ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →CData
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for SAPAribaSource を使えば、PowerShell からSAP Ariba Source データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for SAPAribaSource およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でSAP Ariba Source への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
SAP Ariba Source に接続するには、以下を設定します。
Supplier Data API またはContract API に接続する場合は、さらに以下を設定します。
Supplier API に接続している場合は、ProjectId をデータを取得したいソーシングプロジェクトのId に設定します。
接続プロパティを設定した後、認証のためにOAuth 接続を設定する必要があります。
OAuth アプリケーションの作成について、詳しくはヘルプドキュメントを参照してください。
以下を設定して、接続してください。
接続すると、本製品は自動でOAuth プロセスを完了します。
モジュールのインストール:
Install-Module SAPAribaSourceCmdlets
SAP Ariba Source への接続:
$saparibasource = Connect-SAPAribaSource -API $API -APIKey $APIKey -Environment $Environment -Realm $Realm -AuthScheme $AuthScheme
取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-SAPAribaSource -Connection $saparibasource -Table "Vendors"
Invoke-SAPAribaSource cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-SAPAribaSource -Connection $saparibasource -Query 'SELECT * FROM Vendors WHERE Region = @Region' -Params @{'@Region'='USA'}
戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
SAP Ariba Source、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、SAP Ariba Source のリソース(Vendors)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Vendors" -Columns $columns -Values $values
}
一度PowerShell でSAP Ariba Source とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-SAPAribaSource -Connection $saparibasource -Table "Vendors" | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Vendors" -Columns $columns -Values $values
}
別のPowerShell モジュールで、SAP Ariba Source を別のデータベースに複製する場合、Select-SAPAribaSource cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
これで、SAP Ariba Source データをMySQL に複製できました。分析、BI などでSAP Ariba Source データをMySQL から使うことができるようになります。