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CData Connect

MotionBoard からSAP Fieldglass のデータに連携してダッシュボードを作成

国産BI のMotionBoard からCData Connect Server を使ってSAP Fieldglass のデータにリアルタイム連携するレポートを作成。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2024-01-12

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

MotionBoard は、ウイングアーク1st 社が提供する人気のBI ダッシュボードツールです。この記事ではMotionBoard で、SAP Fieldglass のデータをCData Connect を通じてシームレスに統合利用する方法を説明します。

ホスティング型の連携プラットフォームであるConnect Server は、BI ツールや分析ツールとの使用に理想的です。サーバーの構成やデータプロキシのセットアップをすることなく、Web ベースのUI を使用してSAP Fieldglass の仮想データベースを作成し、MotionBoard から接続してリアルタイムSAP Fieldglass のデータを使った分析を開始できます。

ホスティングについて

MotionBoard からCData Connect Server に接続するには、利用するConnect Server インスタンスをネットワーク経由での接続が可能なサーバーにホスティングして、URL での接続を設定する必要があります。CData Connect がローカルでホスティングされており、localhost アドレス(localhost:8080 など)またはローカルネットワークのIP アドレス(192.168.1.x など)からしか接続できない場合、MotionBoard はCData Connect Server に接続することができません。

クラウドホスティングでの利用をご希望の方は、AWS MarketplaceGCP Marketplace で設定済みのインスタンスを提供しています。


SAP Fieldglass のデータの仮想データベースを作成する

CData Connect Server は、シンプルなポイントアンドクリックインターフェースを使用してデータソースに接続し、データを取得します。まずは、右側のサイドバーのリンクからConnect Server をインストールしてください。

  1. Connect Server にログインし、「CONNECTIONS」をクリックします。 データベースを追加
  2. 一覧から「SAP Fieldglass」を選択します。
  3. SAP Fieldglass に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    接続には、UsernamePasswordAPIKeyEnvironmentURL の接続プロパティが必要です。

    APIKey は、SAP API Business Hub にログインして、「GET API Key」をクリックします。

    コネクションを設定(Salesforce の場合)。
  4. Test Connection」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー) を追加します。

仮想データベースが作成されたら、MotionBoard を含むお好みのクライアントからSAP Fieldglass に接続できるようになります。

MotionBoard からSAP Fieldglass のデータに接続してダッシュボードを作成

MotionBoardの「システム設定 → 接続/認証 → 外部接続」から新しい外部接続を作成します。ここでのポイントは、接続先タイプはSQL Server を選択します。

  • 外部接続名:任意(例:CDataConnect)
  • 接続先タイプ:SQL Server
  • 中継サービス:使用しない

外部接続の基本情報タブにて以下内容をセットします。

  • 外部接続名:任意(例:CDataConnect)
  • 接続先タイプ:SQL Server
  • 接続先タイプ:SQL Server 4.0(JDBC)
  • 中継サービス:使用しない
  • サーバー名:xxx.cdataconnect.com
  • ポート : 14333
  • データベース名 : 先ほどConnect Server で作成した接続先データソース名(例:SAP Fieldglass1)
  • ユーザー名 : Connect Server のユーザー名(メールアドレス)
  • パスワード : パーソナルアクセストークン
基本情報エリアの最下部に「接続確認」ボタンをクリックして外部接続の確認が取れることを確認します。

「データソース」タブを開き、SAP Fieldglass 内のテーブルが一覧に表示されることを確認できます。ここまで確認できたら「保存」ボタンで外部接続定義を保存して閉じます。

「ボード新規作成」から新しいボードを作成します。

アイテムウィザードのDS1の接続先に上記の外部接続定義で作成した接続(本例では Cdata Connect)を選択します。次に、左側のデータベースにSAP Fieldglass のテーブルリストが表示されますので、使用するテーブルを選択します。右側にDealsテーブル内のデータがプレビューされます。

ウィザードを次に進み、作成するアイテムにチャートを選択して、「次へ」をクリックします。データソース エディタが起動します。左側の項目一覧から可視化したい項目を行項目・列項目・集計項目にセットします。もうRDB やCSV などのデータソースを扱う場合と同じ操作でビジュアライズを作成できます。あとは、おすすめチャートから適切なチャート種類を選択します。

おわりに

このように、CData Connect Server を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにMotionBoard でデータを可視化できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。

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