こんにちは。CData Software Japan リードエンジニアの杉本です。
以前このBlogで Amazon Marketplace API の古いバージョンAPIが廃止、およびそれに伴う新しいバージョンAPIがリリースされることを紹介していました。
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そして、CData Driver でもこの新しいAmazon Marketplace の API、Selling Partner API・通称SP-APIに対応が完了して、最新バージョンがリリースされました!
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ちなみに、 SP-APIへの移行期限日は、2021年9月30日から2022年7月31日に延期されているので、既存のMWS APIはまだ半年ほど先まで利用できますが、なるべく早く現在利用しているユーザーの方々は切り替えていただくことが推奨されます。
sellercentral.amazon.co.jp
使い方
それでは最新バージョンの CData Amazon Marketplace Driver の使い方を解説していきます。
この記事では ODBC Driverベースで解説しますが、基本的にJDBCでもADO.NETでも利用方法は共通です。
以下のページから最新バージョンのドライバーをインストールし直してください。
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インストール完了後、接続設定画面を表示して、必要な項目を入力します。
この時いちばん重要なポイントは「Schema」を「SellingPartner」に切り替えることです。
入力が完了したら「接続のテスト」をクリックします。
するとブラウザが立ち上がり、以下のようにSP-APIへのアクセス許可を承認するための画面が表示されます。
ここでアクセス内容を確認の上、チェックを入れて「Confirm」をクリックしましょう。
アクセス許可が成功すると以下のような画面に切り替わり
ODBC DSNでも接続テストの成功を知らせるメッセージが表示されます。
これで新しいSP-APIのデータモデルにアクセスすることができるようになりました。
現在SP-APIで利用できるデータモデルは以下のページを参照してみてください。また、これら以外にもアクセスしたいデータがあれば、お気軽に相談ください。
cdn.cdata.com
Power BI から Amazon Marketplace SP-API のデータにアクセスしてみる
せっかくなので、Power BI からAmazon Marketplace SP-API のデータにアクセスしてみましょう。
使い方は以前までと同様です。Power BIのデータソース一覧から「ODBC」を選択し
先程接続設定を行ったODBC DSN「CData AmazonMarketplace Source」を選択します。
これで以下のように任意のデータモデルにアクセスすることができます。今回は注文データ一覧が取得できる「Orders」を選択してみました。
以下のようにAmazon Marketplaceの注文データがPower BIへシームレスにロードできます。
あとはPower BIのビジュアライズ機能を使って、注文データを分析・可視化できます。
以前までのMWS API のアプリについて
ちなみに、Amazon Marketplaceでのアプリ登録の制約上、以前まで公開していたアプリは非公開となりました。
現在利用しているお客様は引き続き利用は問題ありませんが、新規で登録することができませんのでご注意ください。
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新しくCData Amazon Marketplace Driver 利用する場合は、SP-APIのアプリの利用をお願いします。
おわりに
API Update・それらの追従対応はAPIを利用していくにあたって避けては通れない部分ですが、CData Driver ではこのように接続設定・インターフェースを抽象化して、アップグレード対応がスムーズに実現できるようにしています。
もしこれらの機能を使うにあたって、気になる点があれば、テクニカルサポートまでお気軽にお問い合わせください。
https://www.cdata.com/jp/support/submit.aspx
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