こんにちは。Product Specialist の菅原です。
この記事は、Qiita CData Software Advent Calendar 2022 15日目の記事になります。
この記事ではTableau Desktop やTableau Prep Builder からユーザー定義ビューを使用する方法をご紹介します。
ユーザー定義ビューとは
ユーザー独自のビューを事前に設定でき、今回使用するTableau 等の各ツールから呼び出すことができる機能です。
https://cdn.cdata.com/help/RFH/jp/tableau/pg_userviews.htm
①ユーザー定義ビューを作成
まずはユーザー定義ビューを作成しましょう。
任意の場所に「UserDefinedViews.json 」というファイル名のJSONファイルを新規作成します。
※今回はSalesforce のデータを使用します。
「UserDefinedViews.json 」に下記のようなJSON 形式の文字列を記入して保存します。
(例)ビュー名:uv_Case1、uv_Case2
{
"uv_Case1":{
"query":"SELECT [Case].[Subject], [Case].[ContactEmail], [Account].[Name] FROM [Case] LEFT OUTER JOIN [Account] ON [Case].[AccountId] = [Account].[Id] WHERE [Case].[Subject] IS NOT NULL;"
},
"uv_Case2":{
"query":"SELECT [Case].[Subject], [Case].[ContactEmail], [Account].[Name] FROM [Case] LEFT OUTER JOIN [Account] ON [Case].[AccountId] = [Account].[Id];"
}
}
②Tableau Desktop から呼び出す
それでは実際にTableau Desktop から先ほど作成したユーザー定義ビューを呼び出してみます。
今回はCData Tableau Connector for Salesforce を使用します。
下記より事前にインストールしておきましょう。(30日間の無償トライアルがあります)
Download Tableau Connectors for Salesforce & Force.com. 30-Day Free Trial (cdata.com)
Tableau Desktop を起動し、「CData による Salesforce 」を選択して、下記の画面を表示します。
Salesforce へ接続するために必要な項目を設定します。
ユーザー定義ビューを呼び出すために、上画像の赤枠のようにConnection String に①で作成した「UserDefinedViews.json 」のファイルパスを「UserDefinedViews 」に設定します。
UserDefinedViews="C:/test/UserDefinedViews.json";
サインインするとTable にユーザー定義ビューで作成した「uv_Case1 」と「uv_Case2 」が表示されます。
あとはTableau Desktop にて自由に可視化することができます。
③Tableau Prep Builder から呼び出す
次にTableau Prep Builder からも呼び出してみましょう。
「CData による Salesforce 」を選択して、下記の画面を表示します。
Salesforce へ接続するために必要な項目を設定します。
Tableau Desktop の時と同様にユーザー定義ビューを呼び出すため、上画像の赤枠のようにConnection String に①で作成した「UserDefinedViews.json 」のファイルパスを「UserDefinedViews 」に設定します。
UserDefinedViews="C:/test/UserDefinedViews.json";
サインインすると表にユーザー定義ビューで作成した「uv_Case1 」と「uv_Case2 」が表示されます。
あとはTableau Prep Builder にて自由にデータ加工することができます。
おわりに
本記事ではTableau Desktop やTableau Prep Builder からユーザー定義ビューを使用する方法をご紹介しました。
ユーザー定義ビューを使用することで様々な独自のビューの可視化やデータ加工が可能となり、大変便利な機能です。
是非、皆さんの業務で活用していただければと思います。
ユーザー定義ビューはCData Tableau Connector 以外にもJDBC Driver や ODBC Driver でも使用できるので、試してください。
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