こんにちは。CData Software Japan の色川です。
CData Drivers は、あらゆるデータに標準SQL での接続を可能にする高機能・高品質なデータコネクタです。この記事の時点で、270種類以上のデータソースに対応したDriver が提供されています。
先日、新たにクラウド生産管理の「UM SaaS Cloud」へ標準SQL での接続を可能にする「CData Drivers for UM SaaS Cloud」がリリースされました。
この記事では、新しくラインナップに加わったCData Drivers for UM SaaS Cloud の内「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」を利用して「UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新する方法」をご紹介します。
UM SaaS Cloud とは
UM SaaS Cloud は、株式会社シナプスイノベーションが提供する製造業向けのクラウド型生産管理システムです。見積もりから受発注、生産管理までをSaaS 型のオールクラウドで実現することができます。UM SaaS Cloud は、強固なセキュリティ対策を施したSalesforce 基盤で提供され、柔軟に拡張が可能な、製造業DX を実現したい中小製造業に最適なシステムです。
UM SaaS Cloud の特長については、こちらの動画でとても分かりやすく紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=D0NKLGkiyj8
Excel Add-In for UM SaaS Cloud とは
CData Driver は、色々なツールから利用できるように、ODBC やJDBC など様々な技術規格で提供されています。その内の1つである「Excel Add-In」はExcel Add-In の形態で提供されるDriver で、使い慣れたExcel から、SaaS やクラウドDB データを自在に操作する事ができます。普段から使いなれたExcel から、マスタデータの投入や編集、データの二次活用などが実現できる「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」は、幅広いUM SaaS Cloud ユーザーに活用頂けそうです。
この記事では、そんな「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」を利用して「UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新」する方法をご紹介します。
なお、マスタデータの更新やデータの二次活用を超えて、UM SaaS Cloudと他のシステム・サービスとをデータ連携したいシーンには、株式会社シナプスイノベーション提供のiPaaS(データ連携サービス)が便利です。UM SaaS Cloud 組込みのiPaaS に関心がある場合は、こちらのページをぜひごらんください。
https://www.umsaascloud.jp/solution/ipaas/
UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新
それでは「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」の入手方法からステップ・バイ・ステップで進めていきます。
CData Excel Add-In の基本的な使い方は「スタートガイド」を一読しておくと便利です。
https://www.cdata.com/jp/kb/articles/excel-getting-started.rst
この記事では、UM SaaS Cloud の「取引先」へExcel からマスタデータを更新してみます。
Excel Add-In for UM SaaS Cloud のダウンロード
Excel Add-In for UM SaaS Cloud は、こちらからダウンロードすることができます。「無償トライアルへ」から30日間フル機能を評価できるトライアルライセンスが入手できます。
https://www.cdata.com/jp/drivers/umsaascloud/download/excel/
Excel Add-In for UM SaaS Cloud のインストール
Excel Add-In for UM SaaS Cloud のインストールは簡単です。ダウンロードしたインストーラを実行するとインストールメニューに沿って進めることで簡単にインストールすることができます。
UM SaaS Cloud へ接続(新しいUM SaaS Cloud 接続を追加)
まずは、接続エディタを利用して「新しいUM SaaS Cloud 接続を追加」して、UM SaaS Cloud へ接続します。
この記事では、UM SaaS Cloud へOAuth(AuthScheme のデフォルト)で接続します。「接続テスト」をクリックして「Authorization Successful!」となれば接続は成功です。
テーブルの選択
UM SaaS Cloud から取得するクエリをGUI で構成していきます。この記事では「テーブル/ビュー」で「Account」を選択します。
Account のカラム構成が取得され、クエリが自動構成されます。取得したデータの反映先とするExcel シート名や取得する最大行数などもココで指定することができます。この記事ではデフォルト構成のまま「OK」をクリックして、取引先(Account)データを取得します。
ここまでで簡単に取引先(Account)のデータを取得できました。
テーブルデータをExcel で更新
次に取得したシートに追記する形で取引先のデータを新たに登録します。以下では2レコードを新たに作成しました。追加・更新した箇所は判別が容易になるように赤字で構成されます。
「行の更新」から「すべての行を更新」します。更新の確認がされますので「OK」で実際にUM SaaS Cloud へデータを更新します。
UM SaaS Cloud の取引先データに登録されていることが確認できました。
まとめ
この記事では「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」を利用して「UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新」する方法をご紹介しました。
普段使いなれたExcel から、豊富な業務モジュールを備えたクラウド型のERP であるUM SaaS Cloud のマスタメンテナンスや、データの二次活用などが実現できると、製造業における現場ベースのデータ活用、ひいては製造業DX を推進する上で大きな武器になりそうです。
Excel Add-In for UM SaaS Cloud は、こちらのページから、すぐにトライアルすることができます。ご関心のある方はぜひ実際に試してみてください。
https://www.cdata.com/jp/drivers/umsaascloud/download/excel/
製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。
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