STORES予約で管理している予約情報をBigQuery に同期してみる:CData Sync

こんにちは、テクニカルサポートエンジニアの宮本です!

今回は STORES予約で管理している予約情報を、ETL/ELT ツールの CData Sync を使って Cloud データウェアハウスの BigQuery に同期する方法をご紹介します。

STORES予約とは

stores.jp

f:id:sennanvolar44:20220410195103p:plain STORES予約は 24 時間のオンラインによる予約受け付けを行ってくれたり、顧客との日程調整や空き枠管理、顧客へのフォローアップメールなどの予約管理業務を自動化してくれる予約管理サービスです。
導入については、業種に合わせたテンプレートも用意されているので簡単に予約システムを利用することができるようになっています。

構成

f:id:sennanvolar44:20220410213511p:plain STORES予約に複数登録されている予約情報を、CDataSync からreservations list というエンドポイントに定期的にリクエストして取得し、その取得した予約データを BigQuery に送信します。

ビュー一覧

現時点ではSTORES予約からreservations list という予約情報の一覧を取得できるエンドポイントが提供されていて、各種 CData ドライバーやCData Sync のコネクタでもReservations というビューで対応しております。

エンドポイント名 CData ビュー名 取得内容
reservations list Reservations 予約情報の一覧

なお、今後は更新系 API の提供についても予定されているようです。 officialmag.stores.jp

手順

CData Sync のインストール& STORES予約コネクタインストール

CData Sync をインストールします。インストール~アクティベート、また使い方などはこちらのハンズオン記事をご参照ください。

https://www.cdata.com/jp/blog/2022-02-10-174821

次に STORES予約コネクタを CData Sync に追加します。 CData Sync の接続設定画面の「+Add More」から STORESReserve を検索してコネクタを追加します。もし検索しても表示されないようでしたら、以下リンクからサポートデスクまでご連絡いただければ、STORES予約コネクタを直接ご提供いたします。

CData Software Japan - Technical Support

サポートデスクより STORES予約コネクタを受領した場合は、下記設定手順をご参考ください。

1.STORES予約コネクタとして受け取った STORESReserve.apip を下記パスに配置します。 C:\ProgramData\CData\sync\profiles

2.CData Sync を起動後、接続設定画面を開き STORESReserve と書かれたアイコンが表示されていることを確認します。あればOKですが、ない場合は サポートデスクまでご連絡ください。
f:id:sennanvolar44:20220410204442p:plain

STORES予約への接続設定

STORES予約から受領した APIKey をProfile Settings に APIKey=XXXX という形式で設定し、接続テスト→保存と進んで接続情報を保存します。

f:id:sennanvolar44:20220410204620p:plain

BigQuery への接続設定

BigQuery の場合にはユーザーアカウントによるOAuth認証と、サービスアカウントでの接続方法がありますが、今回はOAuth認証で行いますので、データセットID とプロジェクトID を指定しましたら、右下にある接続ボタンをクリックして認証を完了してください。

f:id:sennanvolar44:20220410205631p:plain

レプリケートジョブの作成

ジョブ一覧画面から「ジョブを追加」ボタンをクリックし下記内容を設定します。

設定項目 設定値
ジョブ名 任意のジョブ名
ソース STORES予約の接続情報
同期先 BigQuery の接続情報

f:id:sennanvolar44:20220410210749p:plain

次にSTORES予約 のどのデータを同期させるかを設定していきます。 「テーブルを追加」ボタンをクリックし、「Reservations」を選択します。 f:id:sennanvolar44:20220410211426p:plain

そうすると下記クエリが自動生成されます。 f:id:sennanvolar44:20220410211538p:plain

レプリケートジョブの実行

クエリを再作成後、クエリにチェックを入れ実行ボタンをクリックするとレプリケートジョブが実行されます。 f:id:sennanvolar44:20220410211719p:plain

実行後に同期先DB の BigQuery を確認してみると、STORES予約の予約情報が連携されているのが確認できました。
f:id:sennanvolar44:20220410212637p:plain

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は CData Sync の STORES予約コネクタを使用して、STORES予約から予約情報を BigQuery に同期させてみました。
なお、CData Sync 以外にも JDBC/ODBC/ADO や Excel からでもデータを取得することもできますのでさまざまなツールなどからもご利用ください。 利用方法などご不明な点がございましたら、テクニカルサポートまでご連絡ください。

CData Software Japan - Technical Support

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