企業は、データの取り込みや分析に関連する機能を拡張・改善するために懸命な取り組みを行ってきましたが、異種のデータソースを接続し、価値あるインサイトを明らかにして共有し、組織独自の短期的・長期的なニーズとデータの整合性を図る技術を完成させた企業はほとんどありません。
2023年は、組織がデータを管理して、データが組織のために仕事をする時代です。(多くの企業でのように)データのために人が作業をしている状況は逆なのです。
そのためCData は、リアルタイムデータコネクティビティをシンプルにし、ユーザーがデータ活用においてより多くのことを達成できるようサポートしています。新年を迎えるにあたり、CData のChief Product Officer(最高製品責任者、CPO)であるManish Patel が、リアルタイムデータコネクティビティに関する2023年のビジョンの舞台裏を紹介します。
※本記事はCData US ブログ Q&A with CData CPO Manish Patel: Real-Time Data Connectivity in 2023 の翻訳です。
1. CData での役割について教えてください
Patel:CPO として、私はCData の製品を市場に送り出し、市場の方向性に沿った製品戦略を構築することに注力しています。プロダクトマネージャー、エンジニア、ユーザーエクスペリエンス(UX)チームと密接に連携し、顧客や市場のニーズと製品提供をマッチさせるよう努めています。私たちの最終的な目標は、誰でも、いつでも、どんなツールでも、必要なデータにリアルタイムにアクセスできるようにすることです。
2. なぜ、リアルタイムデータコネクティビティにフォーカスするのですか?
Patel:膨大な量のデータに加え、これらのデータを単一のウェアハウスやレイクに統合するためには時間とコストがかかるため、リアルタイムでのデータアクセスに対する需要が急増しています。ビジネスユーザー(IT 部署ではなく)は、数時間・数日前の古いデータではなく、最新のデータにアクセスすることを望んでいます。CData では長年にわたり、テクニカルデータプロフェッショナルに最高のリアルタイム連携を提供してきました。そのため、それをビジネスユーザーに展開することは、CData だからこそできることなのです。
"2023年のフォーカスは、『データを待つな、自分で取りに行こう!』というパラダイムシフトを起こすことです。データにアプリケーションやデータベースに移動してきてもらう方法から、アプリケーションからデータを取りに行く方法へのシフトです。"
--- Manish Patel, CData CPO
まさにこのようなニーズに応えるべく、CData Connect Cloud を導入しました。セールスオペレーション(Sales Ops)のようなビジネスユーザーは、必要な技術的スキルやIT 部門のカスタムソリューションを待つ時間が必ずしもあるわけではありませんが、扱いたいデータ構造に関する知識は持ち合わせていることが多いです。データにアクセスすることさえできれば、すぐにでもデータ活用にダッシュできるでしょう。
このようなユーザーがBI や分析ツールをさまざまなデータソースに接続する必要がある場合、CData は最もストレートな方法でそれを可能にします。CData Connect Cloud のSaaS サービスは、ユーザーの技術的なギャップを埋め、以下を実現します。
- シンプルで使いやすいインターフェースで多数のデータソースへの接続を作成
- データをテーブル表示することで実際のデータの把握をサポート
- IT チームに頼ることなくデータを好きなツールに接続
3. CData 製品の方向性についてお客様はどのようなことをおっしゃっていますか?
Patel:お客様は、CData 製品の方向性と、彼らが日々直面する壁をCData がいかに打破していくかに期待を寄せています。CData Connect Cloud の導入、CData Sync の近代化、そして四半期ごとに追加しているCData Drivers など、CData のビジョンは常にデータ接続と統合をシンプルにすることであり、今後もそうあり続けるでしょう。
特に、CData のビジネスユーザーからは、CData Connect Cloud によって実現されたユーザビリティとアクセシビリティの強化について、非常に高い評価を得ています。ソフトウェアをインストールすることなく、ユーザーは毎日使用しているアプリケーションから直接、CRM・ERP・会計・マーケティングツールなどのSaaS システムに接続して対話することができます。これにより、ユーザーはデータ分析とビジネス上の意思決定に集中することができ、成果を上げることができます。
4. 2023年、CData のプロダクトチームは何に注力していきますか?
Patel:2023年のリアルタイムデータコネクティビティのロードマップを見据え、以下のテーマにフォーカスしていきます。
- アプリケーション / データソースの追加によるカスタマーエクスペリエンスの継続的な向上
- データキャッシュ、レポートテンプレート、ビジュアルクエリビルダーなどの新機能リリース
- ユーザーがデータやビューを共有するためのデータマーケットプレイスの作成 - これによりドメインエキスパートがデータへのアクセスと解釈の方法、タイミングを制御可能に
ユーザーインタビューなどを通じてお客様の共感ポイントを見つけることで、私たちのソリューションとお客様が実現したいことを結びつけていくことができます。
また、ユーザーが主要なマーケットツールでどのように作業するかについても詳しく調べています。私たちは、ユーザーがレポートを再構築することなく、すぐに利用できるようにしたいと考えています。Google 広告であれFacebook 広告であれ、ユーザーはCData のコネクティビティを使って、ソースシステムですでに設定した組み込みレポートを表示したいはずです。このワークフローのポータビリティは、リアルタイム接続をあらゆるユーザーの手に届けるという私たちのビジョンの重要な一例です。
5. CData の未来について最も期待していることは何ですか?
Patel:ハイブリッドデータ環境は、私たちCData がシームレスで一方的なエクスペリエンスに合理化したいと考えている、計り知れないセキュリティ上のメリットを提供します。
中には、特定のクラウドにデータを置くことができず、データアクセスの場所をコントロールしなければならないような、規制の厳しい業界に身を置く企業もあります。そこで私たちは、厳密に管理されたデータをオンプレミスに配置しながら、一部のデータをクラウドに公開するハイブリッドシナリオをサポートする製品構成を検討しています。
CData Connect を皮切りに、クラウドとオンプレミスの両方でプロダクトエクスペリエンスをアップグレードし、どこにデプロイしても同じエクスペリエンスを提供できるようにします。
"私たちは、完全なホスティング、完全なオンプレミス、独自のプライベートクラウド、またはハイブリッドモデルなど、ユーザーが選択した環境で、私たちの連携ツールを使用して、すべてのデータを自由に操作できるようにしたいと考えています。"
--- Manish Patel, CData CPO
10年、15年と変化してこなかった市場領域をディスラプトできることは、非常にエキサイティングなことです。Sales Ops、Marketing Ops、その他の部門のビジネスユーザーは、IT 部門の関与なしにすべてのデータを初めて扱うことができるようになります。CData がビジネス成果にもたらすインパクトを、彼らが実感することが待ち遠しいです。
CData でリアルタイムコネクティビティをモダナイズ
CData は、データ活用を支援するリアルタイムコネクティビティソリューションを提供しています。
CData Connect Cloud やその他のデータコネクティビティソリューションについて、弊社のデータエキスパートにお気軽にお問い合わせください。
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