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Azure Data Lake Storage データに連携するJava アプリケーションを素早く、簡単に開発できる便利なドライバー。

Create!WebフローのサブフォームにAzure Data Lake Storage データを一覧表示させて使う方法:CData JDBC Drivers

CData Slack JDBC Driver を使って、Slack データをCreate!Webフローのフォームに連携させる方法を紹介します。

宮本航太
プロダクトスペシャリスト

最終更新日:2023-09-12
azuredatalake ロゴ

CData

jdbc ロゴ画像
Create!Webフロー ロゴ

こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。

今回はインフォテック社のワークフロー製品であるCreate!WebフローからAzure Data Lake Storage のデータを活用できるよう、CData Azure Data Lake Storage JDBC Driver を使って検証してみました。

Create!Webフローとは?

ブラウザで「紙と同じイメージの申請書が再現」できるインフォテック社が展開している ワークフローシステムです。 GUI が直感的で操作性が良いため、どのユーザーにとっても使いやすい製品です。

Create!Webフロートップ画像

CData JDBC ドライバとは?

Azure Data Lake Storage、Salesforce、Dynamics 365 といったさまざまなクラウドサービスやDb2、BigQuery といったRDB やDWH に、標準規格の JDBC でアクセスすることができる製品です。CData では現在 270近くのSaaS 向けのJDBC ドライバーを提供しています。

詳しくはこちら

Azure Data Lake Storage のデータをCreate!Webフローで利用する構成

今回は以下の構成を実装していきます。Create!Webフローを起動しているマシンにAzure Data Lake Storage JDBC Driver をインストールして所定の場所に配置することで、Create!Webフローで使用する申請書を作成するフォームマネージャから、Azure Data Lake Storage にアクセスできます。フォームマネージャで作成した申請フォーマットは、ワークフローシステムにアップロードすることでユーザーが使用することができるようになります。

Create!Webフロー連携イメージ

本記事では、Azure Data Lake Storage に保存されているデータをCreate!Webフローのサブフォームとして一覧表示させ、選択したデータを呼び元のフォームに設定していきます。

必要なもの

  • Create!Webフロー(※なお、今回はJDBC Driver 配置のため、Create!Webフローのパッケージ版を使用しました)
  • CData JDBC Drivers(30日間無料で使用できます)

CData Azure Data Lake Storage JDBC Driver のインストール

ではさっそく、Create!WebフローにCData Azure Data Lake Storage JDBC Driver を組み込んでいきます。Create!WebフローはTomcat をサーブレットコンテナとして使用していますので、そのTomcat の中にCData JDBC ドライバを格納します。 コピーするのはドライバー本体とライセンスファイルになります。

コピー元

CData JDBC Drirver for Azure Data Lake Storage 2023バージョンの場合は「C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for ADLS 2023J\lib」のフォルダに「cdata.jdbc.Azure Data Lake Storage.jar」、「cdata.jdbc.Azure Data Lake Storage.lic」というドライバー本体とライセンスファイルが格納されています(年度の箇所はバージョン毎に変わります)。

JDBC Driver コピー元

コピー先

コピー先は「C:\CREATE_HOME\Tomcat\lib」のディレクトリです。コピーが完了したら、サービスにてCreate!Web フローを再起動してください。

Azure Data Lake Storage への接続定義を作成

WinodwsメニューからCreate!Web フローのフォームマネージャーをクリックします。ログイン後、画面上部にあるデータベースアイコンをクリックしてください。

データベースアイコンをクリック

「新規」ボタンをクリックし、Azure Data Lake Storage への接続情報を登録します。以下の情報を入力してください。

  • ドライバー:cdata.jdbc.adls.ADLSDriver
  • URL(接続文字列の一例):jdbc:adls:Schema=ADLSGen2;Account=myAccount;FileSystem=myFileSystem;AccessKey=myAccessKey;InitiateOAuth=GETANDREFRESH
  • ユーザー/パスワード:任意の内容でOKです
Azure Data Lake Storage への接続情報を登録

