こんにちは。CData Software Japan の色川です。
先日、CData Arc の新たなメジャーバージョンであるv23 の提供を開始しました。
今回のメジャーアップデートでは、Arc が実現するデータ連携フローについて、その実行状況の可視化やモニタリング・分析など、スマートな運用管理に役立つ新機能が搭載されています。今回搭載された新機能は、データ連携フローを構築するときも、運用するときも、全ての場面でその利便を感じて頂ける機能です。
・カスタマイズ可能なダッシュボード
・メッセージ追跡(トラッキング)
・強化された検索フィルタ
・フルリリースコネクタの追加
この記事では、新機能のうち「メッセージ追跡(トラッキング)」についてご紹介します。
メッセージ追跡(トラッキング)
CData Arc では、これまでフロー内でのメッセージ(処理対象データ)の状態を確認するためには、フローを構成するコネクタ単位で、ログやメッセージを確認していく必要がありました。また、それらを取得するときもログやメッセージヘッダなど、ややテクニカルな情報の表示に重点が置かれていました。
Arc 2022
新しくなった「メッセージ追跡(トラッキング)」では、これらの課題が改善され、Arc のデータ連携フローを流れるメッセージに対して、直感的な可視性が提供されます。メッセージタブでは、メッセージの詳細やメッセージヘッダはもちろん、トランザクション履歴として、多くの処理を含むフローにおけるメッセージの流れや状態の全体像を容易に把握できるようになっています。
またメッセージやログ、それぞれのプレビューアも搭載され、Arc のWeb コンソール上から、より簡単な手順で実行状態を詳しく把握できるようになっています。
新しくなったログページ
新しくなったログページは「これまでのステータスページに搭載されていた各種ログビューアが新しく独立したログページとなり、新たに「メッセージ追跡(トラッキング)」機能が加わった」と考えて頂くと、これまでArc を利用頂いている方には分かりやすいかも知れません。
Arc 2022
Arc を管理されている方にはおなじみの「アプリケーションログ」「アクセスログ」「監査ログ」には、ログページからアクセスすることができます。
おわりに
新しくなったログページと、新たに搭載された「メッセージ追跡(トラッキング)」により、これまでより圧倒的に少ない時間や労力で、Arc で構成したデータ連携フローの実行状況を把握することができるようになりました。コネクタ単位で作成・実行できるArc の開発容易性はそのままに、一連のフローの単位で実行状況を確認できる視認性が備わりました。
今回のメジャーアップデートにより、B2B 連携を支えるCData Arc の実行状況を把握するための時間が節約され、より正確性を確保しやすい製品へと進化しています。CData Arc は、データ連携フローを作成するときのみならず、日々の運用でもスマートな体験をお約束します。
この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートを併せてごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/current.html
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
https://www.cdata.com/jp/support/submit.aspx
この記事では CData Arc™ 2023 - 23.0.8517 を利用しています。
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