こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Tableau Cloud は、クラウドホスティングの分析プラットフォームです。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にAzure Data Lake Storage データにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Azure Data Lake Storage に接続し、Tableau Cloud でAzure Data Lake Storage データからビジュアライゼーションを作成する方法を説明します。
CData Connect Cloud とは?
CData Connect Cloud は、以下のような特徴を持ったクラウド型のリアルタイムデータ連携製品です。
- SaaS やクラウドデータベースを中心とする150種類以上のデータソース
- BI、アナリティクス、ETL、ローコードツールなど30種類以上のツールやアプリケーションから利用可能
- リアルタイムのデータ接続に対応。データの複製を作る必要はありません
- ノーコードでシンプルな設定
詳しくは、こちらの製品資料をご確認ください。
Connect Cloud アカウントの取得
以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。
Connect Cloud からAzure Data Lake Storage に接続する
CData Connect Cloud では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「Azure Data Lake Storage」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、Azure Data Lake Storage に接続します。
Azure DataLakeStorage 接続プロパティの取得・設定方法
Azure DataLakeStorage Gen 1 への接続
Gen 1 DataLakeStorage アカウントに接続するには、はじめに以下のプロパティを設定します。
- Schema:ADLSGen1 を指定。
- Account:アカウント名に設定。
- AzureTenant:テナントId に設定。Azure Portal 内のAzure Data Lake プロパティから取得できます。
- Directory:(オプション)複製したファイルを格納するためのパスを設定。指定しない場合は、ルートディレクトリが使用されます。
Azure DataLakeStorage Gen 1 への認証
Gen 1 は、認証方法としてAzure Active Directory OAuth(AzureAD)およびマネージドサービスID(AzureMSI)をサポートしています。認証方法は、ヘルプドキュメントの「Azure DataLakeStorage Gen 1
への認証」セクションを参照してください。
Azure DataLakeStorage Gen 2 への接続
Gen 2 DataLakeStorage アカウントに接続するには、はじめに以下のプロパティを設定します。
- Schema:ADLSGen2 に設定。
- Account:ストレージアカウント名に設定。
- FileSystem:このアカウントで使用するファイルシステム名に設定。例えば、Azure Blob コンテナ名など。
- Directory:(オプション)複製したファイルを格納するためのパスを設定。指定しない場合は、ルートディレクトリが使用されます。
Azure DataLakeStorage Gen 2 への認証
Gen 2は、認証方法としてアクセスキー、共有アクセス署名(SAS)、Azure Active Directory
OAuth(AzureAD)、マネージドサービスID(AzureMSI)など多様な方法をサポートしています。AzureAD、AzureMSI での認証方法は、ヘルプドキュメントの「Azure DataLakeStorage Gen 2
への認証」セクションを参照してください。
アクセスキーを使用した認証
アクセスキーを使用して接続するには、AccessKey プロパティを取得したアクセスキーの値に、AuthScheme を「AccessKey」に設定します。
Azure ポータルからADLS Gen2 ストレージアカウントのアクセスキーを取得できます。
- Azure ポータルのADLS Gen2 ストレージアカウントにアクセスします。
- 設定で「アクセスキー」を選択します。
- 利用可能なアクセスキーの1つの値を「AccessKey」接続プロパティにコピーします。
共有アクセス署名(SAS)
共有アクセス署名を使用して接続するには、SharedAccessSignature プロパティを接続先リソースの有効な署名に設定して、AuthScheme を「SAS」に設定します。
共有アクセス署名は、Azure Storage Explorer などのツールで生成できます。
- Create & Test をクリックします。
- Edit Azure Data Lake Storage Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの追加
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
コネクションが構成されたら、Tableau Cloud からAzure Data Lake Storage に接続できるようになります。
Tableau Cloud でAzure Data Lake Storage データをリアルタイムでビジュアライズ
以下のステップは、Connect Cloud の仮想Azure Data Lake Storage データベースを使用してTableau Cloud で新しいデータソースを作成し、データから簡単なビジュアライゼーションを作成する方法の概要です。
- Tableau Cloud にログインしてアカウントを選択し、新しいワークブックを作成します。
- 新しいワークブックでデータウィザードからMicrosoft SQL Server Connector を選択し、Connect Cloud インスタンスの値を入力します。
- Serverを tds.cdata.com,14333 に設定します。
- Database を先ほど設定したAzure Data Lake Storage のコネクションの名称(例:ADLS1)に設定します。
- Username をConnect Cloud のユーザー名に設定します。(user@mydomain.com)
- Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
- Require SSL のチェックボックスにチェックを入れます。
- 新しく作成したデータベースと、ビジュアライズするテーブルを選択します。(必要に応じてJOIN されたデーブルの関係を定義します)
- 「Dimensions and Measures」を選択してビジュアライゼーションを構成します。
クラウドアプリケーションからAzure Data Lake Storage データにリアルタイムアクセス
これで、Tableau Cloud ワークブックからAzure Data Lake Storage データにリアルタイムで直接クラウドベースの接続が可能です。さらに、データソースやワークブックを公開することなく、Tableau Desktop から新しいビジュアライゼーションを作成したり、ダッシュボードを作成したりすることができます。Tableau Cloud のようなクラウドアプリケーションで、100 を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースのデータにリアルタイムアクセスする方法の詳細については、Connect Cloud ページを参照してください。