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Facebook Ads ODBC Driver を使って、ODBC 接続をサポートするあらゆるアプリケーション・ツールからFacebook Ads にデータ連携。

Facebook Ads データにデータベースと同感覚でアクセスして、Facebook Ads データに使い慣れたODBC インターフェースで連携。

Facebook Ads データにSQL Server のリンクサーバーとして接続する方法

ODBC Driver のSQL Gateway 機能を使ってFacebook Ads のリンクサーバーをセットアップ。

兵藤朋代
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2023-09-07
facebookads ロゴ

CData

odbc ロゴ画像
SQL Server ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している兵藤です。

本記事では、SQL Server のTDS Remoting 機能を使ってFacebook Ads のリンクサーバーをセットアップする方法をご紹介します。リンクサーバーの利用には、CData ODBC ドライバに同梱されているSQL Gateway を使用します。 SQL Server のインターフェースでFacebook Ads への読み書き双方向のアクセスが可能になります。

Facebook Ads リンクサーバー利用シナリオ

  • SQL Server に接続しているアプリケーションでFacebook Ads データを利用したいがデータ接続を増やしたくない
  • Facebook Ads データをSQL Server のデータや他のリンクサーバーのデータをJOIN などして使いたい
  • 利用したいミドルウェア・BI ツールなどにODBC やJDBC の汎用のインターフェースがないが、SQL Server には接続できる

Facebook Ads DSN の設定

まずは、本記事右側のサイドバーからFacebookAds ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。または、Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定できます。

Facebook Ads 接続プロパティの取得・設定方法

ほとんどのテーブルで、アプリケーション認証と同様にユーザー認証を必要とします。Facebook Ads はユーザー認証にOAuth 標準を使用しています。Facebook への認証には、組み込み認証を使用してブラウザ経由で完結することもできますし、Facebook にアプリを登録することで独自のOAuthClientId、OAuthClientSecret、CallbackURL を取得することもできます。

の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

任意で以下の項目を設定して、フィルタリングや集計を行うもできます。必要に応じてご利用ください。

  • Target:Facebook データのテーブルのいくつかはターゲットでフィルタリングできます。例えば、動画のコメントを取得するにはターゲットに動画のID を指定します。このプロパティは、クエリ結果を指定されたターゲットに合致するレコードにフィルタリングします。Target カラムを使ってクエリ毎にこの制限をかけることができます。
  • AggregateFormat:CData 製品は、いくつかのカラムを文字列集合として返します。例えば、エンティティのいいねデータは集計されて返されます。デフォルトでは、CData 製品はJSON で集計カラムを返します。集計をXML で返すことも可能です。
  • RetryLevel:このプロパティを使用して、特定の広告インサイトのクエリとエラーに対するクエリの自動再試行を制御します。

SQL Gateway でのFacebook Ads ODBC DSN を設定

CData ODBC ドライバにはSQL Gateway が同梱されています。このSQL Gateway に、Facebook Ads ODBC Driver をサービスとして設定します。

  1. 「スタート」画面から「SQL Gateway」を起動します。青い「C」のSQL Gateway ロゴが右下のインジケータに表示されます。 アプリケーションコンソールが開かない場合には、SQL Gateway アイコンを右クリックして、「Open Application」をクリックしてください。
  2. アプリケーションコンソールの「Service」タブを開いて、「Add」をクリックして、新しいODBC データソースを設定します。
  3. Facebook Ads ODBC の設定を行います。
    Service Name]:任意
    リモーティングDB 選択:SQL Server を選択
    Data Source:ドロップダウンでCData Facebook Ads Source Sys を選択
    Port:使用していないポートを選択
    Setting ODBC Driver
  4. 次に「Users」タブ→「Add」からユーザーを登録します。
    ユーザー毎にFull アクセスか、Readonly か、None の権限を選択できます。
    複数のODBC データソースがある場合には、データソース毎に権限の設定が可能です。
    User setting
    「OK」を押して、ユーザー登録を完了します。 その後「Save Changes」で設定を保存します。
  5. SQL Gateway の「Service」タブで「Start」ボタンを押して、サービスを起動します。サービスの左側の〇が緑色になれば、サービスは起動中です。

SQL Server でFacebook Ads リンクサーバーを設定

SQL Gateway 側でサービスの設定が終わったら、SQL Server 側でFacebook Ads サービスをリンクサーバーとして使う設定をしましょう。

  1. SQL Server Management Studio (SSMS) を開きます。
    オブジェクトエクスプローラーの「サーバーオブジェクト」で「リンクサーバー」を右クリックして、「新しいリンクサーバー」をクリックします。
  2. 新しいリンクサーバーの設定画面の「全般」で、以下を入力します。
    サーバー種類:その他データソース
    プロバイダー:SQL Server Native _Client 11.0
    データソース:この例の場合、localhost, 1433 を入力
    カタログ:ODBC DSN 名を入力
    Linked Server setting
  3. また、「セキュリティ」では、「このセキュリティコンテキスト」を選択して、リモートログインにSQL Gateway にユーザー設定したUser 名とPassword を入力します。

これで、リンクサーバーの設定は終わりなので、「OK」を押して設定を保存します。

SSMS でデータを見てみる

SSMS のオブジェクトエクスプローラーのリンクサーバー下にFacebook Ads のリンクサーバーが作成され、「テーブル」下にFacebook Ads のデータがアプリ単位でテーブルが生成されます。
新しいクエリを選択し、Facebook Ads データを取得してみます。

SELECT * from リンクサーバー名.CData Facebook Ads Source Sys(ODBC DSN 名).Facebook Ads.テーブル名

このように、API のリクエストではなく通常のSQL 構文でデータを扱うことが可能になっています

Visual Studio からFacebook Ads リンクサーバーを使う

Visual Studio のサーバーエクスプローラーの「データ接続」を右クリックし、「接続の追加」をクリックして、データソースの選択画面を開きます。 データソースの選択画面でデータソースを「Microsoft SQL Server 」に選択して、「続行」を押します。

「接続の追加」画面で、以下を入力します。
サーバー名:SQL Server のサーバー名
認証:任意の認証方式
データベース名の選択または入力:※master など
※リンクサーバーを直接データベース名として入力することはできないようです。なので上位のデータベース名で設定しておきます。

リンクサーバー設定

「テスト接続」をして大丈夫であれば、「OK」を押して設定を完了させます。

「新しいクエリ」で、SQL でSELECT 文を書いてデータを取得してみます。

SELECT * from リンクサーバー名.CData Facebook Ads Source Sys(ODBC DSN 名).Facebook Ads.テーブル名

このように、通常のSQL Server のリンクサーバーと同じようにVisual Studio 内Facebook Ads データを扱うことが可能になります。 他のIDE でもSQL Server にアクセスする方法でFacebook Ads データにSQL でアクセスが可能になります。
複数データソースのJOIN などを行う場合には大変便利です。

おわりに

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをSQL Server に連携できます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

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