DX 戦略の達成を支えるデータ分析基盤をAWS + Tableau で構築

DX 戦略の柱であるDX インフラの整備としてデータ基盤をAWS + Tableau で構築。 CData Tableau Connector を導入することで社内外のビッグデータに安全、かつ効率的にアクセスできる環境を実現

三井住友海上あいおい生命保険株式会社は、「すこやかな未来を保険でつくる」生命保険会社としてMS&AD インシュアランスグループにおける国内生保事業の中核を担われています。

同社は、保険の保障に加え、その前後のヘルスケアサービスの提供により新たな付加価値を生むこと、そしてお客様体験価値の向上や業務変革に取り組むことを軸としたDX を基本戦略の一つとしており、戦略を実現するためのインフラの整備としてデジタル人財育成やデータ基盤整備に取り組まれていました。

この度、 戦略を支えるデータ基盤を、データレイクとしてのAmazon S3 と Tableau Server × CData Tableau Connector にて実現されました。


Before | 課題

  • 社内にデータはあるけれど散在している、散在データを集約したけれど接続する方法が無いなど、データ分析したいけれど環境が無いため取り組めない状況にあった
  • 社内のセキュリティポリシーを満たしながらTableau からデータレイクであるS3 に直接接続することが必要だった

After | CData 製品を導入した効果

  • 社内に散在しているデータをデータレイクであるS3 に集約し、データ分析にTableau を導入。社内のデータアナリストが自分の業務をより推進しやすい環境を構築することが出来た
  • CData Tableau Connector を導入することでTableau からS3 に直接、しかも簡単に接続できるようになった

本件をご担当されたデジタルイノベーション部 DI 企画・開発グループ 兵庫一範氏にお話をお伺いしました。

Q: CData Tableau Connector をご検討・ご採用いただくこととなった背景について教えてください。

兵庫氏:弊社は保障の前後のヘルスケアサービスの提供による社会課題の解決やお客さま体験価値の向上を目指しています。そのために欠かせないのがデータ分析です。

そこで今回、社内に散在しているデータをデータレイクであるS3 に集約し、Tableau での可視化・分析に取り組むことになりました。Tableau からS3 の接続については、金融機関という弊社の特性上、厳しいセキュリティの確保が求められます。さらに設定作業や、データをダウンロードしたりデータベースに格納するといった手間なく、Tableau からS3 に直接アクセスできることが望まれました。

このような中、セキュリティと利便性を兼ね備えたものとしてCData を見つけました。その後、説明を受けてトライアルを進める中で要件を満たすことが分かり、採用するに至りました。

Q: CData Tableau Connector を使われた感想はいかがですか?どのぐらいでS3 上のデータと接続しデータ利活用を開始できましたか?

兵庫氏:CData Tableau Connector のインストール作業はTableau Server の構築とあわせてパートナー企業に実施頂きました。特に問題なく作業は完了し、すぐに使い始めることができました。

Q: CData Tableau Connector の導入効果はいかがでしょうか?社内や上司の反応はいかがでしたか?

兵庫氏: これまではデータはあるけれど散在していたり、散在データを集約したけれどアクセスが面倒で、すぐに分析を始められない状況にありました。

CData Tableau Connector 導入後は、Tableau からS3 に一度接続したら、後は面倒な作業は不要になりました。Tableau を利用しているデータアナリストたちはCData Tableau Connector を全く意識しません。

それだけ、いつでも簡単にデータにアクセスできている訳で、「これが無くては!」と感じています。

Q: CData の問い合わせ(サポート)対応についてはいかがでしたでしょうか?

兵庫氏:検討段階からオンラインで丁寧に説明していただけましたので、安心して購入することができました。

また、オープンソースソフトウェア(OSS)ですと不明点があってもコミュニティでの問い合わせとなり回答が得られないこともあります。CData の場合はサポートからきちんと回答が得られるので安心して利用することができています。

Q:よろしければ今後の展開をご共有いただけますでしょうか?

兵庫氏:今回、データ分析基盤を構築したことでデータアナリストたちが、自分自身でデータ分析をやり易い環境が整ったと感じています。

とはいえ、まだ散在データは残っていますのでもっとデータの集約を進めていきたいです。

また、データ分析基盤を利活用できる人材を育成し、増やしていきたいとも考えています。

そうしてデータ分析基盤を整備し、集約したデータの利活用を推進することで、「ヘルスケアサービス(CSV×DX)による付加価値創造」と「ヒト×デジタルによる事業変革」を実現していきたいと考えています。

CData でデータ連携・データ活用をはじめましょう