kintone データをCData JDBC Driver + Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)でAmazon RDS に集約し、Web サイトで活用

kintone データのAmazon RDS への集約をCData kintone JDBC Driver とInformatica Intelligent Cloud Services の組み合わせで高品質・低コスト・短期間で実現

三菱重工業株式会社は、エネルギー・環境をはじめとする技術に立脚するグローバルなものづくり企業として事業を展開されています。

同社は、今回Web データベースであるkintone からWeb サイトへとデータを連携する仕組み部分の改善に取り組まれました。

連携方法としては、これまでkintone にAWS Lambda(プログラム)からアクセスして生成したJSON 形式データをInformatica Intelligent Cloud Services(以下、IICS)に読み込ませるという方法をとられていました。しかしながら、この方法はプログラム作成が必要になるなど実装工数がかさむ点が課題でした。

今回CData kintone JDBC Driver を使用することでIICS から直接kintone へアクセスできるようになり、工数がかさんでいたプログラム作成が不要となるなど、高品質・低コスト・短期間でデータ連携する仕組みを構築されました。

今後もAWS Lambda を用いて行っているデータ連携を順次IICS やCData 製品などで置き換えていくことをご検討中です。


Before|課題

  • AWS Lambda の学習やプログラム作成(含むテスト)に工数がかかっていた
  • AWS Lambda で生成したJSON 形式データをIICS に読み込ませるため、事前にデータ型を整理し、読み込ませておく必要があった
  • 仕様変更への追従などkintone API を意識しておく必要があった

After|CData 製品の導入効果

  • AWS Lambda が不要となった(工数圧縮)
  • また、CData kintone JDBC Driver は簡単に使用でき(学習コストがかからず)、データ抽出スピードも向上した
  • データ型を意識することなく、データ連携が可能となった
  • kintone API はCData kintone JDBC Driver によって隠蔽されるので、仕様変更への追従などを意識する必要がなくなった

本件をご担当された宮地敬士氏、佐藤一起氏、山田駿介氏にお話をお伺いしました。

Q:CData kintone JDBC Driver をご検討いただくこととなった背景について教えてください

佐藤氏:私たちの部署ではWeb データベースであるkintone に蓄積したデータをWeb サイトを通じて顧客に提供する取り組みを行っています。kintone からWeb サイトへのデータ連携はAmazon RDS を経由して行う仕組みになっています。

kintone データのAmazon RDS への複製は、これまでAWS Lambda(プログラム)でJSON 形式データに変換し、そのJSON 形式データをIICS に読み込ませるという方法で行ってきました。

しかし、この方法ですと「kintone アプリごとにデータ取得プログラムを作成しなければならない」、「データ取得プログラムの品質を担保するためにテスト工数もかさむ」など工数的にも品質的にもメリットを感じられない状況でした。

そんなときWeb 検索でIICS とJDBC ドライバーでデータ連携を行うという記事を見つけ、CData kintone JDBC Driver を試してみることにしました。

山田氏:AWS Lambda で生成したJSON 形式データをIICS に読み込ませるために、事前にデータ型を整理し、読み込ませないといけない点も手間に感じており、改善したいポイントの1つでした。

Q:CData kintone JDBC Driver を使われた感想はいかがですか?どのぐらいでkintone と接続しデータ利活用を開始できましたか?

佐藤氏:とても簡単でした。実際、CData kintone JDBC Driver のトライアル申し込みから半日程度でIICS からCRUD 操作を確認することができました。

IICS のスキルさえあれば利用できるもので、kintone API を意識することも違和感もなく使えるなと感じました。

Q:お問合せをいただいてから2か月程度でご導入いただきましたが、CData kintone JDBC Driver を採用されたポイントをおきかせいただけますか?

佐藤氏:事前に用意していた検証項目をすべてクリアした時点でCData kintone JDBC Driver の採用を決定しました。

CData kintone JDBC Driver の動作検証をこと細かく行うよりも、すぐさま導入することでkintone まわりのプロジェクトの品質向上をはかるメリットの方が大きいと感じたためです。

こうした判断の背景にはフットワーク軽く動くことをモットーにしている私たちの部署の文化も影響していると思います。

Q:CData kintone JDBC Driver の導入効果はいかがでしょうか?社内や上司の反応はいかがでしたか?

山田氏:IICS にJSON 型データのデータ型を事前に読み込ませる手間など、AWS Lambda にかけていた工数が省けたのはよかったです。

佐藤氏:CData の導入前はkintone データ連携についてAWS Lambda に慣れている人でも1か月程度の工数が必要という状況でした。また、AWS Lambda は学習コストが高いとも感じていました。

ですが、CData kintone JDBC Driver を使用することでkintone API の存在を私たちは意識することなく、また接続先をCData に集約できたため2週間程度まで工数を圧縮することができました。

宮地氏:実装スピードが速くなったと感じますし、二人からも今までと感触が違うと聞いています。何よりデータ抽出がスピーディーだと感じています。

Q:CData の問い合わせ(サポート)対応についてはいかがでしたでしょうか?

佐藤氏:日次で1アプリにつき数万件のデータを扱うということもあって、ミーティングの中でkintone API の制約について質問させていただいたのですが、その場でCData kintone JDBC Driver の内部動作について説明いただけて、技術的な質問にもしっかり対応いただける、信用できるなという印象を受けました。

Q:よろしければ今後の展開をご共有いただけますでしょうか?

佐藤氏:AWS Lambda を用いて行っているデータ連携がまだあるので、それらを順次IICS やCData 製品などで置き換えていきたいと考えています。

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