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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
CData API Server と ADO.NET Provider / JDBC Driver for UMSaaSCloud を使って、AI アシスタントPEP(https://pep.work/) から UM SaaS Cloud に接続して、チャットボットでリアルタイムUM SaaS Cloudデータを使った応答を可能にする方法を説明します。
次のステップに従い、セキュアな REST API サービスを立ち上げます
API Server はサーバー上で稼働します。Windows 版は、製品に組み込まれているスタンドアロンのサーバーかIIS に配置して稼働させることができます。Java 版では、Java servlet コンテナにAPI Server のWAR ファイルを配置します。 デプロイの詳細は製品ヘルプを参照してください。API Server を Microsoft Azure、 Amazon EC2、Heroku にデプロイする方法はKB に記事があります。
API Server の管理コンソールで[設定]→[接続]から新しい接続を追加してUM SaaS Cloud を追加します。
UM SaaS Cloud のアイコンがデフォルトのAPI Server の接続先にない場合には、API Server がJava 版の場合はJDBC Drivers、API Server がWindows 版の場合はADO.NET Data ProvidersからUM SaaS Cloud ドライバーをAPI Server と同じマシンにインストールして、API Server を再起動します。
UM SaaS Cloud への接続に必要な認証情報を入力します。接続のテストを行い、接続を確認して、設定を保存します。
デフォルトでは、本製品は本番環境に接続します。UMSaaSCloud sandbox アカウントを使用するには、UseSandbox をtrue に設定します。ユーザー / パスワード認証を使用している場合は、User にsandbox のユーザー名を設定してください。
UM SaaS Cloud は、Basic、OAuth、OAuthJWT(コンシューマーキー)など、複数の認証方式をサポートしています。ここではBasic 認証について説明します。認証情報の詳しい取得方法や他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。
Basic 認証は、セキュリティトークンとユーザー資格情報の使用に基づきます。Basic 認証を使用するには、AuthScheme をBasic に、User とPassword をログイン資格情報に設定し、SecurityToken を設定します。
デフォルトではSecurityToken が必要ですが、UM SaaS Cloud で信頼できるIP アドレスの範囲を設定することで、オプションにすることができます。
接続を確立後、[設定]→[リソース]の画面で からREST API として公開するエンティティを選択します。
[設定]→[ユーザー]からAPI にアクセスできるユーザーの認証設定を行います。API Server はトークンでの認証を行うことができます。 IP アドレスでAPI へのアクセスを制限することも可能です。デフォルトではローカルマシンからのアクセスのみが許可されています。SSL の設定も可能です。
オンプレミスRDB やExcel/CSV などのファイルのデータを使用する場合には、API Server のCloug Gateway / SSH ポートフォワーディングが便利です。是非、Cloud Gatway の設定方法 記事を参考にしてください。
前項まででAPI ができたので、ここからはPEP 側での設定作業です。
PEP 側ではあらかじめSlack などのアプリケーションを構成しておきます。ここにAPI Server をコールするAI アシスタントのシナリオを追加していきます。
具体的にAPI連携を含めたシナリオを作っていきます。
これで保存すると、API ノードが使えるようになります。
最後に後続の対話ノードを構成し、取得した検索結果を表示します。
対話ノードの応答文には、以下のような文章を埋め込みます。
検索結果は以下のとおりです。
{% for item in state.scenario_4.api_response.film_search.value %}
フィルムID:{{ item.FID }}
タイトル : {{ item.title }}
値段:{{ item.price }}
カテゴリー:{{ item.category }}
俳優: -----
{% endfor %}
ここでポイントになるのは、API Server から受け取るJSONのレスポンスの分解方法です。
API Server のレスポンスはオブジェクト直下にvalueという配列要素があり、このレスポンスは「{{state.scenario_4.api_response.film_search.value}}」の形でアクセスできます。
設定イメージ:state.シナリオID.api_response.APIノード名.value
これを「FOR」での繰り返し処理で取得して、文章として表示する仕組みになっています。
これで設定は完了です。実際に動かしてみると、UM SaaS Cloud →API Server → PEP 経由でデータを取得して表示していることがわかるかと思います。
CData API Server は、無償版および30日の無償トライアルがあります。是非、API Server ページ から製品をダウンロードしてお試しください。