ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →X-pointからSalesforceのデータをCData JDBC Driver for Salesforceを使って参照してみる
今回は、CData JDBC Driver for Salesforceを使って、ワークフローシステムの「X-point」から、 Salesforceの取引先データを取得し、X-pointのフォームからデータを参照できるようにしていきます。
- X-pointとは?
- CData JDBC Driverでできること
- Salesforce用のJDBC DriverをX-pointに格納
- 参照する外部データソース(Salesforce)の設定
- ユーザマスタ作成
- まとめ
X-pointとは?
Web ブラウザ上で、「まるで紙に書くような」直感的な入力フォームを提供し、フォームの管理機能、およびデータ
ベースとの連携機能等を実現した、「書類管理の新しいスタイル 」を提案するフォーム・アプリケーション・サーバです。
サンプルフォームも1000以上用意されているため、事前準備に時間をかけることなく、ワークフローの導入を進めることができます。
CData JDBC Driverでできること
X-pointのマスタ参照先DBはPostgreSQLとOracleの2種類となりますが、CData JDBC Driverを組み込むことによって、
ノンコーディングでSalesforceやPCAといったSaasのデータを参照することができるようになります。
組み込み方法は参照したいSaas用のCData JDBC DriverをX-pointに格納し、いくつかのDB接続設定ファイルを変更するだけとなります。
では、さっそく手順の方をご紹介します。
Salesforce用のJDBC DriverをX-pointに格納
CData JDBC Driver for Salesforceをインストール後、インストール先にあるjarファイルとlicファイルをX-pointにコピーします。
※インストール方法については今回は割愛します。
JDBC Driverの評価版ダウンロードはこちら
参照する外部データソース(Salesforce)の設定
下記赤枠の3ファイルに接続するデータソースの情報が書かれています。
dbconfig.xmlの変更
[xpcustom PostgreSQL]の設定箇所を下記のようにSalesforce用に書き換えます。
接続設定内容はJDBCDriverのマニュアルをご参照ください。
cdn.cdata.com
なお、struts-config-db.xml、struts-config-db.xml_pgの変更内容も、
dbconfig.xmlと同じ内容となります。
ユーザマスタ作成
外部データはユーザ固有マスタとしてX-pointに取り込むことができますが下記のような前提があります。
ユーザ固有マスタの設定はX-point システム全体で1つのみのため、複数のデータベースを参照することはできません。
取込済のユーザ固有マスタが存在する場合、参照先を切り替える前に取込解除を行う必要があります。
X-pointに管理者としてログインして、「マスタ」→「ユーザ管理マスタ」と画面遷移すると、
下記キャプチャのとおり、Salesforceのテーブルを参照することができています。
X-pointにインポートしたい対象テーブルを取り込み後、
「フォーム」→「コンポーネント」→「マスタ参照ウィンドウ」にて、
先ほど取り込んだSalesforceのデータを表示するサブ画面を作成します。
プレビューボタンを押下すると、今作成したサブ画面が表示されます。
フォームから呼び出した際は、行を選択し選択ボタンを押下することで、
呼び元のエリアに値が反映されます。
まとめ
CData Driverを使うことによって、Salesforceへの接続が簡単に行うことができることがわかりました。 加えて、PCAなど他のSaasのマスタデータ参照もDB接続設定ファイルの変更だけで可能であり、シームレスに切り替えができることが大きなポイントでした。