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Blazor でSage 200 のデータにリアルタイムで連携するアプリを構築

ASP.NET Core Blazor C# でSage 200 にSQL でクエリ。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2021-11-03
sage200 ロゴ

CData

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Blazor ロゴ

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

Blazor は、.NET を使って対話型のクライアント側Web UI を構築するためのフレームワークです。JavaScript の代わりにC# を使って、UI を作れるところが魅力です。また、既存の.NET ライブラリや.NET エコシステムを使うことができる利点があります。

CData ADO.NET Provider for Sage200 は、LINQ やEntity Framework などの標準のADO.NET インターフェースを使ってSage 200 を操作可能にします。Blazor が.NET Core 対応をしているため、Server Side Blazor からADO.NET Provider を使うことができます。この記事では、Server Side Blazor からSage 200 に接続して直接SQL クエリを実行する方法を説明します。

Blazor はADO.NET Provider の利用が可能

CData ADO.NET Provider for Sage200 のインストール

CData ADO.NET Provider は、通常であればRDB に接続するフレームワークである ADO.NET DataAdapter やLinqToSQL(もしくはDapper などのORM を挟んでもいいです)であり、Sage 200 のデータへもRDB と同感覚でアクセスが可能になります。

CData のWebsite からProvider をダウンロードして、マシンにインストールします。NuGet からインストールすることも可能です。Sage 200 ADO.NET Data Provider で検索してください。

NuGet でADO.NET Sage 200 Provider をインストール

Blazor でSage 200 にデータ連携するアプリを構築

Blazor にADO.NET Provider for Sage200 を接続

  • Visual Studio を立ち上げて、Blazor アプリのプロジェクトを作成します。
  • Blazor アプリを作成
  • ソリューションエクスプローラーで「依存関係」から右クリックで「プロジェクト参照の追加」をクリック。
  • 参照マネージャーが開くので、「参照」ボタンをクリックして、先ほどインストールしたADO.NET Provider の.dll を選択します。「C:\Program Files\CData\CData ADO.NET Provider for Sage200 2019J\lib etstandard2.0」内のSystem.Data.CData.Sage200.dll」を参照に選びます。
  • ADO.NET for Sage200 の.dll をBlazor アプリから参照

Blazor でSage 200 のデータをSELECT

サンプルプロジェクトの「Page」→「Index.razor」を開きます。

以下のコードを書きます。使っているクエリはおなじみの標準SQL です。Sage 200 固有のAPI を書かなくてもRDB と同感覚でSQL が書けるところがADO.NET Prover for Sage200 の強味です。
@page "/" @using System.Data; @using System.Data.CData.Sage200;

Hello, world!

Welcome to your Data app.
@using (Sage200Connection connection = new Sage200Connection( "SubscriptionKey=12345;Schema=StandardUK;")) { var sql = "SELECT Id, Code FROM Banks WHERE Code = '12345'"; var results = new DataTable(); Sage200DataAdapter dataAdapter = new Sage200DataAdapter(sql, connection); dataAdapter.Fill(results); @foreach (DataColumn item in results.Rows[0].Table.Columns) { } @foreach (DataRow row in results.Rows) { @foreach (var column in row.ItemArray) { } }
@item.ColumnName
@column.ToString()
}

  • Schema:どのエディションのSage 200 に接続するかを決定します。StandardUK または ProfessionalUK を指定してください。
  • Subscription Key:接続を確立するために使用するAPI へのアクセスを提供します。まず、 Sage 200 API web サイトにログインして、アカウントにマッチするAPI エディションにサブスクライブしてください。 こちらから手順を実行できます。https://developer.columbus.sage.com/docs/services/api/uk. その後、Sage 200 へのログインするとプロファイル内でサブスクリプションキーを確認できます。

プロジェクトをリビルドして実行します。このようにSage 200 からデータを直接取得し、HTML テーブル形式にレンダリングしています。

Blazor アプリからSage 200 のデータをクエリ

もちろんSaaS データソースへの接続の場合には、RDB 向けのドライバーと違い最終的にはHTTP リクエストが行われるので、サーバーサイド Blazor としてサーバーサイドから実行されるのか、クライアントサイド Blazor として、実行中のブラウザからHTTPリクエストが行われるのかの違いはあります。そのあたりはネットワークやプロキシの設定として注意が必要でしょう。設定はコード内の接続プロパティで可能です。

まとめ

このようにサーバーサイドBlazor アプリから簡単にADO.NET Provider を使ってSage 200 にリアルタイムでデータ取得を行うアプリを作ることができました。Blazor が.NET Core、フレームワークのツール群を使えるというメリットを活かすことができます。今回はSELECT * でしたが、フィルタリングやJOIN も可能です。是非、30日の無償評価版でシンプルかつパワフルなADO.NET Provider でのサーバーサイドBlazor 連携をお試しください。

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