こんにちは。CData Software Japan の色川です。
CData Arc の四半期アップデートとして新たに23.3 ビルドの提供を開始しました。今回のアップデートではアプリケーションへのデータアクセス機能がより強化され、UI/UX 改善(使いやすさの向上)により、いつも利用する機能がさらに使いやすくなりました。
・強化されたデータアクセス機能
・UI/UX 改善(使いやすさの向上)
この記事では、23.3 リリースの主要トピックのうち「UI/UX 改善(使いやすさの向上)」についてご紹介します。
UI/UX 改善(使いやすさの向上)
様々なデータ連携フローを作って頂くタイプの製品であるCData Arc にとって、使いやすさの向上は常に大きなテーマです。今回のリリースでは、メッセージプレビューやログのフィルタリング、ヘルプへのナビゲーションなど、いつも利用する機能がさらに使いやすくなりました。また頻繁に利用されるコネクタの1つであるExcel コネクタの設定UI もさらに使いやすくなっています。
以下では主な改善ポイントについてご紹介していきます。
メッセージプレビュー(フォーマット機能の追加)
CData Arc では様々なWeb API やクラウドストレージとの連携を実現できますが、API からのレスポンスや変換後のファイルは、ミニファイ(縮小化)されている場合も多く、メッセージの内容を確認したいときには不便な場面も良くあります。
今回のリリースで、メッセージプレビューダイアログに、メッセージをフォーマットできる機能が加わりました。この機能はシンプルですが、フローを開発したり保守したりする時に大変便利な機能です。メッセージをダウンロードしてエディタなどでフォーマットして確認、といった手間がなくなりメッセージ内容の確認がサクサクと進みます。
ダッシュボード("今日"の情報フィルタ)
ダッシュボードは、CData Arc の実行状況をトータル的に確認できるページです。日々の運用で最も確認されるページと言えるかも知れません。
ダッシュボードは「過去24時間」や「過去3日」「過去7日」など表示対象をフィルタするため期間条件が提供されていますが、今回のリリースで「今日」のフィルタ条件が加わりました。日次で運用されるフローが多いケースでは、必要な情報を最もシンプルに確認できるフィルタかも知れません。ぜひお試しください。
ダッシュボード(詳細へのナビゲーションリンク)
ダッシュボードでは実行状況をトータル的に確認できますが、エラーが発生している場合は、対処・対応を進めるためにその詳細を確認する必要があります。各トランザクションの詳細はログページで確認できますが、ダッシュボードの主要メトリクスから対象トランザクションを抽出したログページへダイレクトにジャンプできるようになりました。実行状況の確認がよりサクサクと進みます。ぜひご活用ください。
ログ(フィルタリング期間)
実行状況の確認や分析のためにログを一定期間で抽出したいケースは多いですが、今回のリリースでログページに「Month to Date」「Quarter to Date」「Year to Date」のフィルタが用意されました。
フィルタで絞り込んだログデータは「ログファイルをダウンロード」「現在の検索結果」からダウンロードすることができます。
ヘルプへのナビゲーション
管理コンソールでリンクされているヘルプトピックが、常に別のタブで開くようになりました。変更としてはとても小さな機能改善ですが、エラーの時に限らず、フローを作る上でのリファレンスとしてヘルプトピックを参照・活用することの多いArc では日々の使いやすさに直結する気の利いた改善になっています。
Excel コネクタ(テーブルモード利用時のプロパティ設定)
Microsoft Excel は業種や業務を問わず、非常に多くのビジネスシーンで利用されているデータソースの代表格です。CData Arc が標準で備えるExcel コネクタは、Excel ファイルからのデータ取得や、Excel ファイルへのデータ出力(Excel ファイルの生成)を実現できるコネクタです。
Excel コネクタが提供する機能の中でも、テーブルモードでのデータ取得(シンプルな行列で構成された二次元表形式のシートからのデータ取得)は、多くの連携シナリオで活用されている人気の機能です。
今回のリリースで、Excel コネクタのテーブルモード(データ取得)で「データとして取得する範囲」や「日時や数値の形式」の設定がサポートされ、より使いやすくなりました。
おわりに
CData Arc にとって、使いやすさの向上は常に大きなテーマです。今回のリリースでは、メッセージプレビューやログのフィルタリング、ヘルプへのナビゲーションなど、いつも利用する機能がさらに使いやすくなりました。また頻繁に利用されるコネクタの1つであるExcel コネクタの設定UI などもさらに使いやすく進化しています。
今回のアップデートにより、Arc のデータアクセス機能がより強化され、UI/UX の改善により、いつも利用する機能がさらに使いやすくなっています。
この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートを併せてごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/current.html
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
この記事では CData Arc™ 2023 - 23.3.8686.0 を利用しています。
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