します。

    sqlplus / as sysdba
  2. 以下のクエリを入力し、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリは、Facebook Ads のAdAccounts テーブルに一致するいくつかのカラムを定義します。 CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_ADACCOUNTS (NAME NUMBER(20,0),AccountId VARCHAR2(255));
  3. ODI でDesigner ナビゲーターのModels アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダの「Sales Administration」ノードをダブルクリックします。Model Editor でモデルが開きます。
  4. 「Reverse Engineer」をクリックします。TRG_ADACCOUNTS テーブルがモデルに追加されます。
  5. プロジェクトの「Mappings」ノードを右クリックし、「New Mapping」をクリックします。マッピングの名前を入力し、「Create Empty Dataset」オプションを無効にします。Mapping Editor が表示されます。
  6. TRG_ADACCOUNTS テーブルをSales Administration モデルからマッピングにドラッグします。
  7. AdAccounts テーブルをFacebook Ads モデルからマッピングにドラッグします。
  8. ソースコネクタポイントをクリックしてターゲットコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。ここでは、デフォルトオプションを使用します。その場合、目的の動作はターゲットカラムのプロパティに表示されます。
  9. Mapping Editor のPhysical タブを開き、TARGET_GROUP の「ADACCOUNTS_AP」をクリックします。
  10. ADACCOUNTS_AP プロパティで、Loading Knowledge Module タブの「LKM SQL to SQL (Built-In)」を選択します。 Facebook Ads へのSQL ベースのアクセスには、標準データベース間のナレッジモジュールを使用できます

これで、マッピングを実行してFacebook Ads データをOracle にロードできます。

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