CData Arc - Enterprise Integration 機能

こんにちは。CData Software Japan の色川です。

この記事では、CData Arc の「Enterprise Integration」機能について、それぞれの概要をご紹介します。

Enterprise Integration 機能

CData Arc のEnterprise Integration 機能は、連携で利用する証明書の管理コンソールや、Arc を管理するためのAPI、ユーザーロール(役割)のサポートなど、Arc の運用管理や構成管理において有用な機能群の総称です。外部からArc を制御したいシーンや、役割の異なる複数の人が運用に携わるような、一定規模の基盤としてArc を利用するようなケースでは、これらの機能を含んだライセンスが最適です。
https://www.arcesb.com/jp/order/

Certificate Management Console

CData Arc で利用する証明書を一覧で管理できる管理コンソールが利用できます。Arc の連携フローで一定数の証明書を利用するような基盤では、この機能が有用です。

API Access

CData Arc ではArc 自体の操作をAPI として利用することができます。この機能は「管理API」と呼ばれ、Arc のWeb UI で出来る操作の多くは、管理API を通じて実行することができます。Arc を外部からオートメーション操作したいシーンや、統合管理ツールからAPI を通じてフローを実行したい場合など、この機能が有用です。

CData Arc の管理API について詳しく知りたい方は、こちらをごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/Admin-API.html

Parallel Processing

CData Arc では作成したフローの自動実行(オートメーションサービス)が設定できます。オートメーションサービスでは各コネクタのインプットフォルダにあるファイルを処理します。オートメーションサービスは一定時間毎のサイクルで実行され、処理対象のメッセージはサイクル毎にフローを1ステップ進みます。
Parallel Processing は、このオートメーションサービスにおいて各コネクタに複数スレッドを割り当てることで並列処理を実現する機能です。オートメーションサービスが一定のサイクルで実行されるとき、複数スレッドを割り当てることにより、コネクタ内にある複数ファイルを同時並行的に処理することができる、と言う機構です。これにより多くのファイルを処理する必要があるフローでは、オートメーション実行の時のパフォーマンス向上が期待できます。

CData Arc の並列処理について詳しく知りたい方は、こちらをごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/Architecture.html

Enterprise Reporting Features

CData Arc では実行されたデータの傾向に関するレポートを作成できます。たとえば、ファイルの処理時間に関するレポートを生成して、フロー内のどのステップが完了するまでに最も時間がかかるかを確認したり、レポートを使用して、フロー内のどのコネクタが最も多くのエラーを生成したかを検出したりできます。

CData Arc のレポート機能について詳しく知りたい方は、こちらをごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/Reports.html

Multi-User / Roles-Based Access Controls

CData Arc ではロールベース(役割ベース)のユーザー管理機能を提供しています。役割の異なる複数の人がArc の運用に携わるような一定規模の連携基盤では、役割ごとに操作権限を分けたいケースがありますが、その様な場面で有効に働きます。

ロール 役割の概要
Admin アプリケーション全ての操作が実行可
Standard フローの作成や編集、削除など。アプリケーション全体に関わる操作以外を実行可能
Support 読み取り専用

この機能を保有しないライセンスでは、Arc の全てのユーザーは「Admin」ロールのユーザーです。

CData Arc のユーザー管理とロールについて詳しく知りたい方は、こちらをごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/User-Roles.html

Active Directory / Single Sign-On Integration

CData Arc はOpenID 標準によるシングルサインオン(SSO)をサポートしています。Azure AD のようなOpenID を実装したID プロバイダは、Arc のSSO プラットフォームとして使用することが可能です。

CData Arc のシングルサインオン(SSO)について詳しく知りたい方は、こちらをごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/Single-Sign-On.html

おわりに

この記事では、CData Arc の「Enterprise Integration」機能について、それぞれの概要をご紹介しました。

役割や用途にあわせてライセンスを柔軟に選択できることもCData Arc の特長の1つです。ぜひ利用シーンにフィットしたライセンスでCData Arc を活用してください。

CData Arc の製品機能について何かご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。

この記事では CData Arc™ 2023 - 23.3.8686.0 を利用しています。

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