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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for UMSaaSCloud を使えば、PowerShell からUM SaaS Cloud のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for UMSaaSCloud およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でUM SaaS Cloud への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
デフォルトでは、本製品は本番環境に接続します。UMSaaSCloud sandbox アカウントを使用するには、UseSandbox をtrue に設定します。ユーザー / パスワード認証を使用している場合は、User にsandbox のユーザー名を設定してください。
UM SaaS Cloud は、Basic、OAuth、OAuthJWT(コンシューマーキー)など、複数の認証方式をサポートしています。ここではBasic 認証について説明します。認証情報の詳しい取得方法や他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。
Basic 認証は、セキュリティトークンとユーザー資格情報の使用に基づきます。Basic 認証を使用するには、AuthScheme をBasic に、User とPassword をログイン資格情報に設定し、SecurityToken を設定します。
デフォルトではSecurityToken が必要ですが、UM SaaS Cloud で信頼できるIP アドレスの範囲を設定することで、オプションにすることができます。
モジュールのインストール:
Install-Module UMSaaSCloudCmdlets
UM SaaS Cloud への接続:
$umsaascloud = Connect-UMSaaSCloud -AuthScheme $AuthScheme -User $User -Password $Password -Security Token $Security Token
取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-UMSaaSCloud -Connection $umsaascloud -Table "Account"
Invoke-UMSaaSCloud cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-UMSaaSCloud -Connection $umsaascloud -Query 'SELECT * FROM Account WHERE Industry = @Industry' -Params @{'@Industry'='Floppy Disks'}
戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
UM SaaS Cloud、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、UM SaaS Cloud のリソース(Account)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Account" -Columns $columns -Values $values
}
一度PowerShell でUM SaaS Cloud とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-UMSaaSCloud -Connection $umsaascloud -Table "Account" | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Account" -Columns $columns -Values $values
}
別のPowerShell モジュールで、UM SaaS Cloud を別のデータベースに複製する場合、Select-UMSaaSCloud cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
これで、UM SaaS Cloud のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでUM SaaS Cloud のデータをMySQL から使うことができるようになります。