Python Connector スタートガイド



CData Python Connector は、270を超えるSaaS / DB に対応するリアルタイムデータ連携ソリューションです。 アプリケーションにSQL クエリを発行すると、CData ドライバーはフィルタや集計などのアプリ側でサポートしているSQL 操作をアプリケーションに直接渡し、サポートされていない操作(例えば、SQL 関数やJOIN 操作によくあります)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。 さらに、ドライバーに組み込まれた動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってアプリケーションデータを操作および分析できます。

この記事では、CData Python Connector をインストールし、データへの接続とクエリを行う簡単なPython スクリプトを作成する方法を説明します。

今回はSalesforce Python Connector を例にしていますが、ここに記載されている内容は、CData がサポートする270以上のデータソースのすべてに適用可能です。

コネクタをダウンロードしてインストール

はじめに、CData のPython Connector ページからPython Connector をダウンロードします。

連絡先情報を入力します。

Note:製品版のインストーラーをダウンロードする場合は、勤務先のE メールアドレスとプロダクトキーを使用してください。

ダウンロードしたZIP ファイルを展開します。展開が完了したら、pip を使ってお使いのPython ディストリビューションに合わせて.whl(Windows)または.tar.gz(Linux/Mac)ファイルをインストールします。

Windows 版のインストール

以下のコマンドを実行すると、Windows 環境の64-bit Python 3.10 ディストリビューションに対応したパッケージがインストールされます(xxxx はバージョン番号です)。

pip install PATH\TO\cdata_salesforce_connector-23.0.xxxx-cp310-cp310-win_amd64.whl

Linux/Mac 版のインストール

以下のコマンドを実行すると、Linux 環境のPython 3.10 ディストリビューションに対応したパッケージがインストールされます(xxxx はバージョン番号です)。

pip install PATH/TO/cdata_salesforce_connector-23.0.xxxx-python310.tar.gz

データへの接続とクエリ

モジュールをインストールすると、Python から直接Salesforce のデータを操作できるようになります。ここから各ステップについて説明しますが、フルスクリプトも下に掲載します。はじめに、ターミナルでpython を呼び出してPython シェルを開きます。

モジュールをインポート

Python シェルで、モジュールをインポートします。

import cdata.salesforce as salesforce_mod

NOTE:このインポートステートメントは、接続するデータソースに依存します。例えば、CData Python Connector for Google BigQuery を利用する場合は、cdata.bigquery をインポートします。

データへ接続

モジュールがインポートされると、connect() メソッドを使用して、必要な接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン(;)で区切った文字列を使用して、データソースへの接続を確立できます。

cnxn = salesforce_mod.connect("User=myUser;Password=myPassword;Security Token=myToken;")

必要な接続プロパティを確認するには、ヘルプドキュメントのはじめにセクションの接続の確立を参照してください。

Pythonでデータをクエリ

接続を確立したら、execute 関数を使用してカーソル(クエリの実行とデータベースからのレコードのフェッチを支援するPython オブジェクト)を作成します。

cursor = cnxn.execute("SELECT * FROM Account")

fetchall 関数を使用してデータを取得し、結果セットに格納します。

result_set = cursor.fetchall()

結果を表示

最後に、結果セットを反復処理し、データに対してアクションや操作を実行します。ここでは、単純に各行を出力します。

for row in result_set:
		print(row)

Python フルスクリプト

以下のPython スクリプトは、Python シェルの実行や、Python スクリプト(.py ファイル)への保存、IDE での実行が可能です。

import cdata.salesforce as salesforce_mod

		cnxn = salesforce_mod.connect("User=myUser;Password=myPassword;Security Token=myToken;")
		cursor = cnxn.execute("SELECT * FROM Account")

		result_set = cursor.fetchall()
		for row in result_set:
		print(row)

これで、CData Python Connector がインストールされ、Python を使用してSalesforce データへの接続、クエリ、および反復処理ができるようになりました。Python スクリプトやアプリケーションで270以上のデータソースからリアルタイムデータにアクセスし、SQL データベースと同じようにPython でSaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースを扱うことができます。

270を超えるSaaS、NoSQL、DB のデータソースに対応するCData Python Connectors

CData の各種Python コネクタについて、詳しくはPython Connector ページでご確認ください。

CData Python Connector は、30日の無償評価版が利用できます。 ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。 また、CData Python Connector は日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。 製品の使用方法、購入方法などについてご質問がありましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。