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PowerShell Cmdlets は、SharePoint Excel Services へのリアルタイム連携機能を提供します。Cmdlets を使って、データに直接連携しDB と同感覚で扱うことができます。

SharePoint Excel Services データをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法

PowerShell のシンプルなスクリプトで、SharePoint Excel Services データ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2023-09-26
excelservices ロゴ

CData

powershell ロゴ画像
MySQL ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData Cmdlets for ExcelServices を使えば、PowerShell からSharePoint Excel Services データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for ExcelServices およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。

まずは、PowerShell でSharePoint Excel Services への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。

Authentication セクションのURL、User、およびPassword プロパティを、SharePoint Online、SharePoint 2010、SharePoint 2013 の有効なクレデンシャルに設定します。さらに、Library プロパティを有効なSharePoint Document ライブラリに設定し、File プロパティを指示されたライブラリの有効な.xlsx ファイルに設定する必要があります。

SharePoint Excel Services データの取得

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module ExcelServicesCmdlets
  2. SharePoint Excel Services への接続:

    $excelservices = Connect-ExcelServices -URL $URL -User $User -Password $Password -File $File
  3. 取得ターゲットのリソースの取得:

    $data = Select-ExcelServices -Connection $excelservices -Table "Account"

    Invoke-ExcelServices cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:

    $data = Invoke-ExcelServices -Connection $excelservices -Query 'SELECT * FROM Account WHERE Industry = @Industry' -Params @{'@Industry'='Floppy Disks'}
  4. 戻り値からカラム名のリストを保存します。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name

SharePoint Excel Services データをMySQL データベースにレプリケーション

カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module MySQLCmdlets
  2. MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:

    $mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
  3. SharePoint Excel Services、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、SharePoint Excel Services のリソース(Account)と同じテーブル名を持っている必要があります。

    $data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Account" -Columns $columns -Values $values }

次回以降のレプリケーションをシンプルに実現

  • 一度PowerShell でSharePoint Excel Services とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:

    Select-ExcelServices -Connection $excelservices -Table "Account" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Account" -Columns $columns -Values $values }
  • 別のPowerShell モジュールで、SharePoint Excel Services を別のデータベースに複製する場合、Select-ExcelServices cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}

おわりに

これで、SharePoint Excel Services データをMySQL に複製できました。分析、BI などでSharePoint Excel Services データをMySQL から使うことができるようになります。

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