ドライバーの入力値について、ドライバークラス名が不明な場合はヘルプドキュメントをご参照ください。

なお、Create!Webフローでは、データを取得する際にテーブル一覧と項目一覧を一括で取得します。その際にCData JDBC ドライバではAPI を経由して各テーブルの項目に都度アクセスすることがあり、テーブルが多いAPI では取得に時間がかかる場合があります。 その場合、あらかじめ「Tables」プロパティを使用して、利用するテーブルだけ参照できるようにしておくと、Create!Webフロー上でパフォーマンス良くテーブルの選択や設定を行うことができます。

サブフォームの作成

今回は申請フォームにリンクを埋め込み、そのリンク先から顧客情報の一覧が表示されるサブフォームを作成します。以下の赤枠のアイコンをクリックします。

赤枠でくくられたアイコン

サブフォームでは1件だけ選択して、呼び元のフォームに選択レコードを返すようにしたいので、検索結果は単一を選択します。「一覧表示用」クエリの「編集」ボタンをクリックします。

一覧表示用クエリの編集ボタンをクリック

利用データベースに先ほど作成したAzure Data Lake Storage へのコネクション定義の名前を選択し、「選択」ボタンをクリックしたら「追加」ボタンをクリックします。

Azure Data Lake Storageコネクション定義の名前を選択して追加

サブフォームで使用したいテーブルとそのカラムを選択します。ここで注意点として赤枠のテーブル別名に英字のみで別名を付与する必要があります。なお、日本語を使用したテーブル名をそのまま使用することは出来ないため、適宜英語名に調整してください。

サブフォームで仕様したいテーブルとそのカラムを選択

次に、サブフォーム上に表示させる項目と、呼び元のフォームに返す際のオブジェクト名を指定します。

Azure Data Lake Storageコネクション定義の名前を選択して追加

最後に入力フォーム設定情報表示ボタンを押し、今作成したサブフォームを呼び出すためのコードを確認します。後程、呼び元のフォームに埋め込みを行うのでコピーしておきます。

入力フォーム設定情報を表示・コピー

フォームからサブフォームを呼び出すリンクを作成

サブフォームの呼び元になる親のフォームにテキストボックスなどを設定します。

親フォームにテキストボックスを設定

テキストボックスを配置したらプロパティ画面を開きます。HTML タブをクリックするとJavaScript のトリガー設定を選択できます。今回はクリック後のアクションにしますので、「クリックする」を選択し、編集ボタンを押します。

JavaScriptトリガーを選択

赤枠部分にサブフォーム呼び出し時の処理を設定できますので、サブフォーム作成時に確認した呼び出し時のコードを貼り付けします。

サブフォーム呼び出し時の処理を設定

設定が完了したら、あとはフォームを保存してフォームエディターを閉じます。作成したフォームをCreate!Webフローのワークフローシステム側にアップロードします。「アップロード」ボタンクリック後、コメントをつけてOKボタンでアップロードします。

フォームマネージャーからアップロード

これでワークフローが更新されました。

ワークフローシステムから申請

それではCreate!Webフローにアクセスし、管理者アカウントでログインします(サービスにCreate!Webフローが登録されているので、自動起動しています)。左上の申請するをクリックします。

画面左上の申請するをクリック

先ほどフォームマネージャで更新したフォームを選択します。

先ほど更新したフォームを選択

フォームが画面に表示されたら、サブフォームを呼び出すためのリンクをクリックします。

サブフォームを呼び出すリンクをクリック

これで、サブフォームにAzure Data Lake Storage に保存されているデータが表示されるようになります。あとは対象データを選択すると、呼び元のフォームに自動で値がセットされるようになります。

フォームにAzure Data Lake Storage のデータがセット

おわりに

以上で、Create!WebフローのサブフォームをAzure Data Lake Storage と連携できました。CData ADLS JDBC Driver を使うことで、Azure Data Lake Storage のデータをCreate!Webフローで容易に利用することができます。CData ではAzure Data Lake Storage 以外にも270種類以上のSaaS やデータベースに接続するドライバーを提供していますので、JDBC Drivers のラインナップを参照いただき、30日間の無償トライアルでお試しいただければ幸いです。

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