CDataSyncを使ってBusiness b-ridge のアプリデータをBigQueryにレプリケート

by 宮本航太 | 2020年09月02日

f:id:sennanvolar44:20200521175346p:plain こんにちは、CData の宮本です。

今回は ノーコードで簡単にシステムを構築することできる Business b-ridge 内にあるデータを、データレプリケートツールの CData Sync を使って BigQuery に連携する内容を紹介いたします。

Business b-ridgeとは

ノーコードで「誰もが、簡単に」システム構築できるアプリケーションプラットフォームです。GUI 上でそれぞれのケースにあったシステムを簡単に構築できることから、さまざまな変化にもすぐに対応できるというのが魅力です。

https://www.businessbridge.jp/

f:id:sennanvolar44:20200521171601p:plain

CData Sync とは?

f:id:sennanvolar44:20200420213536p:plain Salesforce や Marketo などのクラウド(SaaS)データ を DB およびデータウェアハウスに同期するレプリケーションツールです。複雑な設定等は特になく、高度な同期ジョブを作成、運用することができます。また SQL を設定することができるので、柔軟にデータを抽出してデータベースへ連携することができます。

https://www.cdata.com/jp/sync/

構成

f:id:sennanvolar44:20200521180751p:plain Business b-ridge から受け取るデータを CData Sync を介して BigQuery にロードします。CData Sync の配置場所はクラウド上でも、オンプレでも構いません。また、BigQuery 以外にも接続設定だけ済ませれば、簡単に RedShift や SQLServer など他の連携先にもデータを連携することが可能です。
データソース、同期先のラインナップは以下のリンクより確認できます。
https://www.cdata.com/jp/sync/connections/

準備

本構成で必要なものは以下の通りです。

  • CDataSync
    (後述するインストール手順でダウンロードリンクを載せています)
  • eセールスマネージャのアカウント
  • BigQuery

CData Sync インストール

まずは以下のリンクより CData Sync をダウンロードします。

https://www.cdata.com/jp/sync/

なお、CData Sync はWindows版、Java版、AMI版と3種類存在しますので、実行環境に合ったものを選択ください。今回は Windows 版を使っていきます。
f:id:sennanvolar44:20200503013133p:plain

ダウンロードしたインストーラーを実行します。基本的にデフォルトのまま次へと進んでしまって構いません。
f:id:sennanvolar44:20200503013558p:plain

以上で準備が完了しました。

手順

では、これより Business b-ridge から BigQuery への連携ジョブを作成していきます。

Business b-ridge への接続設定

CData Sync をインストールした状態では Business b-ridge のコネクタは表示されていないので、まずはコネクタのインストールを行います。
CData Sync を起動後、ヘッダーメニューの「接続」から接続画面を表示し、中段にあるデータソースタブをクリックして、「+Add More」アイコンをクリックします。 f:id:sennanvolar44:20200513110322p:plain

上の赤枠部分に「Business」や「b-ridge」と入力すると、Business b-ridge が表示されますので、クリックします。

f:id:sennanvolar44:20200616173600p:plain

「ダウンロード&インストール」ボタンをクリックすると、自動的に Business b-ridge コネクタがインストールされます。
f:id:sennanvolar44:20200616173633p:plain

コネクタ追加後、接続タブから再度コネクタ一覧を参照すると、Business b-ridge コネクタが表示されていますのでクリックします。
f:id:sennanvolar44:20200616174121p:plain

各種キー情報を入力し、接続のテストを行います。問題なく接続できたならば、変更を保存で接続設定情報を保存します。
f:id:sennanvolar44:20200616174413p:plain
これで、Business b-ridge 側の接続設定が完了しました。

BigQuerey への接続設定

次は、BigQuery への接続設定を行います。今度は中断の「同期先」タブにある BigQuery をクリックします。
f:id:sennanvolar44:20200513113755p:plain

任意の名前に加え、プロジェクトIDとデータセットIDを入力し、右下の「Reset Connection」をクリックします。そうすると、CData Sync から BigQuery へのアクセス許可の画面が表示されるので許可します。
※BigQuery のデータセットは事前に作成しておいてください。
f:id:sennanvolar44:20200513113416p:plain

以上で接続設定が完了です。

連携ジョブの作成

CData Sync のトップ画面に戻り、「ジョブを追加」ボタンをクリックし、先ほど作成した Business b-ridge と BigQuery をそれぞれソースと同期先で選択し、作成ボタンをクリックします。
f:id:sennanvolar44:20200616175256p:plain

次に連携対象のデータをここで設定します。テーブルを追加をクリックすると、 Business b-ridge のアプリがテーブル名として表示されるようになっています。今回は購買発注と購買発注明細アプリのデータを BigQuery にレプリケートしたいと思います。
f:id:sennanvolar44:20200616184734p:plain

そうすると、このように選択したテーブルが自動的に設定されました。作成されたクエリは Where句で条件をつけたり、join したりすることも可能です。また、ジョブ自体にオプションをつけることも可能です。詳しくは以下のヘルプを参照ください。

http://cdn.cdata.com/help/ASE/jp/sync/Advanced-Job-Options.html

クエリ部分にある Replicate 構文は、例えば Replicate [購買発注] である場合、Business b-ridge の購買発注アプリを、購買発注 テーブルという名前で BigQuery に連携するという意味になります。
f:id:sennanvolar44:20200616185132p:plain

次に BigQuery ではテーブル名やカラム名に日本語名を使用することができないので、作成したクエリをクリックし、以下の画面でテーブル名を変更します。
f:id:sennanvolar44:20200616185357p:plain

カラム名については、カラムマッピングタブより変更します。
f:id:sennanvolar44:20200616185708p:plain

連携ジョブの実行

作成したクエリの左側にあるチェックボックスにチェックを入れ、実行ボタンをクリックします。正常に終了すると画面上部にメッセージが表示されます。また、クエリの右側には実行した日時と連携件数が表示されます。 f:id:sennanvolar44:20200616190616p:plain

BigQuery の中を確認すると、確かにCData Sync で指定したテーブル名で BigQuery 上に作成されています。レコード自体も正しく連携できています。 f:id:sennanvolar44:20200616190902p:plain

おわりに

いかがでしたでしょうか。CData Sync ではSQL で抽出条件を指定できるので、各ユーザのケースにあった条件で Business b-ridge のデータを連携することができます。 また、スケジューリングの設定も可能ですので、一度ジョブを作成してしまえば、自動的に日々連携するようになります。 CData Sync は 30 日間無料でご利用できますので、是非お試しください!

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。