はじめに
本記事はCData Software Japanが提供するハンズオンセミナー「CData Drivers ハンズオン ~Salesforce、kintone データをAPI を書かずに使いこなす!!」内のシナリオ「ExcelからSalesforceのデータを参照&更新」の資料です。
本資料で実現するシナリオ
Microsoft ExcelのリボンからSalesforceの取引先(Account)オブジェクトのデータを参照、および、更新します。
CData Excel Add-in for Salesforce とは?
CData Excel Add-in for Salesforce では、デスクトップ版のExcel から、Salesforce のデータに直接アクセスし、Salesforce のデータの取得、更新、挿入、削除がExcel UI 状から行えます。複数行の一括貼り付け、複数行の一括置換などのExcel UIを活かした編集作業や、Excel テーブルに取得したSalesforce データのピボットテーブルやグラフでの利用などをAPI コーディング不要で実現します。
|
Excel |
Salesforce |
Excel Add-in for Salesforce |
データの一元管理 |
× |
〇 |
〇 |
データの共有 |
× |
〇 |
〇 |
フォームとレコードの区別 |
× |
〇 |
〇 |
レコードの一括編集 |
〇 |
× |
〇 |
関数 |
〇 |
△ |
〇 |
グラフ化 |
〇 |
△ |
〇 |
慣れ |
〇 |
△ |
〇 |
Excel Add-in for Salesforce の利用例
- Salesforce の商品マスタや顧客マスタなどのマスタデータの一括編集などの管理
- Salesforce へのExcel でのコピー&ペーストによるデータ挿入(日々の営業・管理データ入力など)
- Salesforce データのピボット分析やグラフでのビジュアライズ
- マクロなどを使ったExcel ベースのクラウドデータ連携アプリケーションの開発
使用するCData製品
CData Excel Add-In for salesforceのインストール
以下のサイトから評価版ビルドをダウンロードします。
ダウンロードされたインストーラ形式(.exe)のファイルを起動します。
- Excelアプリケーションを閉じてから実行してください。
- 途中オンラインでのアクティベーションが実行されるためインターネットアクセス出来る環境で行ってください。
下記のようなインストーラが起動するので、ライセンス契約書を確認した上で、デフォルト設定のままインストールを進めて完了させます。
インストールが完了するとデフォルトブラウザが起動して製品ヘルプファイルが起動します。
CData Excel Add-In for Salesforceの起動、および、接続設定
Excelアプリケーションを起動して、空白のブックを開きます。リボンにCDATAタブが追加されるので、「取得元Salesforce」アイコンをクリックします。
既に接続設定が設定されている場合には、下記のCDataデータ選択画面が表示されます。「編集」ボタンをクリックします。
接続名は新規のまま、「編集」ボタンを押します。
起動した「接続ウィザード」内の下記の項目にSalesforceへの接続情報を設定します。
Salesforceの接続情報 |
設定項目 |
備考 |
ユーザID |
User |
|
パスワード |
Password |
|
セキュリティートークン |
Security Token |
|
「接続テスト」ボタンをクリックします。下記のようなダイアログが表示されれば成功です。「接続ウィザード」の「OK」ボタンをクリックして保存します。
Salesforceデータの取得
「CData テーブル選択」ダイアログから、Excelのシートにデータを取得したいテーブルを選択します。今回は、「取引先(Account)」テーブルを選択して「OK」ボタンをクリックします。
デフォルトでは、選択したテーブルのすべてのカラムを100件取得します。表示するカラムを選ぶにはカラムの項目のチェックをOn/Off してください。カラムで「フィルタ」と「値」に入力をすることで、フィルタリングを行うこともできます。最大行数を変更することもできます。
このタイミングで、SalesforceのAPIにアプリ内のデータを取得するリクエストを発行します。取得されたアプリのデータはExcelのセルにバインドされます。デフォルトでは最大行数が100行に絞り込まれます。
Salesforceアプリへのデータ登録
Excelから入力した情報をSalesforceに登録してみます。「Account」テーブルがバインドされているシートの「Name」を、データが格納されている一番下のレコードの次行に入力します。セルを変更してSalesforce側が反映されていない状態ではセル値の文字列が赤となります。追加したい行を選択して、リボン「CDATA」タブ内の「行の挿入」(最新版では「行の更新」に統合)ボタンをクリックします。
文字列は黒文字に戻ります。それでは、Salesforceの取引先を確認してみます。ブラウザでSalesforceのサイト( https://login.salesforce.com/ )にアクセスします。
セールス > 取引先 > すべての取引先 を開くと、Excelから入力した内容で登録できていることを確認できます。
ExcelからSalesforceのデータを取得、登録することが出来ました。
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