こんにちは。CData Software Japan の色川です。
先日、CData Arc の新たなメジャーバージョンであるv23 の提供を開始しました。
今回のメジャーアップデートでは、Arc が実現するデータ連携フローについて、その実行状況の可視化やモニタリング・分析など、スマートな運用管理に役立つ新機能が搭載されています。今回搭載された新機能は、データ連携フローを構築するときも、運用するときも、全ての場面でその利便を感じて頂ける機能です。
・カスタマイズ可能なダッシュボード
・メッセージ追跡(トラッキング)
・強化された検索フィルタ
・フルリリースコネクタの追加
この記事では、新機能のうち「カスタマイズ可能なダッシュボード」についてご紹介します。
カスタマイズ可能なダッシュボード
CData Arc には、これまでも実行されたトランザクションの数や、発生したエラーの数、利用されているコネクタの数など、重要なステータス情報を表示するステータスページがありました。既にCData Arc をご利用頂いている方とっては良く見慣れたページかと思います。
B2B 連携を支えるCData Arc が健全に実行されているかを把握するために、トランザクション状況の可視化はとても重要ですが、どのような視点で視たいかは、利用するユーザーやシーンにより様々です。成功率や失敗率をみたいケースもあるでしょうし、処理されたデータ規模をみたいケースもあると思います。
新しく搭載されたArc 2023 のダッシュボードは、Arc の健全性や利用状況を把握できる様々なメトリクス(指標)と、処理メッセージのアクティビティを把握できるトレンド(傾向)を備えた、カスタマイズ可能なダッシュボードです。
メトリクス
ダッシュボードには、Arc の健全性や利用状況を把握できる様々なメトリクス(指標)が用意されています。
Total Messages |
メッセージ総数 |
Total Transactions |
トランザクション総数 |
Total Transactions Sent |
送信されたトランザクション総数 |
Total Transactions Received |
受信されたトランザクション総数 |
Total MFT Transactions |
MFT トランザクション総数 |
Total EDI Messages |
EDI メッセージ総数 |
Total Errors |
エラー総数 |
Total Send Errors |
送信エラー総数 |
Total Receive Errors |
受信エラー総数 |
Total Connectors |
コネクタ総数 |
Active Connectors |
アクティブコネクタ数 |
Total Workspaces |
ワークスペース総数 |
Active Workspaces |
アクティブワークスペース数 |
Total Bytes Processed |
処理された総バイト数 |
Average Bytes Processed |
処理された平均バイト数 |
Success Rate |
成功率 |
Failure Rate |
失敗率 |
これらの豊富なメトリクスを自由に選択する形でダッシュボードをカスタマイズすることができます。全体をシンプルに俯瞰したいケースでも、様々な視点で確認したいケースでも、それぞれのニーズにあわせたダッシュボードを構成することができます。
トレンド
ダッシュボードの「トレンド」は、Arc 全体での処理メッセージの傾向(トレンド)を把握するのに役立ちます。従来のステータスページでも好評を得ていたグラフ形式のビューで確認することができます。
また「トレンド」セクションでは、「ワークスペースによるトランザクション」「コネクタId によるトランザクション」のウィジェットが提供されています。これらはそれぞれのワークスペースやコネクタId のメッセージ数や、以前の期間と比較した傾向(トレンド)を確認することができます。それぞれのウィジェットでは特定のワークスペースやコネクタId を選択してフィルタすることも可能です。
メッセージ
ダッシュボードの「メッセージ」は、「メッセージ追跡(トラッキング)」として新しくなった「ログ - メッセージ」ページで表示されるメッセージの内、最新の25 件が表示されます。これにより直近に処理されたメッセージは、ダッシュボードページからも確認することができます。
おわりに
カスタマイズ可能なダッシュボードにより、それぞれのニーズにフィットする形で実行状況を可視化できるダッシュボードを手に入れることができるようになりました。ダッシュボードには、ご紹介したセクションの他に、EDI ドキュメントに関するメトリクスを表示できるウィジェットなども用意されています。
今回のメジャーアップデートにより、B2B 連携を支えるCData Arc の実行状況を把握するための時間が節約され、より正確性を確保しやすい製品へと進化しています。CData Arc は、データ連携フローを作成するときのみならず、日々の運用でもスマートな体験をお約束します。
この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートを併せてごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZJ/jp/mft/current.html
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
https://www.cdata.com/jp/support/submit.aspx
この記事では CData Arc™ 2023 - 23.0.8517 を利用しています。
関連コンテンツ