こんにちは。CData Software Japan の色川です。
CData Arc の2022.Q4 アップデートとして新しいビルドの提供を開始しました。今回のアップデートではテンプレートの活用や既存資産の移行支援など、製品の使いやすさを大きく向上する新機能が加わっています。
・フローテンプレート
・インポート・エクスポート ウィザード
・スクリプトスニペットの追加
・フルリリースコネクタの追加
この記事では、新機能のうち「スクリプトスニペットの追加」「フルリリースコネクタの追加」についてご紹介します。
スクリプトスニペットの追加
CData Arc が活用されているシーンではノーコードで連携自動化シナリオを作成・運用頂くことが多いですが、既存のビジネスプロセスや制約に併せる必要がある場面など、複雑性の高いビジネスロジックやマッピング、イベント処理が必要なときにはローコードで自由度の高い処理を記述できるArcScript が便利です。
ArcScript はXML ベースのスクリプト言語で、ファイルの内容や名称を変更したり、他のメッセージフローをトリガーしたり、標準化されたフォーマットに簡単に変換できないカスタムデータをモデル化したり、外部のスクリプトやアプリケーションプロセスを実行したりすることができます。パワフルなスクリプトエンジンであるArcScript はCData Arc が持つ特長の1つです。
CData Arc - スクリプト | Version 22.0.8423
今回のアップデートでは普段ご相談頂くことが多いロジックがスクリプトスニペットとして新たに追加されました。ファイルの読み取りや、フォルダのクリーンアップ。HTTP リクエストでのトークン取得や、データベースへのSQL コールなど、参考にして頂けるスクリプトがスニペット(再利用可能なテンプレート的コードパーツ)として追加されています。
今回のアップデートでは、これらのスニペットが新たに加わりました。
・File Read(ファイルの読み取り)
・Folder Cleanup(フォルダのクリーンアップ)
・Get Bearer Token(HTTP リクエストでトークン取得)
・Call Database(データベースへのSQL コール)
ArcScript に関心のある方は、ヘルプトピックやスニペットと併せて、こちらのナレッジベースもぜひごらん下さい。
ArcScript クイックスタート (cdata.com)
新しく追加されたコネクタ(フルリリース)
これまでβリリースとして提供されていたWooCommerce、Square やTally コネクタが今回フルリリースされました。
WooCommerce は、大変人気のあるオープンソースのWordPress 用eCommerce プラグインです。
CData Arc - WooCommerce Connector Setup | Version 22.0.8423
Square は、モバイル決済のパイオニア的なサービスです。
CData Arc - Square Connector Setup | Version 22.0.8423
Tally は、インドで広く普及しているERP です。
CData Arc - Tally Connector Setup | Version 22.0.8423
おわりに
ファイル操作やWeb API・データベースへのリクエストなど、それぞれのスクリプトスニペットが追加されたことで、はじめてArcScript を利用するときにもスムーズに試して頂けるようになりました。
CData 製品の大きな価値である接続(コネクティビティ)の強化・改善はもちろんですが、今回のアップデートでは、より使いやすく、はじめやすい製品へと進化しています。
この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートを併せてごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZH/jp/mft/current.html
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
CData Software Japan - Support Form
この記事では CData Arc™ 2022 - 22.0.8423.0 を利用しています。
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