こんにちは。CData Software Japan の色川です。
先日、CData Arc の新たなメジャーバージョンであるv23 の提供を開始しました。
今回のメジャーアップデートでは、Arc が実現するデータ連携フローについて、その実行状況の可視化やモニタリング・分析など、スマートな運用管理に役立つ新機能が搭載されています。今回搭載された新機能は、データ連携フローを構築するときも、運用するときも、全ての場面でその利便を感じて頂ける機能です。
・カスタマイズ可能なダッシュボード
・メッセージ追跡（トラッキング）
・強化された検索フィルタ
・フルリリースコネクタの追加
この記事では、新機能のうち「強化された検索フィルタ」「フルリリースコネクタの追加」についてご紹介します。
強化された検索フィルタ
CData Arc の活用が進むほど、フローの設定情報や、フローが処理するメッセージの量は増えていきます。これまでもArc では利用するコネクタや、処理対象とするオブジェクトを素早く特定するために検索フィルタが搭載されていましたが、今回のリリースで、Web コンソールの検索フィルタが大きく強化されました。
コネクタのインプット、アウトプットは特に利用することが多いタブページです。これらのタブページでは検索フィルタはもちろん、表示すべき新しいデータがあるかバックグラウンドでチェックされるようになり、表示できるデータが増えたら通知が表示するようになりました。新たに発生したメッセージの見落とし防止にも役立ちます。
フルリリースコネクタの追加
今回のリリースで、Snowflake やDynamics 365、Stripe など新たに10 のアプリケーションコネクタがフルリリースされました。
| AMQP |
AMQP（Advanced Message Queuing Protocol）は、アプリケーション間、組織間、およびプラットフォーム間でメッセージを送受信するためのオープンで標準化されたプロトコルです。 |
| Databricks |
Databricksは、データサイエンス、機械学習、データ分析のための統合プラットフォームです。Apache Spark、Delta Lake、MLflowを活用し、データの収集、準備、分析、およびモデルの運用を支援します。 |
| Dynamics 365 |
Dynamics 365は、顧客関係管理（CRM）、販売、サービス、財務、サプライチェーン管理など、幅広いビジネスアプリケーションを提供するMicrosoftのクラウドベースのプラットフォームです。 |
| Exact Online |
Exact Onlineは、財務、販売、経費、プロジェクト管理など、幅広い機能を含むクラウドベースの統合ビジネスアプリケーションスイートです。 |
| FHIR |
FHIR（Fast Healthcare Interoperability Resources）は、医療情報の標準化のための規格です。RESTful APIを使用して、医療データをシステム間で安全かつ効率的に交換できるように設計されています。 |
| Odoo |
Odooは、CRM、販売、eコマース、プロジェクト管理など、幅広いビジネスアプリケーションを提供するオープンソースの統合ビジネスアプリケーションスイートです。 |
| Sage Intacct |
Sage Intacctは、財務、会計、プロジェクト管理など、幅広い機能を提供するクラウドベースの財務管理ソフトウェアです。中小企業から大企業まで、幅広い企業に利用されています。 |
| Snowflake |
Snowflake は、データウェアハウス（DWH）やデータレイクとして使用できるクラウドベースのデータプラットフォームです。スケーラブルで信頼性が高く、使いやすいように設計されています。 |
| Stripe |
Stripeは、オンライン決済を処理するためのクラウドベースのサービスです。世界中の企業が顧客から簡単に支払いを受け取れるように設計されています。 |
| Zoho Inventory |
Zoho Inventoryは、在庫の追跡、注文の管理、販売の促進に役立つクラウドベースの在庫管理ソフトウェアです。小規模から大規模まで、あらゆる規模の企業に適しています。 |
おわりに
Web コンソールの「強化された検索フィルタ」により、これまでより圧倒的に少ない時間や労力で、見たい情報を特定できるようになりました。日常的に利用するコネクタのインプット・アウトプットタブでのリフレッシュ通知は、新たに発生したメッセージの見落とし防止にも役立ちます。もちろん今回のリリースでも、CData 製品の大きな価値である接続（コネクティビティ）は強化されており、Snowflake やDynamics 365 など10 のアプリケーションコネクタが新たにフルリリースコネクタとして加わりました。
今回のメジャーリリースで搭載されたそれぞれの新機能は、データ連携フローを構築するときも、運用するときも、全ての場面でその利便を感じて頂ける機能です。
この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートを併せてごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/current.html
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
https://www.cdata.com/jp/support/submit.aspx
この記事では CData Arc™ 2023 - 23.0.8517 を利用しています。
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