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CData Connect

ノーコードアプリ開発プラットフォーム bubble でSAP Ariba Source にアクセス

CData Connect Server を使ってSAP Ariba Source データのOData API エンドポイントを作成して、bubble からSAP Ariba Source データを使ったアプリを作成する方法。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2021-11-15

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

bubble はプログラミングを行わずにWebアプリケーションを開発できるクラウドサービスです。この記事では、CData Connect Server を経由して bubble からSAP Ariba Source に連携する方法を説明します。

CData Connect Server は、SAP Ariba Source データのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、bubble からリアルタイムにSAP Ariba Source データへ連携することができます。
bubble からSAP Ariba Source にデータ連携。

SAP Ariba Source の仮想OData API エンドポイントを作成

まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。

  1. CData Connect Server にログインして、Databases をクリックします。 データベースを追加
  2. 利用できるデータソースアイコンから"SAP Ariba Source" を選択します。
  3. SAP Ariba Source に接続するために必要なプロパティを入力します。

    SAP Ariba Source に接続するには、以下を設定します。

    • API:本製品にSAP Ariba データを取得させたいAPI を指定。ビジネスロールに基づき、Supplier、Sourcing Project Management、またはContract API を選択します(可能な値は、SupplierDataAPIWithPaginationV4、SourcingProjectManagementAPIV2、または ContractAPIV1 です)。
    • DataCenter:アカウントのデータがホストされているデータセンター。
    • Realm:アクセスしたいサイト名。
    • Environment:テスト環境、または本番環境のいずれかに指定。(可能な値は、TEST またはPRODUCTION)。

    Supplier Data API またはContract API に接続する場合は、さらに以下を設定します。

    • User:API 呼び出しを行うユーザーのId。
    • PasswordAdapter:認証するUser に関連付けられたパスワード。

    Supplier API に接続している場合は、ProjectId をデータを取得したいソーシングプロジェクトのId に設定します。

    OAuth 認証

    接続プロパティを設定した後、認証のためにOAuth 接続を設定する必要があります。

    • AuthScheme をOAuthClient に設定します。
    • サービスにアプリケーションを登録し、APIKeyOAuthClientId、およびOAuthClientSecret を取得する必要があります。

      OAuth アプリケーションの作成について、詳しくはヘルプドキュメントを参照してください。

    OAuth の自動リフレッシュ

    以下を設定して、接続してください。

    • APIKey:アプリケーション設定のApplication key。
    • OAuthClientId:アプリケーション設定のOAuth Client Id。
    • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のOAuth Secret。

    接続すると、本製品は自動でOAuth プロセスを完了します。

    1. 本製品はSAP Ariba からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします。
    2. 本製品はアクセストークンの期限が切れると自動的にリフレッシュします。
    3. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定された場所に基づいてメモリに保存されます。
    接続を設定
  4. Test Database をクリックします。
  5. Permission -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
  6. API タブをクリックして OData API エンドポイントが生成されていることを確認します。

bubble API Connector の構成

それでは bubble側でCData Connect Server に連携するための API Connector を構成します。

  1. まず、bubble の Pluginsタブに移動して「Add Pluings」をクリックします。
  2. 一覧の中から「API Connector」を検索し、インストールしてください。
  3. インストール後、連携設定の画面が出てくるので、任意の名称を入力し、Header情報に「x-cdata-authtoken」と予め取得したCData Connect Server のTokenを設定します。
  4. 続いて、SAP Ariba Sourceのエンドポイントを呼び出す定義を追加します。「GET」リクエストで、CData Connect Server で定義したAPIエンドポイントのURLを入力してください。
  5. 最後に「Initialize call」を行い、データ項目の型情報を調整します。
  6. 特に変更がなければデフォルトのままでOKです。以上で bubble から CData Connect Server への連携設定は完了です。

UIを構成する

それではbubble でSAP Ariba Source のデータを呼び出してみましょう。今回はExcel Likeなテーブルを表示できるUIコンポーネントでデータを呼び出してみます。

  1. Add Pluingsで「Excel-like HandsonTable」を追加します。
  2. あとは、このUIコンポーネントを配置して、CData Connect Server のPluginをバインドするだけでOKです。
  3. テーブルにバインドする配列要素はvalue 要素を指定してみてください。
  4. プレビュー画面に移動することで、SAP Ariba Source からデータを取得した一覧画面が確認できます。

このように、CData Connect Serverを経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携をしたウェブアプリをbubble で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。

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