はじめに
今年もCData Software User Group Advent Calendar 2017を完走することが出来ました。ご協力頂きました皆さま、この場を借りてお礼申し上げます。今年は、WebAPIを仮想RDB化するCData Drivers製品に加えて、RDBをポイント&クリック操作だけでWebAPI化する CData API Serverもローンチして製品としての幅が広がった一年でした。
クラウドデータ連携、および、データ活用を従来のオンプレ基盤で行う方式だけでなく、AWSのLambdaやAzureのFunctions、HerokuなどのPaas基盤で行うことで、マルチクラウド間のデータ連携をクラウド基盤だけで実現するようなお話も多くなってきたのも印象的です。 それでは、今年のCData Software User Group Advent Calendar 2017にはどのような記事が投稿されたのか分類毎にみていきましょう。
BIツール
クラウド内のデータをRDBMSと同じように、分析やレポーティングの対象にしたいというニーズが高いのを肌で感じる一年でした。弊社のデータソースのラインナップには無いクラウドサービス(例:Misoca、Questetra)にCData REST Driverを利用してアクセスするといった投稿もありました。このような接続記事は増やしていきたいと思います。
【CData8日目】Dynamics NAVでAPIを利用するための手順とTableu連係をしてみる
【CData12日目】請求書作成サービスMisocaのデータをPower BI ☓ CData REST ODBCドライバーを利用して分析できるようにしてみる
【CData13日目】MoneyForward クラウド請求書から売上データをPowerBI でビジュアライズ
【CData17日目】Questetra BPM SuiteのデータをBIツールでビジュアライズ
データ連携ツール
データ統合やクレンジングを行う従来型のETLの他に、Alteryxといった分析しやすいデータを準備するデータプレパレーションといったツールからの利用、「分析業務の約7割は分析データの準備にかかる」と言われている通り、このようなニーズは今後増えていくと思います。
【CData3日目】SSIS(SQL Server Integration Service)を使って、Dynamics 365(CRM)からKintoneに顧客データを連係させてみる
【CData7日目】kintone Data に接続しTalend からデータ連携
【CData5日目】SaaS 連携/クラウド連携のパターン:連携の為のツールの種類は?
【CData9日目】Alteryxから CData ODBC Drivers を使って様々なクラウドサービスやNoSQLからデータを取得する方法
【CData21日目】クラウドEAIサービス運営者から見るCDataの可能性
Excel
エンタープライズでのビジネスユーザのフロントエンドのツールは、やはりExcelが多いです。Excelでデータを扱うのは、容易で自由度が高いというメリットの反面、管理面での問題がよく取り上げられます。やはり、データはシステムやサービスで一元管理、フロントエンドツールはビジネスユーザがもっとも生産性が高いツールを利用する、というのが今後のトレンドなのではと思います。そういえば、ExcelからPythonを呼び出せるようなる、というニュースも流れていましたね。
【CData2日目】ExcelマクロでTwitterにツイートしてみた
【CData6日目】Excel CData RESTドライバーを使用して、手軽にWeb API RESTエンドポイントからExcelにデータをロードする方法(Qiita REST APIを利用)
イベントレポート
アドベントカレンダーの直前にラスベガスで行われたAWSの re:invent、国内で行われたMicrosoftのDynamicsUserGroupのイベントレポート。こういったTech系イベントは、「ブログを書くまでが勉強会」というひともいるようにアウトプットすることが重要ですね。
【CData4日目】AWS re:invent 2017のEXPO でのデータ連携系サービス展示とCData の対応データソース展示レポート
【CData4日目】第6回JDUC(Japan Dynamics User Community)勉強会イベントレポート
NoSQL
これまで、 CDataDriversのラインナップでは、MongoDBやCassandraといったドキュメント型のNoSQLが多かったのですが、Redisといったキーバリュー型のNoSQLも順次ラインナップとしてリリースされました。早速、ステップバイステップ形式の利用手順が纏まっていますね。KV型のインメモリNoSQL内のデータにアドホックで参照したいといった要件は今後増えるのではと思っています。
【CData1日目】NoSQLデータベースのRedisをCData Excel Add-In で触ってみよう。データ構造とかも解説。
API Server
今年7月にローンチした CData API Serverを使った記事です。超高速でRDBからWebAPIを生成し、管理・運用できるこの製品、日本でも導入実績が増えてます。すでに、国内大手銀行のオープンAPIとして利用されていたり、企業間のデータ連携インタフェースをRESTAPIとして提供する基盤として、利用していただいています。
【CData10日目】Dynamics 365 v9.0 新機能 仮想エンティティにCData API Serverを経由して、Azure SQL Databaseのテーブルを表示してみる
【CData19日目】Azure Data Factoryを使って、API Server(OData)経由でSharePointからAzure SQLにデータをコピーしてみる
【CData23日目】CData API Server を使ってみよう
その他
CDataSoftwareは、データ接続のテクノロジーのエンジニアで構成されているプロ集団です。そのエンジニア集団が日頃考えている事を纏めた系の記事です。
【CData14日目】非エンジニアのマネージャがエンジニアチームと上手くやる方法 【CData20日目】 データ連携の技術的負債をヘッジする 【CData24日目】 2017 年のAPI 管理関連は纏めにくいので纏めないでつらつらと。
非エンジニアのマネージャがエンジニアチームと上手くやる方法については、500いいね超えのQiitaのトレンド入り!!エンジニアを中心とする沢山の方に共感いただいたようです。
まとめ
2016年に参戦して、2年目のQiitaアドベントカレンダーでした。 ※2016版はこちら:https://qiita.com/advent-calendar/2016/cdatasoftware
来年は、今年より、更なるクラウドデータ接続が普通になり、そこから様々なアイディアが生まれる事を確信しています。この辺のナレッジは、アドベントカレンダーに関係なくQiita上でも発信していければと考えています。来年も宜しくお願いします。メリークリスマス♪
2017年クリスマス CData Software Japan 技術担当ディレクター 桑島
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