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Denodo Platform でAmazon Athena データソースを作成

CData JDBC ドライバを使ってDenodo Virtual DataPort Administrator でAmazon Athena データ の仮想データソースを作成します。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2022-02-28
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CData

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Denodo ロゴ

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

Denodo Platform は、エンタープライズデータベースのデータを一元管理するデータ仮想化製品です。CData JDBC Driver for AmazonAthena と組み合わせると、Denodo ユーザーはリアルタイムAmazon Athena データと他のエンタープライズデータソースを連携できるようになります。この記事では、Denodo Virtual DataPort Administrator でAmazon Athena の仮想データソースを作成する手順を紹介します。

最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムAmazon Athena データを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。Amazon Athena にSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をAmazon Athena に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってAmazon Athena データを操作および分析できます。

Amazon Athena Virtual Port を作成

Denodo からリアルタイムAmazon Athena データに接続するには、JDBC Driver のJAR ファイルをDenodo の外部ライブラリディレクトリにコピーし、Virtual DataPort Administration Tool から新しいJDBC データソースを作成する必要があります。

  1. CData JDBC Driver for AmazonAthena インストーラーをダウンロードしてパッケージを展開し、JAR ファイルを実行してドライバーをインストールします。
  2. JAR ファイル(およびライセンスファイルがある場合はそれも)をインストール先(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for AmazonAthena\lib\)からDenodo 外部ライブラリディレクトリ(C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-amazonathena-19)にコピーします。
  3. Denodo Virtual DataPort Administration Tool を開き、Server Explorer タブに移動します。
  4. 「admin」を右クリックし、「New」->「Data source」->「JDBC」を選択します。 新しいJDBC データソースを作成
  5. JCBC Connection を設定します。
    • Name:任意の名前(例:amazonathena)
    • Database adapter:Generic
    • Driver class path:C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-amazonathena-19
    • Driver class:cdata.jdbc.amazonathena.AmazonAthenaDriver
    • Database URI:必要な接続プロパティを使用してJDBC のURL に設定。例えば次のようになります。

      jdbc:amazonathena:AccessKey='a123';SecretKey='s123';Region='IRELAND';Database='sampledb';S3StagingDirectory='s3://bucket/staging/';

      JDBC コネクションを設定(NetSuite の場合)

      Database URI の作成については以下を参照してください。

      組み込みの接続文字列デザイナー

      JDBC URL の作成の補助として、Amazon Athena JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.amazonathena.jar

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      Amazon Athena 接続プロパティの取得・設定方法

      Amazon Athena リクエストの認証には、アカウントの管理のクレデンシャルか、IAM ユーザーのカスタムPermission を設定します。 AccessKey にAccess Key Id、SecretKey にはSecret Access Key を設定します。

      AWS アカウントアドミニストレータとしてアクセスできる場合でも、AWS サービスへの接続にはIAM ユーザークレデンシャルを使用することが推奨されます。

      IAM ユーザーのクレデンシャル取得は以下のとおり:

      1. IAM コンソールにログイン。
      2. Navigation ペインで「ユーザー」を選択。
      3. ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してから「セキュリティ認証情報」タブを選択。

      AWS ルートアカウントのクレデンシャル取得は以下のとおり:

      1. ルートアカウントの資格情報を使用してAWS 管理コンソールにサインイン。
      2. アカウント名または番号を選択し、表示されたメニューで「My Security Credentials」を選択。
      3. 「Continue to Security Credentials」をクリックし、「Access Keys」セクションを展開して、ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成。

      EC2 インスタンスからの認証

      EC2 インスタンスからCData 製品を使用していて、そのインスタンスにIAM ロールが割り当てられている場合は、認証にIAM ロールを使用できます。 これを行うには、UseEC2Roles をtrue に設定しAccessKeySecretKey を空のままにします。 CData 製品は自動的にIAM ロールの認証情報を取得し、それらを使って認証します。

      AWS ロールとして認証

      多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。 代わりにRoleARN を指定してAWS ロールを使用できます。これにより、CData 製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。 (すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、役割を担うIAM ユーザーのAccessKeySecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey およびSecretKey を指定する場合、 ロールは使用できません。

      MFA での認証

      多要素認証を必要とするユーザーおよびロールには、MFASerialNumber およびMFAToken 接続プロパティを指定してください。 これにより、CData 製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでMFA 認証情報を送信します。一時的な認証情報の有効期間 (デフォルトは3600秒)は、TemporaryTokenDuration プロパティを介して制御できます。

      Amazon Athena への接続

      AccessKeySecretKey プロパティに加え、DatabaseS3StagingDirectoryRegion を設定します。Region をAmazon Athena データがホストされているリージョンに設定します。S3StagingDirectory をクエリの結果を格納したいS3内のフォルダに設定します。

      接続にDatabase が設定されていない場合は、CData 製品はAmazon Athena に設定されているデフォルトデータベースに接続します。

      組み込みの接続文字列デザイナーを使ってJDBC URL を生成(Salesforce の場合)
  6. 「接続テスト」をクリックして設定を確認し、「保存」をクリックします。

Virtual DataPort Administration Tool でAmazon Athena データを表示

データソースを作成したら、Denodo Platform で使用するAmazon Athena データの基本ビューを作成できます。

  1. 新しく作成したVirtualPort(admin.AmazonAthena)で「Create base view」をクリックします。
  2. オブジェクトツリーを展開し、インポートしたいオブジェクト(テーブル)を選択します。 インポートするオブジェクトの選択(NetSuite の場合)
  3. 「Create selected」をクリックしてAmazon Athena データのビューを作成します。
    オプション:「Create associations from foreign keys」をクリックして、オブジェクト間の関係を定義します。
  4. ビューを作成した状態で、Server Explorer のテーブル(cdata_amazonathena_customers)に移動し、選択したテーブルをダブルクリックします。
  5. 新しいタブで「Execution panel」をクリックしてクエリパネルを開きます。
  6. 「Execute」タブでクエリをカスタマイズするか、デフォルトを使用します。
    SELECT * FROM cdata_amazonathena_customers CONTEXT ('i18n'='us_est', 'cache_wait_for_load'='true')
    
    データを表示するクエリを設定
  7. 「Execute」をクリックすると、データが表示されます。 データを表示

基本ビューを作成すると、Denodo Platform の他のデータソースと同様にリアルタイムAmazon Athena データを操作できるようになります。例えば、Denodo Data Catalog でAmazon Athena にクエリを実行できます。

CData JDBC Driver for AmazonAthena の30日の無償評価版をダウンロードして、Denodo Platform でリアルタイムAmazon Athena データの操作をはじめましょう!ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。

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