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Workday ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなWorkday データに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにWorkday データにアクセスし、Cash Management、Compensation、Financial Management、Payroll などにデータ連携できます。

Power View でのWorkday のデータのインポートとビジュアライズ

Excel でWorkday のデータを使ったデータビジュアライゼーションを作成します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-10-10

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Excel に組み込まれているODBC サポートを使用して、Workday のデータを使用したPower View レポートを素早く作成できます。この記事では、Data リボンからアクセスできるData Connection Wizard を使用して、Workday をPower View レポートにインポートする方法を説明します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Workday をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにWorkday のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてWorkday の接続を設定、2.Power View 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとWorkday への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからWorkday ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

未指定の場合は、初めにODBC DSN で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。

Workday 接続プロパティの取得・設定方法

ここでは、4つのWorkday API の接続パラメータを設定する方法、およびTenant とBaseURL を取得する方法について説明します。必要なAPI のパラメータが設定され、カスタムOAuth および / またはAzure AD API クライアントを作成したら、接続の準備は完了です。

接続の前提条件

API / 前提条件 / 接続パラメータ
WQL / WQL サービスを有効化(下記参照) / ConnectionTypeWQL
Reports as a Service / カタログレポートの設定(ヘルプドキュメントの「データアクセスのファインチューニング」参照) / ConnectionTypeReports
REST / 自動で有効化 / ConnectionTypeREST
SOAP / 自動で有効化 / ヘルプドキュメントのWorkday SOAP API への認証を参照

BaseURL およびTenant の取得

BaseURL およびTenant プロパティを取得するため、Workday にログインしてView API Clients を検索します。 この画面では、Workday はBaseURLTenant の両方を含むURL であるWorkday REST API Endpoint を表示します。

REST API Endpoint のフォーマットは、 https://domain.com/subdirectories/mycompany です。ここで、

  • https://domain.com/subdirectories/BaseURL です。
  • mycompany(URL の最後のスラッシュの後の部分)はTenant です。

例えば、REST API エンドポイントがhttps://wd3-impl-services1.workday.com/ccx/api/v1/mycompany の場合、 BaseURLhttps://wd3-impl-services1.workday.com であり、Tenantmycompany です。

WQL サービスを有効化

Workday WQL API を介して接続するには、はじめにWQL Service を有効にする必要があります。

  1. Workday を開きます。
  2. 検索バーにView Domain と入力します。
  3. プロンプトにWorkday Query Language と入力します。
  4. Allowed Security Group Types のいずれかに、接続するユーザーが含まれていることを確認します。

Workday への認証

Basic 認証以外のほとんどのWorkday 接続では、認証のためにOAuth ベースのカスタムAPI クライアントアプリケーションを作成する必要があります。これには、ユーザーがAzure AD 資格情報を介して接続するエンタープライズインストールも含まれます。 Workday への認証につての詳細は、ヘルプドキュメントの「Workday への認証」セクションを参照してください。

DSN を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって返される行数が制限されるので、ビジュアライゼーション・レポートのデザイン時のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

Data Connection Wizard で接続

以下のステップに従って、Excel のData Connection Wizard からDSN に接続します。

  1. [Data]タブで、[From Other Sources]->[From Data Connection Wizard]とクリックします。
  2. [Data Connection Wizard]で[ODBC DSN]オプションを選択します。
  3. リストから[ODBC DSN for Workday]を選択します。
  4. 操作するテーブルを選択します。

    複数のテーブルをインポートする場合は、[Connect to a specific table]オプションの選択を解除します。データソースに接続したら、複数のテーブルを選択できます。[Finish]をクリックして[Data Connection Wizard]を閉じた後、[Select Table]ダイアログで[Enable selection of multiple tables]オプションを選択します。

  5. [Import Data]ダイアログで、データのインポート先を選択します。例えば、[Table]オプションと[Existing worksheet]オプションを選択します。次に、結果を出力するワークシートのセルをクリックします。
  6. [Insert]->[Power View]とクリックして新しいPower View レポートを作成します。

テーブルの作成

テーブルは、チャートやその他のデータの表現の開始点です。テーブルを作成するには、フィールドリストでカラムを選択します。テーブル名とカラム名をビューにドラッグアンドドロップすることも可能です。

A table with a filter applied.(Salesforce is shown.)

データのビジュアライゼーションを作成

[Design]タブで、テーブルをチャートやその他のビジュアライゼーションに変更できます。

The table of data represented as a stacked bar chart.(Salesforce is shown.)

Workday からPower View へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。