こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Power BI を使えば組織のデータをリッチなビジュアルに変換して収集および整理することができるため、重要なことだけに集中できます。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にPresto のデータにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power BI のPresto のデータからデータセットを構築して公開し、Power BI サービスのPresto のデータに関するレポートを作成する方法について説明します。
CData Connect Cloud は、ピュアSQL のクラウドインターフェースをPresto に提供し、データを複製せずにPower BI のリアルタイムPresto のデータと簡単に統合できるようにします。ビジュアライゼーションを作成すると、Power BI はデータを収集するためのSQL クエリを生成します。CData Connect Cloud は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をPresto に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、要求されたPresto のデータを高速で返します。
Connect Cloud からPresto に接続する
CData Connect Cloud は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「Presto」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、Presto に接続します。
Presto への接続には、まずはServer およびPort を接続プロパティとして設定します。それ以外の追加項目は接続方式によって異なります。
TLS/SSL を有効化するには、UseSSL をTRUE に設定します。
LDAP で認証
LDAP で認証するには、次の接続プロパティを設定します:
- AuthScheme: LDAP に設定。
- User: LDAP で接続するユーザー名。
- Password: LDAP で接続するユーザーのパスワード。
Kerberos 認証
KERBEROS 認証を使う場合には、以下を設定します:
- AuthScheme: KERBEROS に設定。
- KerberosKDC: 接続するユーザーのKerberos Key Distribution Center (KDC) サービス。
- KerberosRealm: 接続するユーザーのKerberos Realm 。
- KerberosSPN: Kerberos Domain Controller のService Principal Name。
- KerberosKeytabFile: Kerberos principals とencrypted keys を含むKeytab file。
- User: Kerberos のユーザー。
- Password: Kerberos で認証するユーザーのパスワード。
- Create & Test をクリックします。
- Edit Presto Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの追加
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
コネクションが構成されたら、Power BI からPresto に接続できるようになります。
Power BI からConnect Cloud に接続する
Power BI サービスでリアルタイムPresto のデータに接続してビジュアライズするには、オンプレミスデータゲートウェイをインストールしてPower BI サービスからゲートウェイにデータソースを追加し、Power BI Desktop からサービスにデータセットを公開します。
オンプレミスデータゲートウェイをインストールする
Microsoft オンプレミスデータゲートウェイは、接続されたデータソースとさまざまなクラウドベースのMicrosoft ツールおよびプラットフォーム間の安全なデータ転送を提供します。ゲートウェイの詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。
Power BI サービスからゲートウェイをダウンロードし、インストールできます。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Download」メニューをクリックし、「Data Gateway」をクリックします。
- インストールの手順に従ってゲートウェイの名前をメモします。
Presto をデータソースとしてPower BI サービスに追加する
データゲートウェイをインストールしたら、Connect Cloud をデータソースとしてPower BI サービスに追加します。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Settings」メニューをクリックして「Manage gateways」をクリックします。
- 「ADD DATA SOURCE」をクリックしてConnect Cloud への接続を構成します。
- Data Source Name をConnectCloudPresto に設定します。
- Data Source Type としてSQL Server を選択します。
- Server を tds.cdata.com,14333 に設定します。
- Database をPresto コネクションの名前に設定します。(例:Presto1)
- Authentication Method をBasic に設定します。
- Username をConnect Cloud のユーザーに設定します。([email protected])
- Password をユーザーのPAT に設定します。
Power BI Desktop からデータセットを公開する
ゲートウェイをインストールし、Connect Cloud をデータソースとしてPower BI サービスに追加すると、Power BI Desktop からサービスにデータセットを公開できます。
- Power BI を開いて「Get Data」-->「More」とクリックし、SQL Server データベースを選択して「Connect」をクリックします。
- 接続プロパティを設定し、「OK」をクリックします。
- Server をtds.cdata.com,14333 に設定します。
- Database をPresto コネクションの名前に設定します。(例:Presto1)
- Data Connectivity mode をDirectQuery* に設定します。
* DirectQuery は、Presto のデータのリアルタイムクエリ処理とリアルタイムのビジュアライゼーションを可能にします。
- 「authentication」ウィザードで「Database」を選択してUser name とPassword のプロパティを設定し、「Connect」をクリックします。
- 「Navigator」ダイアログでテーブルを選択し、ビジュアライズします。
「Query Editor」では、Presto カラムをフィルタリング、並べ替え、要約することでデータセットをカスタマイズできます。「Edit」をクリックしてクエリエディタを開きます。行をフィルタするには、行を右クリックします。カラムヘッダーを右クリックして、次のオプションを実行します。
- カラムのデータタイプを変更
- カラムの削除
- カラムをグループ化
Power BI は、Connect Cloud によって報告されたPresto メタデータから、各カラムのデータタイプを検出します。
Power BI は、クエリへの変更を「Applied Steps」セクションに記録し、リモートPresto のデータに対して実行される、基礎となるデータ取得クエリを調整します。「Close and Apply」をクリックすると、Power BI はデータ取得クエリを実行します。
もしくは、「Load」をクリックしてデータをPower BI にプルします。
- 「Relationships」タブで選択したエンティティ間のリレーションを定義します。
- 「Home」メニューから「Publish」をクリックして「Workspace」を選択します。
Power BI Service からPresto のデータを使ってレポートとダッシュボードを作成する
Power BI サービスにデータセットを公開したので、公開されたデータに基づいて新しいレポートとダッシュボードを作成できます。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Workspaces」をクリックし、ワークスペースを選択します。
- 「Create」をクリックし、「Report」を選択します。
- レポート用に公開されたデータセットを選択します。
- フィールドとビジュアライゼーションを選択してレポートを追加します。
クラウドアプリケーションからPresto のデータへのSQL アクセス
Power BI サービスからPresto のデータへリアルタイムで直接接続ができるようになりました。これで、Presto を複製せずにより多くのデータソースや新しいビジュアライゼーション、レポートを作成することができます。
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