Slingshot でSmartHR のデータ連携してダッシュボードを作成
デジタルワークプレイスSlingshot のダッシュボードでSmartHR のデータにCData Connect Server を使ってリアルタイム連携するレポートを作成。
杉本和也
リードエンジニア
最終更新日:2022-10-28
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Slingshot はインフラジスティックス社が提供するオールインワンのデジタルワークプレイスサービスです。この記事では、CData Connect Server を経由してSlingshot からSmartHR に連携するダッシュボードを作成する方法を説明します。
CData Connect Server は、SmartHR のデータのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、Slingshot からリアルタイムにSmartHR のデータへ連携することができます。
SmartHR の仮想OData API エンドポイントを作成
まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。
- CData Connect Server にログインして、Databases をクリックします。
- 利用できるデータソースアイコンから"SmartHR" を選択します。
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SmartHR に接続するために必要なプロパティを入力します。
SmartHR に接続するには、SmartHR API トークンとTenantId が必要です。API トークンはSmartHR
のアプリケーション統合ページで生成できます。トークンを取得したら、ProfileSettings API Key 接続プロパティに指定してください。TenantId は自身のSmartHR ページのURL「https://1234567890.smarthr.jp/」で確認できます(ここでは「1234567890」)。もしSandbox 環境を使用する場合は、接続プロパティにUseSandbox=true
を設定してください。
次に、プロファイルをダウンロードしてドライバーがアクセス可能な場所に配置します。こちらからプロファイルをダウンロードして、「C:/profiles/」 などに設置してください。
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Test Database をクリックします。
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Permission -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
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API タブをクリックして OData API エンドポイントが生成されていることを確認します。
コネクションとOData エンドポイントを設定したら、Slingshot からSmartHR のデータに接続できます。
Slingshot にデータソースを追加する
CData Connect Server の設定が完了したら、Slingshot 側に接続設定を追加しましょう。
- Slingshot の対象のワークスペースに移動して「データソース」タブに移動し「+データソース」をクリックします。
- データソースの一覧から利用したいサービスを選択します。ここで先程CData Connect Server で設定したOData エンドポイントの接続を追加します。
- 「URL」にOData エンドポイントのURL を指定し「先制認証を使用する」にチェックを入れます。その上で「資格情報」を追加しましょう。
- 資格情報の種類は「汎用資格情報」になります。合わせてCData Connect Server のユーザー名を入力し、パスワードには先程生成したトークンを入力します。
- あとは「データソースの追加」をクリックすれば、データソースの接続設定は完了になります。
ダッシュボードを作成する
すべての準備が整ったのでSmartHR のデータを活用してダッシュボードを作成していきましょう。
- 「ダッシュボード」タブに移動して「+ダッシュボード」をクリックします。
- 先程追加したCData Connect Server へのOData フィードデータソースが表示されるので、これを選択します。
- すると、事前にCData Connect Server 上で登録しておいたテーブルの一覧がエンティティのセットとして表示されるので、任意のエンティティを選択しましょう。
- これでSlingshot 上に対象のデータがシームレスに読み込まれます。あとは可視化するためのラベルや値を選択することで、以下のように簡単にビジュアライズが実施できます。
このように、CData Connect Server を経由することで、API を意識することなくSlingshot でダッシュボードを作成できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。