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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している兵藤です。
本記事では、SQL Server のTDS Remoting 機能を使ってElasticsearch のリンクサーバーをセットアップする方法をご紹介します。リンクサーバーの利用には、CData ODBC ドライバに同梱されているSQL Gateway を使用します。 SQL Server のインターフェースでElasticsearch への読み書き双方向のアクセスが可能になります。
まずは、本記事右側のサイドバーからElasticsearch ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。または、Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定できます。
接続するには、Server およびPort 接続プロパティを設定します。 認証には、User とPassword プロパティ、PKI (public key infrastructure)、またはその両方を設定します。 PKI を使用するには、SSLClientCert、SSLClientCertType、SSLClientCertSubject、およびSSLClientCertPassword プロパティを設定します。
CData 製品は、認証とTLS/SSL 暗号化にX-Pack Security を使用しています。TLS/SSL で接続するには、Server 値に'https://' を接頭します。Note: PKI を 使用するためには、TLS/SSL およびクライアント認証はX-Pack 上で有効化されていなければなりません。
接続されると、X-Pack では、設定したリルムをベースにユーザー認証およびロールの許可が実施されます。
CData ODBC ドライバにはSQL Gateway が同梱されています。このSQL Gateway に、Elasticsearch ODBC Driver をサービスとして設定します。
SQL Gateway 側でサービスの設定が終わったら、SQL Server 側でElasticsearch サービスをリンクサーバーとして使う設定をしましょう。
これで、リンクサーバーの設定は終わりなので、「OK」を押して設定を保存します。
SSMS のオブジェクトエクスプローラーのリンクサーバー下にElasticsearch のリンクサーバーが作成され、「テーブル」下にElasticsearch のデータがアプリ単位でテーブルが生成されます。
新しいクエリを選択し、Elasticsearch データを取得してみます。
SELECT * from リンクサーバー名.CData Elasticsearch Source Sys(ODBC DSN 名).Elasticsearch.テーブル名
このように、API のリクエストではなく通常のSQL 構文でデータを扱うことが可能になっています
Visual Studio のサーバーエクスプローラーの「データ接続」を右クリックし、「接続の追加」をクリックして、データソースの選択画面を開きます。 データソースの選択画面でデータソースを「Microsoft SQL Server 」に選択して、「続行」を押します。
「接続の追加」画面で、以下を入力します。
サーバー名:SQL Server のサーバー名
認証:任意の認証方式
データベース名の選択または入力:※master など
※リンクサーバーを直接データベース名として入力することはできないようです。なので上位のデータベース名で設定しておきます。
「テスト接続」をして大丈夫であれば、「OK」を押して設定を完了させます。
「新しいクエリ」で、SQL でSELECT 文を書いてデータを取得してみます。
SELECT * from リンクサーバー名.CData Elasticsearch Source Sys(ODBC DSN 名).Elasticsearch.テーブル名
このように、通常のSQL Server のリンクサーバーと同じようにVisual Studio 内Elasticsearch データを扱うことが可能になります。
他のIDE でもSQL Server にアクセスする方法でElasticsearch データにSQL でアクセスが可能になります。
複数データソースのJOIN などを行う場合には大変便利です。
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをSQL Server に連携できます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。