RDB 向けドライバーのパフォーマンスの優位性

by Jerod Johnson | 2020年10月27日

CData は、SaaS、クラウドDB 向けのSQL ベースのコネクタ・ドライバーを提供するベンダーとして知られています。クラウドやSaaS に分散したデータ、SQL しにくい非構造化データや半構造化データに直接SQL インターフェースを提供することで企業のデータ活用をサポートしています。CData Drivers では、オブジェクトのテーブルデータへの仮想化・メタデータ付与を行い、標準SQL でのクエリを実現しています。それだけではなく絶えずドライバーのパフォーマンスを向上させています。

SaaS やクラウドデータストアの利用が拡大しているとはいえ、リレーショナルデータベース（RDB）が重要性を失ったわけではありません。RDB は、圧倒的に多くのアプリケーション、ツールにて使われています。CData でもSaaS、クラウドDB 以外にもRDB 向けのドライバーを提供しています。RDB 向けドライバーについてもCPU、システムメモリ、ネットワーク使用などの効率化を行うなど、パフォーマンス向上のためのチューニングをおこなっています。

この記事では、MySQL およびSQL Server のCData Drivers とネイティブDrivers を簡単に比較して紹介します。

MySQL Driver のパフォーマンス

MySQL では、JDBC とODBC Drivers でネイティブドライバーと比較を行いました。比較は、Read パフォーマンス、クライアントサイドのリソース使用を調査し、追加で100万レコードのINSERT INSERT を計測しました。

JDBC Readパフォーマンス

CData JDBC Driver は、ネイティブドライバーと比べ、20% パフォーマンスが高いという結果になりました。

JDBC クエリ時間（秒）
クエリした行数	CData Software	Native
~10,000,000	171.09 (+20.7)	206.42

JDBC クライアントリソース

こちらはそれぞれのドライバーのクライアント側のリソース寄りかの比較です。グラフから読み取ると、CData Dirvers は、150 MB でピークになります。ネイティブドライバーはリソース利用が比例して増えていきます。

CData Driver

Native Driver*

* Note the change in scale for the Heap graph.

ODBC Readパフォーマンス

CData ODBC Driver は、ODBC でもネイティブドライバーと比べ20% 程度パフォーマンスが高いことが確認できます。

ODBC クエリ時間（秒）
クエリした行数	CData Software	Native
~10,000,000	171.09 (+20.7)	206.42

ODBC クライアントリソース

それぞれ20-25% の処理リソースを使っていました。違いはネットワークのバンド帯で。CData Drivers は250Mbps、ネイティブは100Mbps でした。

CData Driver

Native Driver

Million Row Challenge

データの100万行のInsert テストを行いました。CData Drivers は、書き込みでは40% 程度パフォーマンスが高いことが確認できました。

100万行の挿入時間（秒）
CData JDBC Driver	MySQL Connector/J
77.6	127.9

詳しい記事の紹介

より詳しい情報は、CData のKB 記事の MySQL Drivers パフォーマンス比較記事 をご覧ください。

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