こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Informatica Cloud を使うと、抽出、変換、読み込み(ETL)のタスクをクラウド上で実行できます。Cloud Secure Agent およびCData JDBC Driver for WaveFinancial を組み合わせると、Informatica Cloud で直接Wave Financial のデータにリアルタイムでアクセスできます。この記事では、Cloud Secure Agent のダウンロードと登録、JDBC ドライバーを経由したWave Financial への接続、そしてInformatica Cloud の処理で使用可能なマッピングの生成について紹介します。
Informatica Cloud Secure Agent
JDBC ドライバー経由でWave Financial のデータを操作するには、Cloud Secure Agent をインストールします。
- Informatica Cloud の「管理者」ページに移動します。
- 「ランタイム環境」タブを選択します。
- 「Secure Agent のダウンロード」をクリックします。
- 「インストールトークン」の文字列を控えておきます。
- クライアントマシンでインストーラーを実行し、ユーザー名とインストールトークンを入力してCloud Secure Agent を登録します。
NOTE:Cloud Secure Agent の全サービスが立ち上がるまで、時間がかかる場合があります。
Wave Financial JDBC Driver への接続
Cloud Secure Agent をインストールして実行したら、JDBC ドライバーを使ってWave Financial に接続できるようになります。はじめに「接続」タブをクリックし、続けて「新しい接続」をクリックします。接続するには次のプロパティを入力します。
- 接続名:接続の名前を入力(例:CData Wave Financial Connection)。
- タイプ:「JDBC_IC (Informatica Cloud)」を選択。
- ランタイム環境:Cloud Secure Agent をインストールしたランタイム環境を選択。
- JDBC 接続URL:Wave Financial のJDBC URL に設定。URL は次のようになります。
jdbc:wavefinancial:InitiateOAuth=GETANDREFRESH;
Wave Financial 接続プロパティの取得・設定方法
Wave Financial は、データに接続する手段として、API トークンを指定する方法とOAuth 認証情報を使用する方法の2つを提供しています。
API トークン
Wave Financial API トークンを取得するには:
- Wave Financial アカウントにログインします。
- 左ペインのManage Applications に移動します。
- トークンを作成するアプリケーションを選択します。最初にアプリケーションを作成する必要がある場合があります。
- API トークンを生成するには、Create token をクリックします。
OAuth
Wave Financial はOAuth 認証のみサポートします。すべてのOAuth フローで、この認証を有効にするにはAuthScheme をOAuth に設定する必要があります。
ヘルプドキュメントでは、以下の3つの一般的な認証フローでのWave Financial への認証について詳しく説明しています。
- デスクトップ:ユーザーのローカルマシン上でのサーバーへの接続で、テストやプロトタイピングによく使用されます。組み込みOAuth またはカスタムOAuth で認証されます。
- Web:共有ウェブサイト経由でデータにアクセスします。カスタムOAuth でのみ認証されます。
- ヘッドレスサーバー:他のコンピュータやそのユーザーにサービスを提供する専用コンピュータで、モニタやキーボードなしで動作するように構成されています。組み込みOAuth
またはカスタムOAuth で認証されます。
カスタムOAuth アプリケーションの作成についての情報と、組み込みOAuth 認証情報を持つ認証フローでもカスタムOAuth アプリケーションを作成したほうがよい場合の説明については、ヘルプドキュメント の「カスタムOAuth
アプリケーションの作成」セクションを参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、Wave Financial JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。.jar ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから.jar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.wavefinancial.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
- JDBC Jar ディレクトリ:JDBC ドライバーがインストールされたディレクトリ(Windows の場合、デフォルトではC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for WaveFinancial\)直下のlib フォルダに設定。
- JDBC Driver Class Name:cdata.jdbc.wavefinancial.WaveFinancialDriver に設定。
- ユーザー名:プレースホルダーの値に設定(Wave Financial がユーザー名を必要としないため)。
- パスワード:プレースホルダーの値に設定(Wave Financial がパスワードを必要としないため)。
Wave Financial のデータマッピングの作成
Wave Financial への接続設定が完了し、Informatica のどのプロセスでもWave Financial のデータにアクセスできるようになりました。以下の手順で、Wave Financial から別のデータターゲットへのマッピングを作成します。
- 「データ統合」ページに移動します。
- 「新規」をクリックし、「マッピング」タブを開くと表示される「マッピング」を選択します。
- 「ソース」ノードをクリックし、表示されるプロパティの「ソース」タブで「接続」と「ソースタイプ」を設定します。
- 「選択」をクリックして、表示されるテーブル一覧からマッピングするテーブルを選択します。
- 「フィールド」タブで、Wave Financial テーブルからマッピングするフィールドを選択します。
- 「ターゲット」ノードをクリックし、ターゲットソース、テーブル、およびフィールドを設定します。「フィールドマッピング」タブで、ソースフィールドをターゲットフィールドにマッピングします。
マッピングの設定が完了し、Informatica Cloud でサポートされている接続とリアルタイムWave Financial のデータの統合を開始する準備ができました。CData JDBC Driver for WaveFinancial の30日の無償評価版をダウンロードして、今日からInformatica Cloud でリアルタイムWave Financial のデータの操作をはじめましょう!