今日、企業が競争力をつける手段として、データのパターン認識やデータから予測を導くことができる機械学習(マシンラーニング)が注目されています。機械学習を有効に行うためには、機械学習プラットフォームに大量のデータを取り込む必要があります。目的が会計不正の検知であれ、自動運転技術であれ、パターン認識・発見には多くのデータが必要です。
残念なことに、組織には有用なデータが多く保存されているにも関わらず、それらのデータはサイロ化されて別々のシステムに保管されています。オンプレシステムのRDBMS、クラウド提供されるCRM、ERP、グループウェアアプリケーション、NoSQL データソースなどが利用されていますが、データのインターフェースはそれぞれ異なります。機械学習に取り組んでいる企業は、さまざまなインターフェースを持つデータソースからデータを取得するためにデータソースごとのコードを書かなければなりません。
今回、弊社では企業が機械学習プラットフォームからリアルタイムデータをシームレスにつなげることを目指すプロジェクトをはじめました。このプロジェクトを通じ、機械学習のインテグレーションが進み、あらゆる規模の企業が機械学習の恩恵を得ることができる未来を描いています。
TensorFlow ODBC Reader とは?
Google TensorFlow プロジェクトは、現在最も人気のある機械学習インテリジェンスのライブラリのひとつです。CData のODBC Reader for TensorFlow は、ユーザーがデータをTensorFlow に取り込む方法を標準化します。
ODBC Reader for TensorFlow を使えば、Google TensorFlow 機械学習プロジェクトとSQL-92標準のODBC データドライバーをつなぐことができます。ODBC Reader は汎用ODBC Reader であり、標準仕様のODBC ドライバーであれば、どんなドライバーでも接続が可能です。弊社が提供するCData ODBC Drivers をはじめ、オープンソースのドライバーやサードパーティドライバーが使用できます。
TensorFlow のデータ連携機能をODBC 接続で拡張することで、開発者が機械学習に取り込めるリアルタイムデータが大幅に拡大し、機械学習アプリケーションがより有効なインサイトをリアルタイムではじき出すことができるようになります。
ダウンロードはこちら:
ODBC Reader 'tensorflow-odbc' および、ソースコードはGitHub に公開されています。
ODBC Reader for TensorFlow は、GPL 3.0 ライセンスのオープンソースプロジェクトです。商用利用については、セールスデスクまでご連絡ください。お問い合わせ
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