CData Arc 2022.Q4 アップデート - インポート・エクスポート ウィザード



こんにちは。CData Software Japan の色川です。

CData Arc の2022.Q4 アップデートとして新しいビルドの提供を開始しました。今回のアップデートではテンプレートの活用や既存資産の移行支援など、製品の使いやすさを大きく向上する新機能が加わっています。

フローテンプレート
インポート・エクスポート ウィザード
スクリプトスニペットの追加
フルリリースコネクタの追加

この記事では、新機能のうち「インポート・エクスポート ウィザード」についてご紹介します。

インポート・エクスポート ウィザード

 
テンプレートフローのインポートや、作成したフローのバックアップや別のCData Arc 環境に移行のためのエクスポートなど、フローのエクスポート・インポートはよく利用される機能です。

これまでのCData Arc でも、フローデザイナーからワークスペースやフロー・コネクタの単位でエクスポートしたり、エクスポートしたフローをインポートしたりすることができましたが、今回のアップデートでこの機能が大きく改善・強化されました。

新しくなった「インポート・エクスポート ウィザード」では、使いやすいステップバイステップのウィザードで、必要な設定や項目をより正確にインポートおよびエクスポートできるようになりました。

フローデザイナーのエクスポートでは、カスタムエクスポートウィザードにより「機密性の高い情報を含めるか」「どのコネクタを含めるか」「どの設定情報を含めるか」を分かりやすく選択することができます。もちろん、インポートでも同じように対象とする項目や情報を選択することができます。





インポートするときに、フローの構成状態によっては既存のコネクタと競合(コネクタ名の重複)するケースがあると思いますが、競合(コンフリクト)の解決方法も柔軟に選択できるようになっています。






Migration


今回のアップデートでは、インポート・エクスポート ウィザードとともにArc 全体の情報をエクスポート・インポートできるMigration 機能が新しく搭載されました。Migration 機能では、すべてのグローバルアプリケーションデータと設定を含む、アプリケーションの完全なエクスポートとインポートを実行することができます。Migration で生成されるエクスポートファイルは *.arc として取得できます。



これまでのCData Arc でも、ファイルシステムに対する比較的シンプルなオペレーションで環境のバックアップや移行ができましたが、このMigration 機能により、さらに簡単に、かつ安全にArc の情報をバックアップしたり移行したりすることができます。

Migraion 機能のエクスポートでは、カスタムエクスポートウィザードにより「機密性の高い情報を含めるか」「どのワークスペースを含めるか」「どの設定情報を含めるか」を分かりやすく選択することができます。もちろん、インポートでも同じように対象とする項目や情報を選択することができます。







インポート・エクスポート ウィザードにより、Arc 内で構成を移行またはバックアップする必要がある場合に、シンプルで統一された方法が提供されます。必要な項目や情報を選択的にエクスポート・インポートできるので、複数のチームで運用するArc 環境においても、他のチームの領域へ影響を与えずに運用管理をすすめることができます。


おわりに


インポート・エクスポート ウィザードとMigration 機能の登場により、作成したフローや環境構成を、これまでよりシンプルにバックアップしたり移行できるようになりました。

CData 製品の大きな価値である接続(コネクティビティ)の強化・改善はもちろんですが、今回のアップデートでは、より運用しやすい製品へと進化しています。

この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートを併せてごらんください。
https://cdn.cdata.com/help/AZH/jp/mft/current.html

より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。

今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。

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この記事では CData Arc™ 2022 - 22.0.8423.0 を利用しています。

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