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こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。
データ分析基盤へのCertinia データの取り込みのニーズが高まっています。CData Sync は、数百のSaaS / DB のデータをApache Kafka をはじめとする各種DB / データウェアハウスにノーコードで統合・レプリケーション(複製)が可能なETL / ELT ツールです。
本記事では、Certinia データをCData Sync を使ってApache Kafka に統合するデータパイプラインを作っていきます。
CData Sync は、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、社内のデータを一か所に統合して管理できるデータ基盤をノーコードで構築できるETL ツールで、以下の特徴を持っています。
CData Sync はフルマネージド(SaaS)型・オンプレミス型・AWS でのホスティング、と多様なホスティング環境に対応しています。各オプションで無償トライアルを提供していますので、自社のニーズにフィットするオプションを以下から選択してお試しください。
無償トライアルへCData Sync では、1.データソースとしてCertinia の接続を設定、2.同期先としてApache Kafka の接続を設定、3.Certinia からApache Kafka へのレプリケーションジョブの作成、という3つのステップだけでレプリケーション処理を作成可能です。以下に具体的な設定手順を説明します。
まずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は、本記事の製品リンクから「CData Sync」をクリックしてCData Sync をインストールしてください。30日間の無償トライアルをご利用いただけます。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。
それでは、データソース側にCertinia を設定していきましょう。左の「接続」タブをクリックします。
デフォルトでは、CData 製品は本番環境に接続します。サンドボックスアカウントを使用するには、UseSandbox をtrue に設定します。User にサンドボックスのユーザー名を指定してください。
Certinia への接続に使用できる認証方法は以下のとおりです。
User およびPassword をログインクレデンシャルに設定します。さらにSecurityToken を設定します。SecurityToken については、信頼できるIP アドレスに利用中のIP を追加することで指定する必要がなくなります。
セキュリティトークンを無効にするには、以下の手順を実行してください。
セキュリティトークンの取得には、以下を実行してください。
すべてのOAuth フローで、AuthScheme をOAuth に設定する必要があります。詳しい設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。
次に、Certinia データを書き込む先(=同期先)として、Apache Kafka を設定します。同じく「接続」タブを開きます。
CData Sync では、レプリケーションをジョブ単位で設定します。ジョブは、Certinia からApache Kafka という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。レプリケーションジョブ設定には、「ジョブ」タブに進み、「+ジョブを追加」ボタンをクリックします。
「ジョブを追加」画面が開き、以下を入力します:
Certinia のすべてのオブジェクト / テーブルをレプリケーションするには、「種類」セクションで「すべて同期」を選択して、「ジョブを追加」ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、右上の「▷実行」ボタンをクリックするだけで、全Certinia テーブルのApache Kafka への同期を行うことができます。
Certinia から特定のオブジェクト / テーブルを選択してレプリケーションを行うことが可能です。「種類」セクションでは、「標準(個別設定)」を選んでください。
次に「ジョブ」画面で、「タスク」タブをクリックし、「タスクを追加」ボタンをクリックします。
するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、レプリケーションを行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。「ジョブを追加」ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、「▷実行」ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、レプリケーションジョブを実行します。
このようにとても簡単にCertinia からApache Kafka への同期を行うことができました。
CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の「概要」タブから「スケジュール」パネルを選び、「⚙設定」ボタンをクリックします。「間隔」と同期時間の「毎時何分」を設定し、「保存」を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。
CData Sync では、主要なデータソースでは、差分更新が可能です。差分更新では、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、レプリケーションのクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。
差分更新を有効化するには、ジョブの「概要」タブから「差分更新」パネルを選び、「⚙設定」ボタンをクリックします。「開始日」と「レプリケーション間隔」を設定して、「保存」します。
CData Sync は、デフォルトではCertinia のオブジェクト / テーブルをそのままApache Kafka に複製しますが、ここにSQL、またはdbt 連携でのETL 処理を組み込むことができます。テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけをレプリケーションしたり、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけをレプリケーションすることが可能です。
ジョブの「概要」タブ、「タスク」タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の「▶」の左側のメニューをクリックし、「編集」を選びます。タスクの編集画面が開きます。
UI からカラムを選択する場合には、「カラム」タブから「マッピング編集」をクリックします。レプリケーションで使用しないカラムからチェックを外します。
SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、「クエリ」タブをクリックし、REPLICATE 「テーブル名」の後に標準SQL でフィルタリングを行います。
このようにノーコードで簡単にCertinia データをApache Kafka にレプリケーションできます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。
日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。