こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData Connect Cloud を使えば、Salesforce のようなクラウドベースのアプリケーションや、Salesforce Mobile App のようなモバイルアプリケーションからPostgreSQL のデータにアクセスできます。この記事では、CData Connect Cloud とSalesforce Connect を使用して標準のSalesforce オブジェクトとともに外部のPostgreSQL オブジェクトにアクセスします。
Connect Cloud アカウントの取得
以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。
Connect Cloud を構成する
Salesforce Connect でPostgreSQL のデータをリアルタイムで操作するには、Connect Cloud からPostgreSQL に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してPostgreSQL のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。
(オプション)新しいConnect Cloud ユーザーの追加
必要であれば、Connect Cloud 経由でPostgreSQL に接続するユーザーを作成します。
- ユーザーページに移動し、 Invite Users をクリックします。
- 新しいユーザーのE メールアドレスを入力して、 Send to invite the user をクリックします。
- ユーザーページからユーザーを確認および編集できます。
パーソナルアクセストークンの追加
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
Connect Cloud からPostgreSQL に接続
CData Connect Cloud では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「PostgreSQL」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、PostgreSQL に接続します。
PostgreSQL への接続には、Server、Port(デフォルトは5432)、Database、およびUser、Password のプロパティを設定します。Database プロパティが設定されない場合には、User
のデフォルトデータベースに接続します。
パスワード方式によるSSH 接続
パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: PostgreSQL のユーザ
- Password: PostgreSQL のパスワード
- Database: PostgreSQL の接続先データベース
- Server: PostgreSQL のサーバー
- Port: PostgreSQL のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Password"
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHPassword: SSH パスワード
接続文字列形式では以下のようになります。
User=admin;Password=adminpassword;Database=test;Server=postgresql-server;Port=5432;UseSSH=true;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;
公開鍵認証方式によるSSH 接続
公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: PostgreSQL のユーザ
- Password: PostgreSQL のパスワード
- Database: PostgreSQL の接続先データベース
- Server: PostgreSQL のサーバー
- Port: PostgreSQL のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Public_Key"
- SSHClientCertType: キーストアの種類
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス
接続文字列形式では以下のようになります。
User=admin;Password=adminpassword;Database=test;Server=PostgreSQL-server;Port=5432;UseSSH=true;SSHClientCertType=PEMKEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;
- Create & Test をクリックします。
- Edit PostgreSQL Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
Connect Cloud にPostgreSQL OData エンドポイントを追加する
PostgreSQL に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- OData ページに移動し、 Add to create new OData endpoints をクリックします。
- PostgreSQL 接続(例:PostgreSQL1)を選択し、Next をクリックします。
- 使用するテーブルを選択し、Confirm をクリックします。
コネクションとOData エンドポイントを設定したら、Salesforce Connect からPostgreSQL のデータに接続できます。
外部データソースとしてPostgreSQL のデータに接続する
以下のステップに従って、Connect Cloud に生成されたフィードに接続します。
- Salesforce にログインし、「Setup」->「Integrations」->「External Data Sources」とクリックします。
- 「New External Data Source」をクリックします。
- 以下のプロパティに値を入力します。
- External Data Sources:リストビューおよびレポートで使用するラベルを入力します。
- Name:個別の識別子を入力します。
- Type:「Salesforce Connect: OData 4.0」オプションを選択します。
- URL:Connect Cloud OData エンドポイントのURL(https://cloud.cdata.com/api/odata/service) を入力します。
- 「Writable External Objects」オプションを選択します。
- 「Format」メニューから「JSON」を選択します。
- 「Authentication」セクションでは、以下のプロパティを設定します。
- Identity Type:組織のすべてのメンバーが同じ認証情報を使用してConnect Cloud にアクセスする場合は、「Named Principal」を選択します。
各自の認証情報で接続する場合は、「Per User」を選択します。
- Authentication Protocol:基本認証を使用するには、「Password Authentication」を選択します。
- Certificate:Salesforce からサーバーへの通信を暗号化および認証するために使用する証明書を入力または参照します。
- Username:Connect Cloud のユーザー名を入力します。(例:[email protected])
- Password:ユーザーのPAT を入力します。
PostgreSQL オブジェクトを同期する
外部データソースを作成したら、以下のステップに従って、データソースへの変更を反映するPostgreSQL 外部オブジェクトを作成します。PostgreSQL 外部オブジェクトの定義をPostgreSQL テーブルの定義と同期します。
- 作成した外部データソースのリンクをクリックします。
- 「Validate and Scan」をクリックします。
- 外部オブジェクトとして使用するPostgreSQL テーブルを選択します。
PostgreSQL のデータにSalesforce オブジェクトとしてアクセスする
PostgreSQL のデータを外部データソースとして追加し、PostgreSQL テーブルを外部オブジェクトとして同期すると、標準のSalesforce オブジェクトと同じように外部PostgreSQL オブジェクトを使用できるようになります。
クラウドアプリケーションからPostgreSQL のデータへのアクセスを簡単に
これで、Salesforce からPostgreSQL のデータへリアルタイムでクラウドベースの接続が可能です。Salesforce のようなクラウドアプリケーションから簡単に100を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースのデータにアクセスする方法の詳細については、Connect Cloud ページを参照してください。