Amazon QuickSight のSaaS 連携をCData Connect で拡張:Dynamics 365 編

この記事では、Amazon のクラウドビジュアライゼーションツールAmazon QuickSight にCData Connect を使ってネイティブにサポートされていないデータソースをノーコードで追加して分析に利用する方法を説明します。

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Amazon QuickSight にCData Connect でSaaS データ連携を拡充

CData Connect とは?

CData Connect は、SaaS ベースで提供されるデータハブサービスです。Salesforce、NetSuite、Dynamics、Marketo、kintone など多様なSaaS にBI、アナリティクス、iPaaS、ノーコード開発プラットフォームからアクセスするための仮想エンドポイントです。連携方法が異なるSaaS をMySQL、SQL Server、OData の3種類のインターフェースに仮想化することで、データ連携をシンプルに実現します。

平たく言えば、"SQL as a Service" と考えてください。

Amazon QuickSight へのSaaS データ連携

Amazon QuickSight は、各種クラウドDB、Redshift、S3 などのクラウドデータストレージはもちろん、Salesforce などのSaaS データをサポートしています。

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とはいえデフォルトでサポートされていないSaaS データを扱いたいケースがあります。CData Connect を使えば、Amazon QuickSight にDynamics 365 Sales をはじめ多様なSaaS データを連携することができます。

この記事では、マイクロソフト社のDynamics 365 Sales データをAmazon QuickSight で使う方法を説明します。CData Connect もクラウドサービスですので、クラウドですべてが完結します。

CData Connect にDynamics 365(CRM) データを接続

CData Connect (旧CloudHub) のアカウントを取得します。CData Connect はSaaS ですので、アカウントを取得したらインストールやホスティングなどなく、ブラウザからログインすることですぐに使用開始です。

早速ブラウザからCData Connect にログインします。「DATABASE」タブから仮想データベースを設定していきます。まずは接続するデータソースであるDynamics CRM のアイコンをクリックします。 f:id:cdatasoftware:20201016155823p:plain

データソース接続画面が開くので、データソース毎の認証情報を入力します。Dynamics 365 の場合はURL、User、Password、CRM Version を入力することでデータにアクセスすることができます。

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次に「ENDPOINTS」タブで、このデータをどのインターフェースのエンドポイントして公開するかを選択します。デフォルトで、OData、MySQL wire protocol、TDS(SQL Server) wire Protocol がすべて有効になっています。

必要があればアクセスを許可する信頼されたIP アドレスを指定することも可能です。

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最後に公開したデータにアクセスできるユーザーとトークンを作成します。「USERS」タブからユーザーを作成するとトークンが生成されます。

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これでCData Connect でDynamics 365(CRM) データを扱う準備ができました。

Amazon QuickSight でDynamics 365 データを使う

ここからはAmazon QuickSight で、CData Connect コネクタを使ってDynamics 365 データにアクセスして、分析を行います。

まずは新しいデータセットを作成します。ロゴのなかから「MySQL」をクリックします。CData Connect は、MySQL エンドポイントとしてDynamics 365 データを仮想化するのでMySQL データソースとしてAmazon QuickSight から使用できます。

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新規MySQL データソース画面で、CData Connect に接続するための情報を入力します。

  • データソース名: 任意

  • 接続タイプ: パブリックネットワーク

  • データベースサーバー: CData Connect のMySQL エンドポイント(xxxxxx.cdatacloud.net)

  • ポート: 3306

  • データベース名: CData Connect で設定したデータb-エス名、ここではDynamicsCRM1

  • ユーザー名: CData Connect のユーザー名

  • パスワード: CData Connect のパスワード

  • SSL の有効化: チェックを外します

「接続を検証」をクリックして接続をテストし、問題がなければ「データソースを作成」をクリックして接続を確立します。

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テーブルの選択画面で、Dynamics 365 のオブジェクトがテーブルとして仮想化されて表示されますので、ビジュアライズで利用するテーブルを選択します。

ここでカスタムSQL でデータをカスタマイズすることも可能です。すでにRDB として仮想化しているので、通常のSQL でデータを加工することが可能です。

「選択」をクリックしてテーブルを確定させます。

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データの取り込みのオプションで、インポートかデータクエリを直接実行するかをチェックします。「Visualize」ボタンを押して、データをロードします。

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このように、API コーディングやJSON ファイルを扱うことなく、Dynamics 365 データをAmazon QuickSight で使えるようになりました。

あとは、RDB と同感覚でDynamics 365 のデータをAmazon QuickSight 上でビジュアライズすることが可能です。

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CData Connect の利用記事

CData Connect は、他にもSAP Analytics Cloud、Amazon QuickSight、Google Data Studio など多くのクラウドBI、iPaaS から利用が可能です。是非、お試しください。

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